はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

パキスタン、仮想通貨の使用を禁止か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨を禁止か

パキスタン中央銀行と同国政府は、暗号資産(仮想通貨)の使用を禁止する意向であることが分かった。現地メディア『SAMAA TV』などが報じた。

禁止が決定したわけではないが、パキスタン中央銀行が仮想通貨に対する考え方を明確に示したのは初めてと報じられており、注目を集めている。仮想通貨を禁止することに加え、パキスタン中央銀行らは取引所に罰則を設けたいとも考えているもようだ。

パキスタンでは現在、仮想通貨に対する規制が明確に定められていない。同国は、草の根で仮想通貨が普及している程度を測定するチェイナリシス独自の「仮想通貨採用指標」で、世界3位にランクインしている(2021年8月発表)。

関連「日常的に仮想通貨を利用する国」ランキング2021 上位の国が変化

チェイナリシスとは

ブロックチェーンデータのプラットフォーム。60カ国を超える政府機関や取引所、金融機関らにデータやソフトウェア、サービス、リサーチデータを提供している。

▶️仮想通貨用語集

今回の報道によると、パキスタンのシンド州高等裁判所(SHC)は昨年10月、政府に3カ月以内に仮想通貨規制を整備するように指示。専門委員会を作って、仮想通貨の法的な位置付けを定義するように伝えていた。

また、SHCは仮想通貨の利用に関するレポートを関係当局に作成することも依頼。このレポートが12日に提出されて、その中に「仮想通貨は違法で、取引は禁止すべきだ」という中銀らの考えも記載されていたという。レポートでは、仮想通貨はマネーロンダリングやテロ資金供与に使用される可能性がある等の懸念にも言及した。

さらにレポートは、中国やサウジアラビアなど少なくとも11カ国が仮想通貨を禁止した事例を挙げている。その他にも、パキスタンの調査当局が、バイナンスなどの取引所が詐欺に利用されたとして、調査を行なった事例にも言及。こういった取引所の存在は、投資家にとってリスクになるとも警告した。

一方で、パキスタンでは多くの人々が仮想通貨に興味があると主張し、合法とすべきだとの声も上がっているようだ。SHCは、今回のレポートを金融と法律の政府組織に回付し、仮想通貨を法的にどのように扱うか最終判断を下すように指示したという。

関連パキスタン商工会議所、仮想通貨取引の促進政策を政府に提言

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 木曜日
18:23
Aptos LabsがYellow Cardと提携、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金開始 
Aptos LabsとYellow Cardが提携し、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金サービスを開始した。USDT・USDC対応で即時決済を実現し、数百万人のユーザーがステーブルコインをより迅速かつ手頃な価格で利用できるようになった。
18:10
ストラテジー社のビットコイン財務戦略:価値創造と潜在リスクの両面
米国のストラテジー(マイクロストラテジー)などビットコイントレジャリー企業の財務モデルを軸に、株式を通じた投資の仕組みやレバレッジ効果、税務上のメリットなどを解説。日本のメタプラネットなど類似上場企業の動きも取り上げ、再現性の条件やリスク要因を多角的に考察する。
17:26
スイスFINMA規制のAMINA銀行、リップル社RLUSDを世界初サポート
スイス金融監督局(FINMA)規制下のAMINA銀行が、リップル社の米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の取扱いを開始。時価総額660億円超のRLUSDをサポートする世界初の銀行として、機関投資家向けに保管・取引サービスを提供。
16:14
米仮想通貨取引所コインベース、「LiquiFi」買収でトークン発行支援事業強化へ
米コインベースがトークン管理プラットフォーム「LiquiFi」を買収。トークン発行者を初期段階から支援するプラットフォームであり将来的に機関投資家向けサービスにも統合予定だ。
16:02
オルタナ信託設立とProgmat・ALTERNAの協業深化
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券特化の信託会社「オルタナ信託」を設立。Progmatと協業し、ST発行・管理基盤を導入。ST市場の効率化と拡大を目指す。
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧