仮想通貨コインベースが提携
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは、世界最大級のeスポーツ団体「ESL(Electronic Sports League)」とパートナーシップを締結した。
ESLはゲームのプレイヤーやファン、解説者の経済圏に長期的な安定をもたらすため、先進的な取り組みを行うことを目標の1つに掲げている。この目標に取り組むためにコインベースはサポートすると説明されており、仮想通貨に関してファンらが学べるようにするための支援などを行う。
Today we're happy to announce our new exciting partnership with @coinbase 👏
— ESL StarCraft 2 (@ESLSC2) July 6, 2021
💙 Welcome to the ESL StarCraft family! https://t.co/9ayPxmkrAg pic.twitter.com/y3IJikIbjr
2000年設立のESLは、業界で最も歴史のあるeスポーツ団体だ。ドイツを拠点にしながら、今年は北米や欧州などで大会を予定。日本でも公式ホームページが開設されている。
コインベースは今回、仮想通貨取引所としてESLのオフィシャルパートナーとなる。具体的には、これから開催されるプロゲーミングツアーの「StarCraft II」 、「WarCraft III」、「Intel® Extreme Masters Katowice 2022」において、オフィシャルパートナーを務めるという。現在ESLのオフィシャルパートナーになっているのはコインベースとeコマース大手Shopifyの2社だ。
ESLのイベントは、コロナ禍でオンラインで開催されているため、今年は完全にライブイベントへ移行したいと考えているという。ライブイベントを実現するためにも、コインベースとShopifyはサポートを行うとしており、今後の具体的な取り組みに注目が集まっている。
仮想通貨とeスポーツ
最近は仮想通貨とeスポーツに関係したパートナーシップが少しずつ増えてきた。コインベースは今年4月、欧州拠点のプロeスポーツリーグ「BLAST Premier」のスポンサーを務めることが発表されている。
このパートナーシップは、ゲームの放送時にスポンサー欄などにコインベースのロゴを表示し、eスポーツやゲームに関心のある人に、仮想通貨をもっと身近に感じてもらうようにすることが狙い。コインベースがBLAST Premierのスポンサーを務めるのは、6月20日まで開催されるリーグ戦までとされていた。
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また、先月には大手取引所FTXが、米プロeスポーツ組織「TSM」の命名権を2.1億ドル(約230億円)で獲得。命名権獲得に伴い、TSMチームの公式サイトやツイッターのロゴ、チームのユニフォームなどにも「FTX」のロゴと文字が加えられており、eスポーツでの露出度が増えることになった。
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さらに先月には、大手分散型取引所(DEX)Uniswapが、欧州の名門eSportsチーム「Team Secret」と提携し、公式スポンサーになったことも分かっている。
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