バイナンス、シンガポールの仮想通貨事業ライセンス申請を取り下げ

仮想通貨事業認可の申請を取り下げへ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは13日、シンガポール法人「Binance Asia Services(以下、BAS)」が同国における事業ライセンスの申請を取り下げると発表した。

これに合わせ、シンガポール向けの取引所「Binance.sg」では、13日から新規ユーザーの登録受付を停止するなどの対応を開始。同社のChangpeng Zhao最高経営責任者(通称、CZ)は、BASが同国の規制下にある未公開株式取引所「Hg Exchange(以下、HGX)」に先週出資したため、事業ライセンスの申請自体は不要になるだろうとコメントしている。

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バイナンスとは

取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多く、世界的に有名な仮想通貨取引所。本家「Binance.com」以外にも、米国で「Binance.US」を設立したり、豪州で「Binance Australia」を運営するなど、世界進出を進めている。

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バイナンスに対しては今年、世界の規制当局から厳しい目が向けられている。シンガポールの中央銀行「Monetary Authority of Singapore(MAS)」は9月、本家の「Binance.com」を「警告リスト(未登録業者)」に追加。その後Binance.comは、関連サービスの提供を停止する措置を講じた。

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一方で、Binance.sgは事業ライセンスを申請中のため、一時的に運営が許可されており、サービスを継続していることは以前から報じられている。本家のBinance.comとは別の取引所という位置付けだが、今回はBinance.sgの事業を停止すると発表した。

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この発表を受け、CZ氏は以下のように補足している。

 

バイナンスは先週、HGXに大きな出資を行なった。この出資で事業ライセンスの申請自体は不要になったと思っている。

 

我々は今後も、シンガポールの仮想通貨業界の発展に向けて、パートナーと協力を続けていく。

Binance.sgで最終的に、本人確認手続き済みのユーザーが取引を行えるのは2022年1月12日まで。同年2月13日には出金も含め、全てのアカウントが利用できなくなるという。

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