はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨交換所ShapeShift、自律分散型組織(DAO)へ移行──大規模エアドロップも予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

自律分散型組織(DAO)へ移行

暗号資産(仮想通貨)取引サービスを提供するShapeShiftは企業としての運営を終了し、FOXトークン保有者が管理する自律分散型組織(DAO)へと移行することが分かった。

ShapeShiftは今まで、ノンカストディアルな仮想通貨取引サービスを提供してきた。これからはDeFi(分散型金融)のビジョンに基づき、コミュニティが所有・管理する仮想通貨プラットフォームへと進化するという。同社が利用するコードや技術は、今後数カ月でオープンソース化するとした。

ノンカストディアルとは

取引所などの中央管理組織ではなく、ユーザー自身がウォレットの秘密鍵を管理すること。

▶️仮想通貨用語集

ShapeShiftは2014年に設立された仮想通貨取引サービス企業。同社のErik Voorhees最高経営責任者(CEO)は以前、「中央集権的プラットフォームがパスポートデータや、銀行書類、社会保証番号などの個人情報を保管することは、データ盗難やハッキング攻撃に対する脆弱性につながる可能性がある」と指摘していた。

関連仮想通貨取引所 中央集権 VS 非中央集権 :取引プラットフォームの脆弱性

また今年1月、同社のプラットフォームから分散型取引所(DEX)を利用できるサービスを発表した際には、「中央集権化された取引所はブラック・ボックスだ」と主張。

そう主張する理由について、「外部から監査する方法がなく、運営者やデータを扱う関係者を必然的に信用しなくてはならない」と述べ、「我々の目的はユーザーを守り、金融システムに透明性をもたらすことだ」と説明している。その際、DEX以外の取引サービスは、2021年内には終了する予定だと述べていた。

関連ShapeShift、直接分散型取引所に接続できる新サービス発表

これからShapeShiftは、分散化された取引サービスを提供するDAOへと移り変わる。「DAO」は「Decentralized Autonomous Organization」の略で、中央管理者が存在せず、自律的に機能する組織を指す。

関連米ワイオミング州、自律分散型組織(DAO)の法人化法案が成立

Voorhees氏は仮想通貨メディアCoinDeskに対し、「これから4カ月から12カ月の間に、ShapeShiftは、従業員もCEOもいない組織に変わる」と説明したという。

FOXトークンの配布

DAOへ移行するのに先立って、今回はFOXトークンの大規模なエアドロップ(無料配布)を行うことも発表。仮想通貨業界の歴史で最大規模のエアドロップだと主張しており、100億を超えるFOXトークン保有者に資格があるとしている。

対象者となる資格や、取引量などに応じた配分量の詳細も公開。ShapeShiftの顧客に加え、UniswapやSushiSwapといったDEXなど、DeFiサービスのユーザーも対象になると説明した。

またエアドロップだけでなく、FOXトークン所有者が、さらにFOXトークンを受け取れる「FOX Liquidity Mining」を実施。対象となる条件は、以下の内容だ。

    1. 「Uniswap V2」のプラットフォームで、FOXトークンとイーサリアム(ETH)のプールに流動性を提供している。
    2. かつ・または、ウォレットに「FOX-ETH-UNI」のLP(流動性提供者)トークンを保有している。

「FOX Liquidity Mining」の対象者には1,576万8,000枚のFOXトークンを比例配布。日本時間17日1時から3カ月間行い、その後も継続するかはガバナンスメンバーが決めるとしている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。
09/14 日曜日
16:00
DeFiが抱える最大の課題は? トークン化時代見据えソラナ財団らが議論|WebX2025
WebX2025でソラナ財団やBNBチェーンからDeFiの専門家が集いパネルセッションを行った。現在の課題やトークン化などの潮流、今後の各プロジェクトの展望を議論した。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのBTC年内20万ドル到達予測やDOGEのETF上場計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週FOMCの焦点は? テクニカル的な買いがビットコイン相場を押し上げる可能性|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による今週のビットコイン週次レポート。米雇用統計の大幅下振れとインフレ鈍化を受けFRB利下げ期待が高まり、BTC円は8月23日ぶりに1700万円を回復した。来週のFOMCでは年内3回の利下げ織り込みと政策金利見通し下方修正が焦点。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|新経連の仮想通貨税制改正提言に高い関心
今週は、トークン化されたポケモンカードのブーム、ナスダックのトークン化株式の取引承認申請、一般社団法人新経済連盟の仮想通貨税制改正提言に関する記事が最も関心を集めた。
09/13 土曜日
15:00
日本のRWAトークン化の最前線、市場の特徴や展望は?|WebX2025
日本のRWAトークン化市場についてWebXでディスカッションが行われた。最前線にいるプレイヤーを招き、市場の特徴や展望、制度上の課題などについて話してもらった。
10:35
ビットコイン上昇鈍化、株との相関崩れる:トレジャリー企業動向と利下げ観測が焦点|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは上値の重い推移を続けている。米株価指数や金(ゴールド)が最高値圏に位置している一方で、ビットコインは上昇に伸び悩んでいる。その背景は?
10:00
コインベース、SECの文書破棄を問題視 裁判所に制裁求める 
仮想通貨取引所コインベースが米証券取引委員会の公文書破棄を問題視し、連邦裁判所に制裁措置を求めた。ゲンスラー前委員長のメッセージが破棄されていたことが監査で判明した。
09:45
Blockstreamら3社、東京で非公開のイベント開催
仮想通貨ビットコインのインフラ開発企業Blockstreamらは東京で非公開のイベントを開催。テーマは「ビットコインとRWAでアジアの金融変革を推進する」である。
08:40
イーサリアム、機関投資家需要拡大でオンチェーン活動が過去最高水準到達
Cryptoquantの最新レポートによると、イーサリアムは機関投資家の需要拡大により強固な上昇サイクルを示している。
07:10
ポリマーケット、90億ドル評価で資金調達検討 チェーンリンク提携も
予測市場プラットフォームのポリマーケットが90億ドル評価での資金調達を検討している。競合のカルシも50億ドル評価での調達を進めており、両社の成長が加速している。
06:30
WLFI、トークンバーン提案で99%の賛成票を獲得
ワールド・リバティ・フィナンシャルがWLFIトークンの買い戻し・バーン提案を発表した。現在99.57%の賛成票を獲得し、流通量減少によるパフォーマンス改善が期待される。
06:10
ジェミニがナスダック上場実現、ウィンクルボス兄弟はビットコイン100万ドル到達を予想
ウィンクルボス兄弟の仮想通貨取引所ジェミニがIPO上場を果たした。株価は28ドルから40ドル超に上昇し、ビットコイン100万ドル予想も発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧