Uniswapに続く採用
イーサリアム基盤のDeFiアグリゲーター『1inch Network』がL2(セカンドレイヤー)ソリューション「Optimistic Ethereum」でローンチしたことがわかった。
Optimistic Ethereumとは
Optimistic Ethereumは、イーサリアムのスケーリング基盤技術「optimistic rollup」を利用しセカンドレイヤーソリューションを開発する「Optimism」が、7月に正式にメインネットする予定のスケーリングソリューション。現在はアフファ版として利用される。
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1inch NetworkはUniswapやSushiswap、Aave、CompoundなどさまざまなDeFiプロトコルから流動性を集結するプラットフォーム。総出来高は7.5兆円を超えており、ユーザー数が約55万に達しているという。
Optimistic Ethereumの採用はガス代や処理スピードを改善することが目的で、7月にUniswapが第一号としてOptimistic Ethereumでソフトローンチした事例がある。
1inchの共同創設者Sergej Kunz氏は発表で、「L2の採用ではトランザクションスピードを大幅に引き上げる効果が見込める」とコメントした。
現在、1inchはイーサリアムメインネットのほか、ポリゴン(Matic)とバイナンススマートチェーン(BSC)上でも稼働している。
また、今後はイーサリアムL2のArbitrumとzkSync、そしてソラナ(SOL)やAvalanche(AVAX)、Nearといったオルタナティブブロックチェーンの導入も目論んでいると、Kunz氏は明かした。