WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米財務省、制裁体制見直しで仮想通貨を重要視か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

制裁体制の見直しで仮想通貨にも言及

米財務省は18日、制裁体制を見直す報告書を発表。その中で暗号資産(仮想通貨)をリスクと認識する一方で、財務省が仮想通貨コミュニティと連携していく必要性についても触れた。

制裁を担当する財務省の外国資産管理局(OFAC)は15日にも、仮想通貨業界が法令遵守するためのガイダンスを発行したばかりである。取引プラットフォームなどが分析ツールを用いて、制裁対象となっている地域や個人のインターネットアクセスを突きとめることも推奨していた。

関連:米財務省、仮想通貨制裁回避の防止ガイダンスを発表

外国資産管理局(OFAC)とは

英語でThe Office of Foreign Assets Controlで略称はOFAC。米財務省の所属機関。米国の対外・安全保障政策に基づいて、経済制裁の実施を司っている。

▶️仮想通貨用語集

今回の報告書は、イエレン財務長官が開催した公聴会を受けたもので、制裁措置の包括的な見直しが取り決められたことによるものだ。元財務省官僚、国務省、司法省など省庁間の主要パートナー、国会議員、大小の民間企業や金融機関、海外の同盟国政府など、何百人もの関係者が参加して、話し合いを行った結果を反映している。

報告書は、仮想通貨を含むデジタル資産について次のように指摘した。

デジタル通貨、代替決済プラットフォーム、国際取引を隠蔽する新たな手法などの技術革新は、すべて米国の制裁措置の効果を低下させる可能性がある。これらの技術は、悪意のある行為者に、伝統的なドルベースの金融システムの外で資金を保有し、送金する機会を提供する。

また、ドルの世界的な役割を低下させることを目的とした、新しい金融・決済システムを構築しようとする敵対者にも力を与えるものだ。これらのデジタル資産や決済システムを放置すれば、制裁措置の効果が損なわれるリスクがあることを注視している。

財務省は「米国の敵対国や一部の同盟国は、すでに国際取引において、米ドルの使用を減らしている」とも言及しており、米ドルの国際的影響力との関連でも、経済制裁の効力を維持していくことを考慮している模様だ。

「業界との協力や専門知識が必要」

また、報告書は制裁回避リスクの解決策として「(関連業界との)コミュニケーションと協力」が重要だとしている。産業界、金融機関、同盟国、市民社会、メディアとのやり取りを強化し「特にデジタル資産の分野における新しい構成員」と協力していくことの必要性を強調した。

15日にOFACが発行したガイドラインも、業界と提携していく努力の一環であった可能性がある。

さらに、財務省は、制裁の効力を維持するために、適切な専門知識や技術を持たなければならないとも論じており、ここでも仮想通貨に注目している。

「制裁活動の様々な過程全体をサポートするために、進化を続けるデジタル資産と関連サービスの分野についての知識と能力を深めることに投資するべきだ」と方針を示した格好だ。

その他、制裁に関する全体的な方針として「制裁を明確な政策目的に結びつけること」「可能な限り多国間で調整すること」「人道支援などに対する、意図しない影響を軽減すること」も挙げられた。

報告書は、次のように仮想通貨も含む金融イノベーションを「新たな世界の変化」の一つとしている。

米国は世界の変化に直面しているところだ。「金融のイノベーション、世界的な経済活動の変化、新たな地政学的課題」などが、米国の経済力を国家安全保障に利用する方法の見直しを迫っている。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/30 金曜日
21:25
SBI VCトレードとビットバンク、バイナンスの暗号資産流出で顧客資産に影響なし
SBIホールディングスが30日、バイナンスの暗号資産不正流出事案について、子会社各社のバイナンスに対するエクスポージャーは現時点で限定的で、連結業績への影響はないと発表した。SBI VCトレードとビットバンクの顧客資産への影響もない。
19:10
バイナンス、ハッキング調査で複数の侵入箇所が判明
バイナンスは30日夕方、仮想通貨の流出事件で他の侵害箇所が見つかったと公表した。出金サービスは45時間後の再開に向けて予定通りに進んでいるという。
17:29
レジャーに続きトレザーでも不正部品の報告 東南アジア販売店経由
ハードウェアウォレット大手トレザーは30日、東南アジアの販売店クリプトビリスが売ったSafe 5に不正部品が組み込まれていたとの報告を公表。同店で3月以降に購入した利用者に新しいリカバリーフレーズでの資金移動を求めた。レジャーの改ざん事件に続く報告。
16:45
フランス上院、仮想通貨の税務報告枠組み「CARF」合意の法案可決
フランス上院は、仮想通貨の税務情報を各国当局と交換する枠組み「CARF」を承認する法案を可決した。次は国民議会で審議され、成立すれば2027年に交換が始まる見込みだ。
16:44
金融庁、海外8地域の金融制度調査を公表 ステーブルコイン規制も整理
金融庁は30日、米欧中など8カ国・地域の金融制度に関する委託調査を公表した。暗号資産交換業者を扱う節では、米ジーニアス法やMiCA規則、中国が2月に出したRWA禁止の新通知まで、各地の暗号資産・ステーブルコイン規制を整理している。
16:00
ビットコインが冷却局面に、10月(アップトーバー)は4.2%安=クリプトクアント
クリプトクアントが仮想通貨市場の週間レポートを発表。ビットコインの需要縮小と米国勢の買い控えを指摘し短期的な基本シナリオを示した。
15:29
メタプラネットCEO、バイナンス流出受け声明 保有ビットコインは全量コールド保管
仮想通貨取引所バイナンスが影響額約63億ドルのセキュリティ事案を公表したことを受け、メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチCEOがが30日にXで声明を出した。保有ビットコインは全量を規制下のカストディアンでコールドストレージ管理していると説明した。
14:10
約1兆円の不正流出を受けたバイナンス、TRMが北朝鮮の犯行と分析
TRM Labsは、バイナンスから約63.6億ドル相当の仮想通貨が流出した事件を北朝鮮のハッキング部隊TraderTraitorの犯行と分析した。署名基盤侵害の可能性と、凍結を逃れた約24億ドルの現状を整理する。
13:40
バイナンスジャパンが暗号資産入出金を一時停止、ビットフライヤーはバイナンス送金を制限
暗号資産取引所バイナンスジャパンが30日、本家バイナンスで確認された1兆円規模のハッキング事件による顧客資産への影響は現時点で確認されていないと発表した。取引は継続できるが、暗号資産の入出庫は一時停止。
13:25
バイナンス、ハッキング流出額が約1兆円に上る 全額補償を表明
最大手仮想通貨取引所バイナンスが30日、セキュリティインシデントの被害額を推計で約63億ドル(1兆円近く)と発表した。全損失を補償するとし、約30億ドルを凍結済みで、入出金は一時停止している。
12:35
ビットコイン急落、バイナンス1兆円規模の流出で市場に動揺|仮想NISHI
ビットコインは日本時間30日朝、世界最大級の暗号資産取引所Binance(バイナンス)において、1兆円近い規模の暗号資産が不正流出したとみられる事故を受け、大きく下落した。今回の事故は単一の取引所にとどまらず、中央集権型取引所とDeFiが密接に結びついた現在の暗号資産市場において、信用不安がどこまで波及し得るのかを問う事態である。
12:15
ポリゴンの決済ソリューション「オープン・マネー・スタック」、ソラナに対応
ポリゴンは、オープン・マネー・スタックが仮想通貨ソラナのブロックチェーンに対応したことを発表。ソラナ上の企業にとってどのようなメリットがあるのかなどを説明した。
11:10
26年ブロックチェーン収益28%減へ、予測市場とRWAは伸長=調査
仮想通貨投資会社1kxの年次レポートで、2026年のブロックチェーン収益は前年比28%減の約990億ドルと推計された。予測市場やRWA取引が伸び、機関投資家と実体経済に由来する収益が全体の3割に達した。
11:00
米フランクリン、配当をビットコインに再投資するETF2本を上場へ
フランクリン・テンプルトンは29日、米国株と仮想通貨ビットコインを組み合わせ、配当をビットコインに再投資する2本のETFをナスダックに上場すると発表した。株式95%、ビットコイン5%で運用を始める。
10:34
ビットコインノード停止の脆弱性をAI発見 Windows・macOSに影響
ビットコインの主要ノードソフトBitcoin Coreが、Windows・macOSなどで動くノードを停止させうる脆弱性を公表した。修正版は配布済み。LLMによる自動スキャンが見つけ、5日で公表に至った経緯を伝える。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧