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ユーロポールが1.4億円相当の仮想通貨などを押収、東欧ランサムウェア集団から

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

大規模押収

欧州刑事警察機構(ユーロポール)は4日、ウクライナで2つのランサムウェア集団の構成員を逮捕し、1.4億円相当の仮想通貨などの資産を押収したことを発表した。

ユーロポールは、ランサムウェア集団の詳細を公開していないが、2つの集団はランサムウェアの被害者から6.4億円〜90億円の解除費用を強要していたという。

また、今回の逮捕で、仮想通貨(銘柄不明)のほか、現金や高級車などのものも押収しているとした。

今回の捜査協力を行ったのは、ウクライナ、フランス、米国およびインターポールの法的機関で、ランサムウェア捜査・取り締まりにおける国際的協力の事例となる。

5月に発生した米コロニアル・パイプラインとJBSへのランサムウェア攻撃以来、米国は仮想通貨などを身代金に利用したランサムウェア攻撃における国際的捜査の協力を呼びかけている。バイデン米政権は1日、ランサムウェアを含むサイバー攻撃に立ち向かうための大規模な取り組みの一環として、『サイバーセキュリティ月間』を開催し、30ヵ国の当局関係者を招集する計画を発表している。

ランサムウェアとは

ハッキングを仕掛けたうえで、元の状態に戻すことを引き換えに金銭を要求するマルウェアのこと。G7閉幕後、米バイデン大統領と露プーチン大統領は16日、スイス・ジュネーヴで首脳会談を実施し、サイバーセキュリティや一部暗号資産(仮想通貨)を用いるランサムウェア攻撃について議論を交わした。バイデン大統領の就任後、初の会談だった。

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