「火の鳥」と「ブラックジャック」NFT
株式会社手塚プロダクションは17日、独自のNFT(非代替性トークン)シリーズ「From the Fragments of Tezuka Osamu」の第2弾(「火の鳥」)と第3弾(「ブラックジャック」)の発売を発表した。
販売は来週24日から開始。これらのNFTシリーズは、double jump.tokyo株式会社(DJT)のNFT事業支援サービス「NFTPLUS」を通して展開される。
「From the Fragments of Tezuka Osamu」には、「モザイクアートNFT」と、同NFTで使用した画像素材から生成された「ジェネレーティブアートNFT」の2種類が存在する。第1弾(「鉄腕アトム」がテーマ)は、2021年12月に発売し、「ジェネレーティブアートNFT」は、販売開始から1時間で完売した経緯がある。
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売上の一部はUNICEFなどに寄付
「モザイクアートNFT」は、カラー原画840枚で作成された背景と「火の鳥(ブラックジャック)」のキャラクターで構成されている。キャラクターには、手塚治虫作品の4,000枚以上の白黒漫画原稿を4万点以上の断片にカットし、モザイク素材として配置。組み合わせることで1つの絵になっている。
NFTとは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。
▶️仮想通貨用語集
今回のNFTの販売は、「ジェネレーティブアートNFT」は公式サイトでの定額販売、「モザイクアートNFT」の場合は「OpenSea」でイングリッシュオークション形式で行われる。イングリッシュオークションとは、最も高額な入札額を提示した人物が、品物(この場合はNFTアート)を落札できる仕組みだ。
「OpenSea」でのオークションは、27日12:00から29日12:00までの期間に実施される。オークション開始価格は10ETH。終了前10分以降に新たな入札があった場合は、さらに10分間、終了までの時間が延長される。「From the Fragments of Tezuka Osamu」第2弾と第3弾の売上は、ユニセフと、日本の子供のための組織にそれぞれ10%(合計20%)寄付される。コロナ禍で苦しむ子供たちのための取り組みであるという。
なお、発表によると「From the Fragments of Tezuka Osamu」の展開は、今回で一度終了する模様。現時点では、以降のシリーズ展開の予定はないとされている。
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追記(1/24)
その後、ジェネレーティブアートNFTの第2弾「火の鳥」1,000点は24日の販売開始直後から2時間弱で完売。「想定以上のアクセス集中」が殺到してサイト表示に不具合が生じるなど、引き続き高い注目度を見せた。
ジェネレーティブアートNFT #火の鳥
— tezuka-art-nft (@tezuka_art_nft) January 24, 2022
本日販売の1000点は完売となりました。
ありがとうございました。
本日の「火の鳥」販売において、想定以上のアクセス集中により正常にサイト表示がされない等の問題があり、ご不便をおかけしましたことをお詫びいたします。
第三弾「ブラック・ジャック」 のジェネレーティブアートNFT1,000点は25日12時から販売開始を予定している。