はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国大手EC運営アリババ、仮想通貨のマイニングマシンを販売禁止へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アリババがマイニングマシン販売中止

中国のEC大手Alibaba(アリババ)は27日、10月8日から、自社プラットフォームでの暗号資産(仮想通貨)マイニングマシンの販売を停止すると発表した。中国の仮想通貨取り締まり強化を受けた動きと見られる。

関連:中国発の悪材料で揺れる仮想通貨市場、ETHやUNIなどDeFiセクターに買いが集まる背景は

アリババは、中国人民銀行や、その他の監督機関が最近「ビットコインのリスク防止に関する通達」などを行い、仮想通貨活動に対して新たに禁止令を出したことに言及。公式アナウンスで次のように述べた。

Alibaba.comは、ビットコイン(BTC)、ライトコイン(LTC)、BeaoCoin、QuarkCoin(QRK)、イーサリアム(ETH)などの仮想通貨の販売禁止に加えて、仮想通貨マイニングマシンの販売も禁止する。

これには以下が含まれる。

(1)ビットコインマイニングマシンなど、仮想通貨を入手するためのハードウェアおよびソフトウェア

(2)マイニングに関するチュートリアルなど、仮想通貨を入手するためのチュートリアルや戦略に関する商品、ソフトウェア

商品カテゴリーで、「ブロックチェーンマイナーアクセサリー」「ブロックチェーンマイナー」という分類は閉鎖され、他のカテゴリーでマイニングマシンを販売することも禁止されるという。

10月8日以降には、Alibaba.comのECプラットフォーム上で、この告知に対して違反があった場合は、その出品者に罰則も適用される。罰則には、店舗のブロック、プラットフォーム機能の利用制限、アカウントの凍結や閉鎖などが含まれる見込みだ。

アリババはQ&Aで、マイニングマシンの販売を主な業務としている店舗には、他のカテゴリーの商品を販売することを推奨している。

また、プラットフォームの広告枠をすでに購入してしまった関連事業者には、広告内容をマイニングに関連しないものにすることを提案、変更できない場合は返金にも応じると説明した。

6月よりマイニングファームに閉鎖措置

中国では、6月より仮想通貨マイニングファームに操業停止命令が出され、すでに国外への移転を準備、実施した企業が多くある。今後は、北米やカザフスタン、ロシアなど中国以外の国でビットコインの採掘量が増加していきそうだ。

関連北米のビットコインマイニング大手5社、7月の採掘量増加 中国規制による恩恵か

アリババの措置をみると、中国で24日に出された新たな仮想通貨禁止の通達により、マイニングマシンの販売自体も行うのが難しい状況になりつつある模様だ。

マイニングプールのサービス停止も報告されている。杭州に位置するイーサリアムの大手マイニングプールSparkpoolは26日、中国と海外の両方でサービスを終了すると発表。F2Poolも、中国向けサービスの停止をユーザーに通知している。

関連イーサリアムの採掘プール、サービス停止続く 中国の取り締まり強化で

マイニングプールとは

各マイナーのハッシュパワーを集め、協力してマイニングを行うために作られた組織的なサーバーのこと。規模が重要なマイニングビジネスで優位に立つために、複数のマイナーが協力してマイニングを行う仕組み。マイニングの貢献度に応じて報酬が支払われる。

▶️仮想通貨用語集

HuobiとBinanceも中国ユーザーの登録停止

また、大手仮想通貨取引所HuobiとBinanceも、トレーダーが中国本土の携帯電話番号を使用して新規アカウントを登録することを中止。Sounth China Morning Postによると、26日時点で香港のユーザーはまだ両プラットフォームで新規登録が可能であると伝えられる。

中国当局は2017年に、国内の取引所に対して法定通貨と仮想通貨の取引を中止するよう命じており、HuobiとBinanceも、拠点を海外に設置することを余儀なくされた経緯があった。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
14:00
ステーブルコインとは|市場規模・取引量・主要銘柄と規制の行方
ステーブルコインとは、価格が安定するよう設計されたデジタル通貨。本記事では仕組み・種類(USDT/USDC/JPYC等)・市場規模・リスク・将来性・国内での買い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
13:50
フィリピン当局、未登録取引所への取り締まり強化 コインベースなどアクセス遮断
フィリピン規制当局が無登録の海外仮想通貨取引所50社へのインターネットアクセス遮断を命じた。コインベースやジェミニも対象になっている。
13:20
ST市場効率化目指す、SBI新生銀行ら6社が新たな決済実証を開始 預金のトークン化で
SBI証券、大和証券、SBI新生銀行ら6社がトークン化預金DCJPYを利用したセキュリティトークンのDVP決済の実証に関する協業を開始した。
13:00
イオレ、仮想通貨レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約開始
東証グロース上場のイオレが暗号資産レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約を開始。年利8%〜、約1万円から利用可能。2026年1月下旬の正式リリースを予定し、事前登録者には4月まで13%の特別料率を適用する。
12:53
ビットコイン準備金とは | 米国・各州の法案動向まとめ
米国のトランプ大統領が「押収したビットコインを含む国家的なBTC準備金を創設する」構想に関する大統領令に署名。アリゾナやテキサスなど複数の州政府もビットコインを“戦略的準備資産”と位置づける法案を審議。連邦と州の両レベルで進むこれら2つの動向に注目が集まっています。
12:50
クシム、社名を「HODL 1」に変更 Web3・仮想通貨トレジャリー事業へ転換
東証スタンダード市場上場のクシムが社名を「HODL 1」に変更すると発表した。Web3・仮想通貨トレジャリー事業を中核とする企業へ転換。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧