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日本を代表する彫刻家の名和晃平氏「White Deer(Oshika)」をNFT販売へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

名和晃平氏の最新作、NFT販売へ

現代アーティストのグローバルマーケットプレイス事業を展開する株式会社TRiCERA(トライセラ)は、著名彫刻家・名和晃平氏の作品「White Deer(Oshika)」をNFT(非代替性トークン)として販売します。

NFTとは「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。高額アート作品の所有権証明や「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集めています。

名和晃平氏は、京都芸術大学の教授を務めるなど、京都を拠点に活動する彫刻家です。

2009年に、創作活動のプラットフォーム「SANDWICH」を設立。近年では、神勝寺の境内に建造したアートパビリオン「洸庭(こうてい)」など、建築系プロジェクトも手がけるほか、2018年には、フランス・ルーヴル美術館の象徴とも言えるピラミッドエリアにて、彫刻作品「Throne」を特別展示した実績があります。

「Throne」 は、玉座をイメージしたという高さ10メートル、重さ3トンに及ぶ黄金の彫刻。”ルーヴル美術館の新星”として、国際的なファッション雑誌「ヌメロ(Numéro)」にも紹介されました。近年ではアートのみならず、ファッション、建築、音楽など多岐に渡るジャンルのプロジェクトを、ディレクターとして作り手とともに推進しています。

White Deer(Oshika)とは

今回販売されるNFT「White Deer(Oshika)」は、日本古来の神話の中で描かれる「神鹿(しんろく)」を現代の技術を用いて再解釈した彫刻作品。

2011年に発生した東日本大震災で大きな被害を受けた「宮城県・石巻市」を舞台に開催された、アート・音楽・食の総合芸術祭「Reborn-Art Festival 2017」にて発表され、野生の鹿が多く生息する宮城県北東部・牡鹿半島の荻浜地区に設置された、全長6メートルを超える巨大なパブリックアートです。

同作品は、石巻市との協議により、2027年まで期間限定での展示予定となっていますが、今回のプロジェクトはそれを恒久的に設置することを目標としているといいます。NFT化した作品を販売することにより、その収益の一部が「Reborn-Art Festival」実行委員会に寄付され、作品の維持管理の費用に充当されます。

パッケージの詳細と販売期間

  1. 3Dデータ(.obj)
  2. ホワイトディアのオリジナルバージョン

  3. 2.コンセプトムービー(.mp4)
  4. 3DデータをベースにしたCG画像

  5. 3.ドキュメンタリー(.mp4)
  6. ホワイトがいる石巻市荻浜のビデオ鹿(おしか)がパブリックアートとして展示されています。

販売期間は、11月12日(金)22:00~11月19日(金)22:00の期間限定です。

関係者のコメント

今回の取り組みに際し、名和氏とTRiCERA社代表取締役社長 井口泰氏はそれぞれコメントを寄せています。

  • 名和晃平氏

今回の取り組みは、新しい時代を迎えた私たちにとって、パブリックアートとは何か、社会彫刻が持つ意味とは何か、という問いかけでもあります。芸術祭やアートスペースがつくられる時、さまざまなプレッシャーと限られた予算のなかでアーティストは可能な限りの挑戦をします。

その場その時にしか生まれ得ない奇跡の塊のような作品たちを、どのように維持管理し次世代に繋ぐのかと考えた時、NFTの持つ社会的な意義や役割が見えてきました。

  • 井口泰氏

日本でも有数のアーティストである名和氏と今回の取り組みを発表できることは非常に光栄に感じております。TRiCERAはNFTの持つ無限の可能性を信じると共にどのように現代アートに取り入れるかを長い間議論しておりました。

名和氏との対話の中でこのプロジェクトが生まれ、社会的に大きな意義があるプロジェクトとなったと思います。

株式会社TRiCERAについて

株式会社TRiCERAは、2018年11月に設立された、現代アートのグローバルマーケットプレイス「TRiCERA ART」を運営する企業。

「TRiCERA ART」は、絵画、彫刻、デジタルアート、写真など様々なジャンルの作品を取り扱っており、今年5月にはNFTアート取引機能の実装を発表しました。

イーサリアムウォレットと連携し、同社と提携している5,000名以上のアーティストの中から選ばれたアーティストによるデジタルアートが購入可能です。画像データ以外にも動画データの作品も取り扱っており、多様な形式に対応したデジタルアートの取引ができます。

同機能の実装に先立ち、同社は4月、ブロックチェーンソフトウェア企業Curvegrid社及び、NFTマーケットプレイスを運営するZora社と技術パートナーシップを締結し、「TRiCERA ART」にNFTの取引機能を統合し、アーティストの利益を最大化する市場を創出するとしていました。

プロジェクト概要

販売作品:名和晃平氏「White Deer (Oshika)」

販売日程:2021年11月12日(金)22:00~11月19日(金)22:00

特設サイト:https://white-deer.tricera.net/

「TRiCERA ART」公式サイト:https://www.tricera.net/ja

株式会社TRiCERA公式サイト:https://tricera.co.jp/

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