はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

グーグルクラウドへのサイバー攻撃、「クリプトジャッキング」が大半

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨を勝手にマイニング

グーグルのサイバーセキュリティ対策チームは23日、グーグルのクラウドプラットフォーム(GCP)へのサイバー攻撃について分析するレポートを発表。最近、不正に侵入された50件の事例の内、86%でクラウドリソースが暗号資産(仮想通貨)のマイニングに使われていたことがわかった。

こうした行為は「クリプトジャッキング」とも呼ばれるもので、ハッカーは利益を得るために、被害者のリソースを大量に消費してマイニングを行う。通常はCPUやGPUリソースが使われるが、ストレージスペースを消費する場合もある。

クリプトジャッキングとは

ハッキングにより他人の電力やリソースを使用して仮想通貨をマイニングをする行為。企業や個人のパソコンやモバイル機器にマルウェアをインストールするなどの手口がある。

▶️仮想通貨用語集

58%の事例では、侵入されてから22秒以内に、不正な仮想通貨マイニングソフトウェアがダウンロードされていた。これは、最初の攻撃とその後のダウンロードが自動化されていることを意味している。

グーグルのセキュリティチームは「こうした状況では、手動で介入して悪用を防ぐことはほぼ不可能だ。最善の防御策は、脆弱なシステムを配備しないこと、または自動化された対応メカニズムを持つことだ」と指摘した。

なお、他に不正侵入された場合、ハッカーが被害者のリソースを用いて行った行為としては、インターネット上の他のターゲットに対するスキャンの実施が10%、 インターネット上の他のターゲットに対する攻撃の開始が8%、マルウェアのホスティングが6%と続いていた。

不正侵入の原因

グーグルは、こうしたクラウドへの不正な侵入の原因として、セキュリティ対策の不備やサードパーティ製ソフトウェアの脆弱性が、全体の75%近くを占めていたと報告。

内訳としては「アカウントのパスワード強度が弱い、またはパスワードが設定されていなかったケース、APIの認証プロセスが設定されていなかったケース」が48%、サードパーティソフトウェアの脆弱性が悪用されたケースが26%だった。

また、今回のレポートでは脆弱なアカウントはすぐにハッカーに検知されることも示唆されている。

脆弱なクラウド・アカウントをインターネットに公開してから、侵害されるまでの時間は、最短でわずか30分程度だった。40%の例では、侵害されるまでの時間が8時間未満だった。セキュリティチームは「パブリックなIPアドレス空間では、ハッカーにより脆弱なクラウドのスキャンが日常的に行われていると考えられる」と結論している。

防止策

レポートは、こうした不正侵入への対応策として、以下の項目を挙げた。

  • アカウントに常に強力なパスワードを設定する
  • クラウドをウェブに公開する前にサードパーティソフトウェアをアップデートする
  • GitHubなどで認証情報を公開しない

さらに、脆弱性のスキャン、二段階認証の使用、グーグルのセキュリティ製品「Work Safer」の導入なども推奨している。

不正侵入してリソースを濫用する攻撃以外には、Gmailアカウントを標的としたフィッシング攻撃や、企業の採用担当者になりすましてユーザー認証情報を得る攻撃、ランサムウェアなども確認されたという。

ランサムウェアとは

ハッキングを仕掛けたうえで、元の状態に戻すことを引き換えに金銭を要求するマルウェアのこと。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/30 土曜日
13:45
ルミス米議員「今国会を逃せば次は2030年」、クラリティー法案成立促す
米上院のルミス議員は5月30日、仮想通貨市場構造法「クラリティー法」の今国会での成立を逃せば次の立法機会は2030年になると警告した。JPモルガンCEOのダイモン氏は現行案に反対を表明。
13:25
スイ、ユーザー取引を一時停止 三日連続で断続的なネットワーク障害
仮想通貨スイ(SUI)のメインネットが5月30日、エポック移行処理の失敗によりユーザー取引を停止した。v1.72リリースを起点とする障害が3日連続で発生し、バリデーターが修正を実装して復旧した。
10:25
ストラテジー、48億円相当のビットコインをコインベースへ送金 目的は不明
ビットコイン保有企業最大手ストラテジーが約400枚のビットコインをコインベースへ送金し、売却やウォレットシャッフルする可能性が浮上。セイラー会長の発言など最新動向を解説。
10:10
FBI、詐欺拠点摘発で1.2兆円相当の仮想通貨を押収 米政府史上最高額
FBIはアジア・中東に展開する詐欺拠点の一斉摘発で127000BTC超を押収した。カンボジア企業CEOの逮捕など約300人を拘束し、米政府史上最高額の没収となった。
08:30
CFTCがビットコイン無期限先物を解禁、米国機関投資家のオフショア依存に終止符
米CFTCは29日、KalshiEXのビットコイン無期限先物(BTCPERP)を先物契約として承認した。CoinbaseもDeribit経由の仮想通貨デリバティブ提供でノーアクションレターを取得し米国内でのパーペチュアル取引が正式に解禁された。
08:00
Base、Azulアップグレードをメインネットで実施
仮想通貨取引所コインベース支援のイーサリアムL2のBaseは、アップグレードBase Azulをメインネットで実行したことを発表。処理速度や安全性が向上した。
07:30
米財務省、イラン関連仮想通貨の押収累計額が1600億円相当に
米財務省ベッセント長官は、イラン政権に関連する仮想通貨の押収総額が約10億ドルに達したと明らかにした。4月末時点の約5億ドルから倍増しており、ウォレットを直接差し押さえた事例もある。
06:55
NYSE親会社ICE「ハイパーリキッドと相互学習中」 ナスダックより大規模と評価
米インターコンチネンタル取引所(ICE)のスプレッチャーCEOが、Hyperliquidと双方向で協議中と明かした。規制対象取引所での24時間無期限先物提供を認めるよう当局に求めている。
06:15
JPモルガンのダイモンCEO、「銀行界はクラリティー法案を拒否」と明言
JPモルガンCEOジェイミー・ダイモン氏が5月29日のフォックスビジネス出演でクラリティー法の現行案を批判し銀行は受け入れないと発言。上院では複数の優先案件が競合しており、投資銀行TDコーウェンは8月前の成立を困難とみている。
05:00
ステーブルコイン発行企業PaxosがSEC清算機関に登録、仮想通貨関連企業として米国初
Paxosの子会社PSSCが米SECより清算機関として正式登録を受け、仮想通貨関連企業として唯一の中央証券保管機関に認定された。2019年から続く規制当局との7年越しの協議が実を結んだ。
05/29 金曜日
16:14
NTTドコモビジネス、Carbontribe Labsと水資源データアセットの投資活用で共同検討
NTTドコモビジネスとCarbontribe Labsが水資源データアセットの投資活用に向けた共同検討を開始。AIとブロックチェーンで構造化した水資源データを投資判断に接続、2027年前半の商用化を目指す。
15:14
ツルハHDら9社、DCJPYで企業間決済自動化の実証実験が成功
ディーカレットDCPが事務局を務めるデジタル通貨フォーラムが、ツルハHD・イオンスマートテクノロジーら計9社と実施した実証実験の結果を公表。流通業界の標準EDI規格「流通BMS」の受発注データからDCJPYによる支払い・照合までをワンストップで処理し、数人月分の業務削減効果を確認した。
13:50
グレースケール・リサーチがハイパーリキッドを高評価、「デジタル資産分野の傑出した成功事例」
グレースケール・リサーチは最新レポートで、ハイパーリキッドを「現代のデジタル資産業界における傑出した成功事例」と高く評価した。2025年に約2.9兆ドルの永久先物取引高を記録した同プラットフォームが急成長した5つの要因とHYPEトークンの経済モデル、今後の展望とリスクを解説する。
13:15
米司法省、グーグル社員を起訴 ポリマーケットにおけるインサイダー取引容疑で
米司法省は、予測市場ポリマーケットでグーグルの社内データを悪用しインサイダー取引を行ったとして、同社エンジニアを商品詐欺などの罪で起訴したと発表した。
11:30
シークアンス、77億円相当のビットコインを売却へ
米上場シークアンス・コミュニケーションズは、仮想通貨の財務戦略を継続しないことを公表。77億円相当の保有ビットコインも売却していくと述べている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧