業界初 バイナンス、米サイバー犯罪防止団体NCFTAに加盟

バイナンス:業界初の参加

グローバル最大手の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは19日、「サイバー犯罪に関する情報共有や捜査支援、被害防止のために設けられた」米国非営利団体「NCFTA」に加盟したことを発表した。ブロックチェーン・仮想通貨業界からの初加入となる。

NCFTAとは

NCFTA(米国サイバー鑑識・訓練協定)は、2002年にペンシルベニア州ピッツバーグで設立された非営利団体。法執行機関、民間企業、大学による産学官連携組織で、FBIを中心に、民間企業ではマイクロソフト社やシマンテック社などの情報技術関連企業のほか、銀行、クレジットカード会社、製薬会社などが参加し、学術機関では情報技術に強いカーネギーメロン大学などが加わった。サイバー犯罪の手口、被害情報、コンピュータ・ウイルス情報などを集約・蓄積してデータベース化し、これを専門家が分析。捜査員の訓練や捜査の技術支援に役だて、被害予防や犯罪摘発などの成果をあげている。海外の関係機関との連携や、海外捜査員の訓練などにも取り組んでいる。(コトバンク参照)

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NCFTAはこれまで、情報共有・サイバー犯罪防止のプログラムを活用し、2,000億円の価値に相当する資産の不正流出を防ぎ、1,000以上の逮捕に至った功績を挙げている。

仮想通貨を悪用したサイバー犯罪が近年多発しているため、バイナンスはNCFTAに参加し、ブロックチェーン捜査の知見を犯罪捜査に活かすという。

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NCFTAのMatt LaVigna CEOはバイナンスの加盟について、「サイバー犯罪は依然として増加しており、グローバルな脅威だ」、「バイナンスはブロックチェーン業界のリーダーとして、さまざまな国際捜査に協力した実績を持っている」と指摘し、バイナンスの加入がNCFTAの能力を強化してくれるとコメントした。

バイナンスの傘下には、「Binance Investigations Group」というサイバー犯罪に特化した専門チームが置かれており、2021年6月にウクライナや韓国、米国、スペインの法執行機関の捜査に協力し、570億円規模のランサムウェア集団「FANCYCAT」の壊滅に貢献したといった背景がある。

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