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米メタ社、Web3.0との連携を視野に

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Web3.0との連携も視野に

メタ(旧称フェイスブック)の次期CTO(最高技術責任者)Andrew Bosworth氏は21日、社内通知で、「ブロックチェーン技術との互換性を追求していくことを目指す」と述べた。ニューヨークタイムズが報道した。

Bosworth氏は、ブロックチェーン技術は「今後10年間で、私達の業界に大きな影響を与える可能性がある」として、次のように語っている。

私の全般的な方針は、ブロックチェーンとの大きな互換性を目標とすることだ。まだ、当社が取り組んでいる分野で、ブロックチェーン技術に完全に依存するようなものは少ないと思う。

しかし、もしWeb3.0(分散型ウェブ)空間の起業家と共同作業する機会があれば、それは努力する価値がある試みになると考えている。

Web3.0とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

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また、現在の状況について、大半の人がFacebookやGoogleなど中央集権的なプラットフォームを喜んで使っているが、分散型を望んでいるユーザーもいることに言及。ただ、そうした人々は、今のところ少数派であり、新しいテクノロジーの波に乗ることに、過度に熱心な人々だと続けた。

メタバース事業に注力

次期CTOのBosworth氏は、2006年にメタ(当時フェイスブック)に入社。2017年より同社のAR(拡張現実)/VR(仮想現実)部門(現Reality Labls)を創設した。メタが、メタバース事業を展開していく上でのキーパーソンとなる。

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VRヘッドセット「Oculus Quest」や、ビデオ通話用タブレット「Portal」、カメラやスピーカーを搭載したスマートサングラス「Ray-Ban Stories」などのハードウェアの開発も担当してきた。

メタは、「これからは企業としてメタバースファーストに移行していく」として社名を変更した。メタバース事業にはWeb3.0も取り入れられていくのか、今後の動きが注目される。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

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仮想通貨プロジェクトでも進捗

メタはすでに、暗号資産(仮想通貨)には関わっている。8月には、メタの主導するステーブルコイン「ディエム」の専用ウォレット「Novi」について「米国のほとんどの州でライセンスを取得した」と発表した。

関連仮想通貨ディエムのウォレット「Novi」、米国のほぼ全州で認可を取得

また、今月8日には、「Novi」がメタ傘下の大手メッセージアプリ「WhatsApp」上で実装されたことを発表。一部の米国ユーザーはPaxosが発行する米ドルステーブルコインUSDPで送金できるようになった。

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