仮想通貨ポリゴン(MATIC)、ネットワークで遅延が発生

ブロックチェーンが一時停止

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のスケーリングソリューションを提供する「ポリゴン(MATIC)」は11日、「Polygon PoS」のネットワークが停止していたことを発表した。

現在、ネットワークは稼働を再開。ユーザーの資産やデータに影響はないと説明している。問題を早急に解決するために一時的な修正(hotfix)を行っており、これからも継続的な対策を講じていくとした。

Polygon PoSは、ポリゴンのスケーリングソリューションの1つで、代表的なプロダクト。イーサリアムの仮想マシン(EVM)と互換性のあるネットワークである。名称の「PoS」はコンセンサスアルゴリズムを指す「プルーフ・オブ・ステーク」の略。ネットワークのセキュリティは、パーミッションレス(自由参加型)のバリデータが支えている。

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問題の経緯

今回の問題については、日本時間の11日午前2時に「2時50分にネットワークが停止する可能性がある」と発表。その後、稼働再開が報告されたのは、それから8時間後だった。今回の問題の原因については、現在も調査を実施。現時点では、最近行ったアップグレードにバグがあった可能性が高いと見られている。ネットワークのコンセンサスに影響を与え、バリデータが3分の2の合意形成に達しえない状況になっていた模様だ。

ポリゴンのMihailo Bjelic共同創設者は、CoinPostの提携メディア『The Block』に対し、「Polygon PoSには2つのレイヤーがある」と説明。1つはコスモス(ATOM)の開発キット(SDK)とTendermintをベースにしたコンセンサスレイヤー「Heimdall」で、もう1つはブロックを生成するレイヤー「Bor」である。

Tendermintとは

中央管理者のいないネットワークで合意を取るための方法やソリューションを指す。Tendermintの機能を使用することによってブロックチェーンを開発することが可能になり、Tendermintを使用するブロックチェーン同士をつなげようという発想が、コスモスのプロジェクトの原点である。

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Bjelic氏は「Borレイヤーに小さなアップグレードを行ったことがHeimdallレイヤーに影響し、ネットワークがブロックを生成できなくなった」と説明した。

ポリゴンはこれからも調査を継続して、正確な原因を追求するとしており、随時情報を更新していくと述べている。

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