はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米フィラデルフィア市、シティコイン導入検討に前向きな姿勢

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

市長が検討を許可

米ペンシルベニア州フィラデルフィア市のマーク・ウィーラー最高情報責任者(CIO)は1月31日、同市のジム・ケニー市長が分散化トークンプロジェクト「シティコイン(CityCoins)」との提携について、検討を始める許可を出したと発表した。

「シテイコイン」は地域(地方自治体)を応援・支援するために発行された非公認プロトコルで、調達した資金は地域発展などに活用される。

21年8月、第1弾として米マイアミ市で「マイアミコイン」が非公式にローンチ。開始から1週間で、マイアミ市に約1億円の収益をもたらしたことが報じられた。

関連:マイアミコイン開始1週間、同市に約1億円の収益

11月には、第2弾プロジェクトとして「ニューヨークシティーコイン(NYC Coin)」のマイニング開始が告知されている。また同月には、テキサス州の「オースティンコイン(ATX)」の採掘開始も発表された。

CityCoins(シティコイン)とは

地域コインを作成する草の根プロジェクト。仮想通貨スタックス(STX)のプロトコルを用いている。マイナーはSTXをプロトコルに送信して入札し、その額に応じて、地域コインを受け取れる仕組み。自治体が同意すれば、その自治体の所有するウォレットに収益の一部を配布することができる。

▶️仮想通貨用語集

市長は好意的な姿勢

現在、フィラデルフィア市の「シティコイン」に関する検討は初期段階であるという。

今後は、同市の法律部門からの助力を受けつつ、暗号資産(仮想通貨)に関連するペンシルバニア州法の審査を行う模様だ。マイアミ市が「シテイコイン」と締結している契約についても、フィラデルフィア市として研究を行うという。

ウィーラーCIOによれば、同氏は直属の上司であり最高管理責任者のステファニー・ティプトン氏と何度も話し合い、ケニー市長とも話したが、市長は「シティコイン」の導入を「良いアイディア」と考えている。市長の事務所は「シティコイン」について、以下の声明を発表している。

フィラデルフィアは、デジタル・エクイティ(株式)の取り組み、賃貸支援、アートプログラムへの資金提供など、市が抱える喫緊の課題に対するシティコインプログラムからの寄付の可能性に熱心だ。

その点において、シティコインは資金調達するための革新的な方法である可能性がある。そして世界中のフィラデルフィア市を愛する人々が、(同市の)取り組みに貢献し、サポートするために使用できる手段である。

関連:ニューヨークシティコイン、10日よりマイニング始動へ

「シティコイン」の導入には、新しいサーバーの設置が不要なことも環境への負荷を最小化できるという点でメリットがあるとウィーラーCIOは指摘している。

同氏は、現時点ではスケジュールは確定していないものの、「シティコイン」とは、22年の春の終わりまでに合意に至りたいと説明している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。
17:21
Base Appとは?コインベースのWeb3アプリの使い方を徹底解説
CoinbaseのBase Appの特徴、始め方、エアドロップの可能性を詳しく解説。Web3スーパーアプリとして進化するBase Appで、ソーシャル・決済・DeFi機能を一つのアプリで体験。国内取引所からの送金方法も完全ガイド。
16:00
TRON創設者ジャスティン・サンが語るWeb3の未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、TRONのジャスティン・サン(Justin Sun)独占インタビュー。80億人の金融自由実現に向けたビジョンと、日本のWeb3市場への期待、WebX 2025参画について聞く。
16:00
xStocksとは?仕組みと活用例をわかりやすく解説
xStocks(エックスストックス)はAppleやTeslaなど米国株をブロックチェーン上でトークン化し、24時間365日取引可能にした革新的サービス。DEXでの購入方法、リスク、税務上の注意点まで初心者向けに詳しく解説します。
14:20
コインベース、メタマスクユーザーのUSDC手数料をBase上で半額に 
米大手取引所コインベースは、決済プラットフォームMercuryoと提携し、MetaMaskユーザーのUSDC購入手数料を50%削減する。また、USDCを発行するCircle社はステーブルコインに特化したL1ブロックチェーンの開発計画を発表。USDCのエコシステム拡大につながると期待されている。
13:50
シティ、ステーブルコインとビットコインETF向けカストディを検討
シティグループがステーブルコインの裏付資産カストディや仮想通貨ETF関連サービスの提供を検討。議会法案成立を受け大手金融機関の参入加速。
13:20
今秋はアルトコインシーズン本格化か=コインベース分析
コインベースが今後本格的なアルトコインシーズンへ移行すると予測。個人投資家のキャッシュ蓄積や、イーサリアムへの関心の高まりなどを分析した。
11:46
ビットコイン一時急落、米財務長官の方針転換で市場動揺か
スコット・ベセント財務長官の相次ぐ発言変更でビットコイン市場の混乱を招いた。13日の購入否定から14日の取得検討表明まで24時間で方針転換となった。機関投資家のコインベース購入比率75%も話題に。
11:25
イーサリアム、BTC建てで強気転換も売り圧力増加の兆候=クリプトクアント分析
イーサリアムがビットコインに対して強気サイクル入りし投資家需要が急増。一方で取引所への流入増加により利確の動きが活発化し警戒感高まる。
10:55
楽天、NFTチケットでスポーツ観戦チケットの公式リセール開始
楽天グループが運営するRakuten NFTは、楽天イーグルスとヴィッセル神戸の公式チケットリセールにNFT技術を導入。ブロックチェーンによる偽造防止と取引透明性を確保し、出品者による自由な価格設定が可能に。2025年9月から順次開始。
10:02
仮想通貨市場がまだ織り込んでいない4つの材料とは? Bitwise分析
Bitwise最高投資責任者が、仮想通貨市場がまだ織り込んでいない4つの要因を指摘した。今後ビットコインなど市場の価格を押し上げる可能性があるとしている。
09:45
トルコの仮想通貨取引所BtcTurk、70億円超相当の資産が不正流出か
仮想通貨取引所BtcTurkは、ウォレットで異常が検知されたとして仮想通貨の入出金を一時停止。70億円超相当の資産が不正流出した可能性が指摘されている。
09:10
カインドリーMD、「中本」と合併完了 800億円調達でビットコイン財務戦略開始
カインドリーMDがナカモト・ホールディングスとの合併を完了し、5億4000万ドルを調達。デビッド・ベイリー氏がCEOに就任し、ビットコイン財務戦略を本格展開。
08:50
米財務長官の発言でビットコイン急落、準備金政策の行方と市場の反応|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは14日夜、ベッセント米財務長官が連邦政府のビットコイン準備金について、150億〜200億ドル相当と評価される没収資産のみで構築し、新規購入を否定すると発言したことに加え、FRBへの利下げ要請を行わない方針を示したことから急落した。
07:30
コインベース、デリビット買収完了で仮想通貨デリバティブ最大手目指す
コインベースがデリビット買収を完了し、590億ドルの建玉と年間1兆ドル超の取引量を統合。仮想通貨デリバティブ市場のグローバルリーダーへ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧