はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス・カストディが顧客保護を強化、保険大手の米ロックトンらと協力  投資家保護強化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

投資家保護を強化

世界最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのカストディ部門「Binance Custody」は11日、ロイズ銀行やロックトンが関わる保険「Cold Storage Insurance」を取得したことを発表した。費用対効果の高い保険によって、機関投資家保護の強化を図る。

今回の発表は、Binance Custodyが高いセキュリティ基準をクリアし、リスクプロファイル評価を通過した実績によるものだ。

Cold Storage Insuranceは、イギリスの大手商業銀行であるロイズ銀行が引き受け、世界最大手の保険仲介業者ロックトンの専門チーム「LEAP」が仲介している保険。費用対効果の高い保険として、堅牢なカストディ・ソリューションにおいて重要な役割を果たすことが期待される。

関連:バイナンス、機関投資家向けのカストディサービスをローンチ

ロックトンのシニアVP(バイス・プレジデント)でありLEAPのチーム責任者を務めるSarah Downey氏は、保険は「ビジネスの成功に重要な役割を果す」としたうえで、以下のようにコメントしている。

我々は、Binance Custodyの特定のニーズに合った革新的な保険ソリューションを作成する機会を得たことを光栄に思っている。ブロックチェーン・デジタル資産業界の継続的な成長を支援するロックトンのコミットメントを示すものだ。

また、Binance CustodyのCath Yu会長は、次のようにコメントを残している。

Binance Custodyは、ユーザーがデジタル資産への旅を安全に管理できるようにすることに重点を置いている。我々はLEAPと協力し、私たちが預かる資産にさらなる保護を提供できることを嬉しく思っている。ユーザーは、万が一物理的な損失や損傷が発生した場合でも、当社のカストディソリューションが保護されているため安心することができる。

関連:バイナンス、仮想通貨決済企業「Bifinity」の設立を発表

Binance Custody

Binance Custodyは、21年12月に、リトアニア共和国で立ち上げられたバイナンスのカストディ部門。機関投資家の特化した自社ブランドのカストディサービスとなっており、認定を受けた高いレベルのコールドウォレットを使い、マルチ署名で出金を行う仕組みをとっている。

「仮想通貨のカストディ分野における最先端技術・セキュリティ・プロセスと、カストディサービスを運用するための専門知識」によって、機関投資家にむけて「デジタル通貨を安全に保管するための機能を提供する」ことを目的する。

バイナンスのこういった取り組みは、各国の規制要件を満たすため動きとして見られており、カストディサービス以外にも、サイバー犯罪防止を目的とする米国非営利団体「NCFTA」へ加入するなどの動きを見せている。

関連:業界初 バイナンス、米サイバー犯罪防止団体NCFTAに加盟

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/19 金曜日
09:02
PayPalのステーブルコインPYUSD、7チェーンに拡大
決済大手PayPalのステーブルコインPYUSDが、レイヤーゼロのスターゲートブリッジを通じてアプトスなど7つの新しいブロックチェーンに展開。「PYUSD0」として相互運用性を強化。
08:48
仮想通貨関連企業Bakkt、日本市場向けに「bitcoin.co.jp」のドメイン取得を発表
米仮想通貨企業Bakktが当初予定していたbitcoin.jpドメインの権利を放棄し、bitcoin.co.jpドメインの取得を完了したと発表。日本市場向けのプレミアムドメインとして選択。
08:30
ミシガン州の仮想通貨準備金法案が前進、ビットコイン団体は反対表明
ミシガン州議会で仮想通貨準備金法案HB4087が2月以来初めて進展した。州資金の10%投資を認める内容だが、ミシガンビットコイン貿易評議会は全仮想通貨対象のため反対を表明している。
07:50
リップル社、DBS・フランクリンテンプルトンとRWA領域で提携
リップル社は、DBSとフランクリン・テンプルトンとRWA領域でパートナーシップを締結。適格投資家や機関投資家に取引と融資のソリューションを提供することが目的である。
07:15
コインベース、USDC貸出サービスで10%以上の高年利を提供開始
コインベースが仮想通貨USDCの貸出サービスを開始し、年10.8%の高利回りを提供すると発表した。モルフォプロトコルとの連携により、従来の4.1%を大幅に上回る収益機会を提供する。
06:40
ソルメイト、443億円調達でソラナ特化企業に転換 Arkなどが出資
米上場企業ブレラホールディングスがソルメイトに社名変更し、アーク・インベストらから3億ドルを調達してソラナ特化のDAT企業に転換すると発表した。
06:15
エヌビディア、インテルに7400億円投資でAIチップ共同開発へ 株価22%高騰
エヌビディアがインテルに50億ドルを投資し、データセンター向けAIチップとPC向けチップの共同開発を発表した。インテル株は22%急騰し38年ぶりの上昇幅を記録した。
05:55
米国初のドージコイン現物ETF、上場初日の出来高が専門家予想上回る
米レックス・オスプレイが米国初のドージコインETF「DOJE」とXRP ETF「XRPR」を木曜日夜上場開始。初日のドージコインETFは約600万ドルの出来高を記録した。
09/18 木曜日
16:50
「社会のジレンマを突破する」日本初のステーブルコイン発行ライセンス取得、JPYC岡部典孝氏が語る|独占インタビュー
JPYC株式会社が日本初の日本円建てステーブルコイン発行ライセンスを金融庁から取得。代表の岡部典孝氏が語る100万円制限の実態、3年後10兆円の発行目標、プログラマブルマネーがもたらす金融革命とは。
13:40
ウォーレン米議員ら、トランプ政権の仮想通貨特命官に対する倫理調査を開始
エリザベス・ウォーレン米上院議員ら8名の民主党議員が、トランプ政権のAI・仮想通貨特別顧問デービッド・サックス氏の特別政府職員としての任期制限超過疑惑について倫理調査を開始した。130日の上限を超過している可能性を指摘し、詳細な勤務日数報告を要求している。
13:35
米SECが承認、BTCやXRP投資のマルチ仮想通貨投資信託のETF転換
米SECがグレースケールのマルチ仮想通貨ETPを承認し、ビットコインやイーサリアムなど5銘柄への一般投資家アクセス投資が可能になった。新たな包括的上場基準も同時に導入されている。
13:02
ポリマーケットでの裁定取引で年間60億円の利益発生か 研究者ら分析
分散型予測市場ポリマーケットでミスプライシングを利用した裁定取引により年間60億円の利益が発生しているとの論文が発表された。研究者による分析を解説する。
12:04
FRB利下げ決定も仮想通貨の市場反応は限定的、BNB前週比9.2%高で1000ドルの大台迫る
FOMCでは米FRBが0.25%利下げを決定したが、暗号資産(仮想通貨)への影響は限定的だった。主要アルトコインでは、BNBが前週比9.2%高の1,000ドル目前に。背景としては、バイナンスの規制環境の進展の兆しとMegadropなどの需要が挙げられる。パウエル議長は年内2回の追加利下げを予想するも慎重姿勢を維持。
11:03
業界の行方を決める「天王山」に臨む──ビットバンク廣末氏が描く未来戦略
ビットバンク廣末紀之CEOが語る、預かり資産1兆円規模への成長と今後の展望。金商法への移行と分離課税実現に向けた2025年後半は業界の「天王山」。
11:00
ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告
K33リサーチなどが報告したところによると、ビットコイン・トレジャリー企業の4分の1が純資産価値を下回る時価総額で取引されており、業界の統合が進む可能性が指摘された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧