ドーシー氏手がけるスパイラル、ライトニングネットワーク導入用の開発者キットを公開

ライトニングネットワークの導入を支援

米決済企業ブロック社(旧スクエア)の暗号資産(仮想通貨)部門スパイラルは7日、ライトニングネットワーク用の開発者キットに関する短編ドキュメンタリーを公開した。

今回発表されたのはライトニングネットワークの導入を容易にするSDK(ソフトウェア開発キット)の一種である「ライトニング開発キット」(LDK)。スパイラルが設立当初から進めていたプロジェクトの一つで、ビットコイン(BTC)の利用を促す狙いがある。

ブロック社のジャック・ドーシーCEOは以前からビットコインに対する支持を表明しており、「将来的にはインターネットのネイティブ通貨になる」との予想を展開していた。

ビットコインの高速なマイクロペイメントを可能にするライトニングネットワークの導入を支援することで、オープンソースな金融システムであるビットコインの普及をサポートする格好だ。

ライトニングネットワークとは

ビットコイン上で展開する主要なセカンドレイヤーのオープンソースプロトコル。ブロックチェーン外で取引を行う「オフチェーン取引」を用いて、従来のBTCトランザクションより低コストで高速な少額決済を可能とする。

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動画内では、ライトニングネットワークはビットコインの利便性を向上するシステムだと説明。スパイラル側が多数の開発者らに調査したところ、ライトニングネットワーク対応への準備が難しいことがビットコイン決済導入のボトルネックとなっていることが分かったという。

LDKを利用することで、世界各地の開発者らはオープンソースな形で独自のサービスやプラットフォームで容易にビットコイン及びライトニングネットワークへの対応が可能となるとした。

ドーシー氏のキャリア転換

ビットコインの普及を掲げる同部門は今月1日に名称変更を行なったばかり。名称をスクエア・クリプトから、設立当初から馴染みのある絵文字を参考にスパイラルに変更した。

スクエア社がドーシー氏のツイッター社の最高経営責任者辞任と同時にブロック社へと社名変更を行なったタイミングと重なっている。

関連:ドーシー氏が率いるスクエア社、「ブロック」に改名

ドーシー氏はツイッター社のCEO退任後も2022年中頃の任期までは取締役会に残る予定。2021年に入り、ビットコインのマイニング(採掘)やウォレット、DEX(分散型取引所)のホワイトペーパーも公開するなど、仮想通貨・ブロックチェーン領域への意欲を高めていた。

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