仮想通貨関連の求人は約400%増
ビジネスSNSの「LinkedIn」は12日、同プラットフォームに掲載される暗号資産(仮想通貨)関連の求人が、2020年から2021年にかけて急増したことを報告した。
「LinkedIn」によると、「ビットコイン(BTC)」「ブロックチェーン」「イーサリアム(ETH)」などのワードが含まれる求人が、アメリカで約395%も増加。より広いテック系分野での求人増加率は98%だったことを鑑みると、際立った数値と言えるだろう。
求人の多くは、ソフトウェアや金融部門からの募集だ。募集されている役職は、ブロックチェーンのデベロッパーやエンジニアが多数を占めるが、会計やコンサルティング業も存在。コンピューターのハードウェアセクターからの求人も確認されている。
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取引所などの求人が牽引か
CoinPost提携メディアのThe Blockは、仮想通貨に関連する企業(計27社)に対して行われた調査から、過去1年で合計8,400人以上が新規に採用されたという。取引所や(仮想通貨の)投資を志向する企業が求人を主導していると分析した。
仮想通貨関連の求人は、2022年に入った現在でも、多くの企業が行っている。
先日には、ジャック・ドーシー氏が最高経営責任者(CEO)を務めるBlock(旧スクエア)が、ビットコインのマイニングやウォレットに関連する求人を募集していることが判明。またストリーミング大手のHuluも15日、NFT(非代替性トークン)やメタバースを専門とする人材の募集を開始した。
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