バイナンス、銀行への米ドル出金を再開 米国版バイナンスに新社長就任

SWIFTの米ドル出金を再開

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは9日、SWIFTでの米ドル出金を再開した。

SWIFTとは

SWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)は、銀行間の国際送金を可能にする通信ネットワークを提供する非営利法人。世界200ヵ国以上の11,000以上の金融機関を接続しており、40億以上の金融口座に送金サービスを提供している。

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SWIFTの対応が再開されたことで、顧客はバイナンスの口座から銀行口座へ米ドルを送金することができる。

バイナンスが米Silvergate銀経由のSWIFTによる米ドルの入出金対応を中止したのは6月だった。中止については具体的な理由は明かされていない。

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米国版バイナンスに新社長

米国版バイナンスは9日、新社長が就任したことを発表した。

新たにBinance.USの社長に就いたのはBrian Shroder氏。Shroder氏は、中国巨頭アリババ傘下のAnt Groupの元ストラテジスト・ビジネス開発の役員、Uberのアジア太平洋のストラテジーおよびビジネス開発の責任者を務めた経験を持つ人物だ。

Binance.USの元CEO、Brian Brooks氏は8月に、『戦略的方向性が違う』ことを理由に辞任。当時は、本家バイナンスが米国以外の複数の国で規制違反として警告を受けている状況を投資家らに懸念されている状況に置かれ、Brooks氏が100億円超(1億ドル)を調達するのに失敗したことが辞任の理由だったと報じられた。

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資金調達は株式上場(IPO)に関係しており、当時の報道でバイナンスのCZ氏は「トップレベルの投資家からの関心度は依然として高い」と話し、資金調達の早期完了に期待感を示したという。

Shroder氏は就任に際し、「IPOに向けて今後投資コミュニティに関する情報を共有することが楽しみだ」、と今もIPOの準備が進められていることを示唆した。

また、Brian Shroder氏の兄弟であるMatt Shroder氏もバイナンスファミリーに入り、バイナンスシンガポールのグローバルマーケットチームのVPを務めることになった。

現在、Sam CEOが率いる取引所FTXなどが世界シェアを拡大しており、バイナンスは大手企業での役員経験のある人材を起用し、アジアなどの地域で競争力を強化する狙いがあるとみられる。

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