メタバースのNFTゲームに出資
大手ゲーム企業ユービーアイソフト(Ubisoft)は、メタバース(仮想空間)上のNFT(非代替性トークン)ゲーム「DOGAMÍ」に出資することが分かった。
初期の資金調達となる今回のプレシードラウンドでDOGAMÍは、合計600万ドル(約6.9億円)の資金を獲得。出資にはAnimoca BrandsやThe Sandboxの共同創業者らも参加した。DOGAMÍは今回の資金を活用し、NFTゲームの開発を進める。
THE WORLD‘S FIRST PETAVERSE IS COMING 🐾 pic.twitter.com/R3tWiks74T
— Dogami (@Dogami) December 20, 2021
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本内容はプレスリリースを入手した海外メディアが先週に報じた。DOGAMÍの公式ツイッターアカウントも、メディアの報道をリツイートする形で内容を認めている。
DOGAMÍはNFTキャラクターである犬をプレイヤーが飼育するゲーム。ゲームのストーリーを作るのは、スーパーマンの作品に携わったり、Marvel作品の作家を務めたりした経験があるBryan J.L.Glass氏だ。
ゲームではミッションをクリアすることで報酬として「DOGA」というトークンを得ることもでき、DOGAMÍはPlay-to-Earn(遊んで稼ぐ)ゲームに分類される。ゲームの基盤には、暗号資産(仮想通貨)テゾス(XTZ)のブロックチェーンを採用した。
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公式ウェブサイトによると、ゲームの最初のバージョンは2022年2Q(4月から6月)にローンチ予定。この期間にはステーキングやファーミングといったDeFi(分散型金融)機能のローンチも計画している。
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また、その前の22年1Q(1月から3月)にDOGAトークンを上場する予定。同年Q3(7月から9月)にはイーサリアム(ETH)とテゾスのブロックチェーンを接続する機能も実装予定だ。
AR(拡張現実)も導入するDOGAMÍのゲームは、iOSとAndroidのモバイル端末で利用できるようにする計画。DOGAMÍは、ペット(Pet)を飼育する仮想空間のことを「ペタバース(PETAVERSE)」と表現しており、今回調達した資金はペタバースの構築に活用するという。
ユービーアイソフトの幹部は今回の出資について、以下のようにコメントを寄せた。
当社は、ブロックチェーンがビデオゲームの未来の鍵を握っていると信じている。プレイヤーにも開発者にも新しい可能性をもたらすだろう。
DOGAMÍも同じ考えを持っており、ブロックチェーンゲームをメインストリームのプレイヤーに広めることに貢献してくれるはずだ。
メタバースとは
インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使ってゲームや音楽のライブ、オンラインカンファレンスに参加できるなど、様々な領域で活用が期待されている。
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