はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンスのCZ氏、総資産の「最大99%を寄付していく」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ロックフェラーらを追随

最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのChangpeng Zhao(CZ)CEOは16日、今後自身の総資産の最大99%を寄付していく方針を表明。AP通信とのインタビューで明らかにした。

CZ氏は2017年に台頭し、現在取引所としては世界でも最大手バイナンスのトップ。仮想通貨コミュニティからも有識者として定評がある。また、フォーブス誌の世界億万長者番付にも名を連ねており、総資産は19億ドル(約2,200億円)と推定されている。

バイナンスとは

取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い世界最大手の仮想通貨取引所を運営。元々は香港に本社を置いていた。取引所の運営以外にも、学習コンテンツの作成、独自ブロックチェーンの開発、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスの運営なども行なっている。

▶️仮想通貨用語集

CZの投資経歴

CZ氏自身は2014年からビットコインに投資を開始。一部を利用したと述べつつ、大半は売却しなかったと説明し、その他の資産はバイナンスコイン(BNB)として保有しているとコメント。利益相反を避けるため、BTCとBNB以外の仮想通貨銘柄は保有していない方針があると明かした。

また、バイナンスのCEO兼共同設立者であるCZ氏はバイナンスの株も保有していると述べた。CZ氏が持つバイナンス株の価値がおよそ2,000~3,000億ドルに相当すると予測するアナリストもいる。

個人的には、私は経済的な自由を手に入れている。大金は必要ないように生活スタイルを維持することができる。

長期的には、ロックフェラー氏など多くの起業家や創設者のように、富の大半を寄付していきたいと思う。今後は私の富の90%から最大99%を寄付することも考えている。

関連:バイナンスのCZ、「最も影響力ある世界のリーダーTOP50」に選出

仮想通貨業界の最大の参入障壁

さらに、CZ氏は仮想通貨市場にとっての最大の問題は利便性がまだ低い点であると指摘。一般的には、仮想通貨市場のボラティリティが挙げられる中、CZ氏は「これは市場規模が小さい」為であると述べ、長期的には改善されると予測した。

その反面、安全な形で仮想通貨を保有するのはまだ難しいと言及。パソコンやウォレットを紛失した場合に備えて、バックアップも必要であるほか、保有者の没後の対応もあまり語られていないと指摘し、仮想通貨保有者が急死した場合にはどのような形で相続されるのかなど課題が多く残ると語った。

中央集権的な取引所(CEX)ではユーザーの仮想通貨をカストディしているものの、依然として、トークン保有の安全な仕方は業界を制限する根本的な要因になっていると指摘。今後、仮想通貨業界がさらに発展していく中で、このような状況は改善していくと肯定的な見方を示した。

ミーム銘柄の上昇要因

一方、2021年に入り投資家から注目を集めるドージコイン(DOGE)などのいわゆるミーム銘柄が人気な理由についてもコメント。

CZ氏自身はドージコインを理解しきれていないと述べつつ、このようなジョーク銘柄の急騰は分散化の力を体現していると分析。多くの人々が何らかの理由で価値があると思えば、それには価値があることになるとした。

ミーム銘柄とは

企業の業績などのファンダメンタルズに関係なく、SNS上の情報拡散を通じて価格急騰を招くなど、極端に投機性の強い銘柄の総称。2021年には、ゲームストップ(GME)株やAMC株、ドージコイン(DOGE)などが取り沙汰された。シバイヌ(SHIBA)トークンなどのミーム犬銘柄も含まれる。

▶️仮想通貨用語集

関連:米大手映画チェーンAMC、仮想通貨4銘柄のオンライン決済対応を開始

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/21 木曜日
17:48
シンプレクス、ステーブルコイン参入を支援へ アバランチ実証実験を受け
シンプレクスが金融機関のステーブルコイン事業参入支援を本格化。Ava Labsとの実証実験でアバランチ基盤の高性能インフラを実証し、参入障壁の解消を目指す。
17:23
カニエ・ウェスト、仮想通貨YZY発表
カニエ・ウェスト(Ye)が暗号資産(仮想通貨)「YZY」をソラナ上で発行し、発表直後にバイナンスに上場。YZY Moneyエコシステムの中核トークンとして決済サービス「Ye Pay」やYZYカードを展開予定。
16:39
メルカリとソニー、NFT・デジタルコンテンツ普及で基本合意 Soneium活用へ
メルカリとソニーグループがNFT・デジタルコンテンツ普及で基本合意。ソニー独自ブロックチェーン「Soneium」を活用し、メルカリの月間2300万人ユーザー基盤でWeb3技術の大衆化を目指す。アイドル関連NFT販売を皮切りに新エコシステム構築へ。
14:00
米上院議員、仮想通貨市場明確化法案の年内成立を目指す
シンシア・ルミス米上院議員は、仮想通貨規制の明確化を図るクラリティ法案の年内成立を目指すと発表した。先月発表された上院の独自案ではなく、超党派の支持を得た下院案を基本法案とする方針に切り替え、11月末にはトランプ大統領への提出を見込んでいる。
13:40
ゴールドマンサックスとベッセント財務長官、ステーブルコイン急成長を予測
米財務長官とゴールドマンサックスがステーブルコイン市場の急拡大を予測。規制整備により数兆ドル規模の成長期待が高まる中、JPモルガンは慎重姿勢を示す。
12:50
「ビットコインは2030年までに100万ドルへ」コインベースCEOが強気予想
コインベースCEOが2030年のビットコイン価格を100万ドルと予想した。機関投資家流入など強気シナリオの要因を挙げている。仮想通貨の今後のユースケースについても話した。
12:00
「多様なイノベーション促進へ」金融庁・今泉参事官が語る、暗号資産規制やETFの展望
金融庁の今泉宣親・暗号資産ブロックチェーンイノベーション参事官が語る、ビットコインETF、制度改革、ステーブルコインの展望。利用者保護とイノベーション両立への取り組みを詳述。
12:00
ビットバンク廣末社長が語る、ビットコインとの出会いと今後の展望|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、ビットバンク廣末紀之社長独占インタビュー。オリコン顧客満足度2年連続1位の暗号資産取引所が語るWeb3時代の資産形成戦略とWebX2025への展望を聞く。
11:30
明日にジャクソンホール会議パウエル講演控える中、仮想通貨相場反発
ビットコインが前日比1.17%上昇する中、機関投資家によるイーサリアム大量購入が継続。Bitmine Immersionが52,475ETH追加で総保有額66億ドル近くに。一方、個人投資家のアクティブアドレス数は8月に28%減少し、ビットコイン・イーサリアム現物ETFからも大幅流出。ジャクソンホール会合でのパウエル議長発言が今後の相場を左右する見通し。
10:50
アーサー・ヘイズ、幹細胞事業に投資
ビットメックスの創設者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏が幹細胞クリニック事業に大規模投資し取締役就任。先週売却した仮想通貨を1050万ドルで買い戻し、「利益確定はもうしない」と方針転換。
10:05
イーサリアム財団、セキュリティ強化の行動指針発表
イーサリアム財団は、Trillion Dollar Securityのプロジェクトについて行動指針を発表。仮想通貨イーサリアムの広範な調査を経て、まずはユーザー体験の安全性を強化する。
09:40
米ブロックチェーン協会ら、ステーブルコイン利回りに関する「ジーニアス」改正案に反対
米ブロックチェーン協会らが、銀行協会提案のステーブルコイン利回り規制強化に反対している。「ジーニアス」法案の改正案にいくつかの論点から異議を唱えた。
08:35
米ナスダック、BNB保有企業WINTの上場廃止決定 株価75%超暴落
米ナスダックがBNB投資企業ウィンドツリー・セラピューティクス(WINT)の上場廃止を決定。株価が最低価格1ドルを下回り、今年99%以上下落。
08:00
RWAトークン取引所「DigiFT」、計37億円の資金を調達
RWAトークンの取引所DigiFTは、現在までで合計約37億円の資金を調達したことを発表。直近の資金調達ラウンドはSBIホールディングスが主導している。
07:45
トークン化株式「xStocks」、トロンのブロックチェーンに拡大へ
クラーケンとBackedは、TRON DAOとの協業を発表。株やETFをトークン化して取引できるようにするサービスのxStocksを、仮想通貨トロンのブロックチェーンに対応させる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧