Huobi独自のNFTマーケットプレイス
暗号資産(仮想通貨)のグローバル取引所を運営するHuobi Groupは1日、独自のNFTマーケットプレイスの試験的ローンチを発表した。「GameFi(ゲーム・ファイナンス)・メタバースへの拡大戦略の一環」としている。
関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説
現在、バイナンスやFTX、コインベース、コインチェックもNFT事業を相次いでローンチする中、Huobiは新たなNFTマーケットプレイスをもって独自のブロックチェーンゲーム経済圏を含むメタバース事業を強化しようとしているところだ。
関連:コインベースのNFTサービス、わずか1日で100万人超の登録
ゲームやアート、アニメーション、音楽を含む多領域のNFTコラボレーション、ローカライズされた市場、およびHuobiの独自のエコシステムを提供するという。
現在ローンチするのはトライアル版で、NFTを販売したいプロジェクトや個人は直接Huobi側に連絡する必要がある。
Huobiは9月に、ブロックチェーン基盤のGameFiプロジェクトに投資する11億円に相当するファンドを新たに立ち上げていた。GameFiとは、ゲームとDeFi(分散型金融)からの造語で、いわゆる「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」というインセンティブ設計が採用されたゲームのエコシステムを指す。Axie InfinityやStar Atlasなどがその代表格だ。
関連:Huobi Global、中国居住者の仮想通貨デリバティブ取引を禁止