はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

FOMC目前の仮想通貨市場、ウクライナ情勢巡り乱高下も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界情勢と仮想通貨市況

ロシアのプーチン大統領は11日、ベラルーシのルカシェンコ大統領との会談で軍事侵攻するウクライナとの交渉について「一定の進展がある」と言及。金融市場が一時反発したほか、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)も急騰する場面があった。

一方、これまでの情報錯綜からも「真意を図りかねる」として慎重な見方も少なくない。

対話の窓口が開かれているとはいえ、ロシア側が外交面で強硬姿勢を譲歩する姿勢は見られない。複数回行われたウクライナ代表団との停戦交渉は一向に進展せず、フランスやドイツなどEU諸国とプーチン大統領の電話による説得交渉も暗礁に乗り上げているとの見方が大勢を占める。先日開催されたトルコの仲介でロシアとウクライナの外相会議では、状況の好転が見られず市場が失望する場面もあった。

東京株式市場は前場を前週末比174円高で終えたが、前引け後に日経先物が急落するなど不安定な局面にある。

週明け14日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格が前日比2.5%安の448万円(38,027ドル)と続落した。

BTC/USD日足

午前7時頃に約1,000ドルほど急落した。

1月24日の直近安値32,933ドルや昨年6月の安値28,880ドルが意識される。歴史上でも極めて高い地政学リスクが懸念されるほか、15〜16日には米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利引き上げが想定される中、積極的な買いは手控えられやすい状況にある。

関連:ビットコインはリスクオフとインフレヘッジの狭間で綱引き状態か|bitbankアナリスト寄稿

買いの手掛かりは

Terra開発者TerraformLabsの創設者兼CEOであるDoKwon氏は11日、近日中にUST準備金として12億ドル相当のビットコイン(BTC)を加えることを示唆した。

テラ(LUNA)のエコシステムをサポートする非営利組織「Luna Foundation Guard(LFG)」は今年2月、LUNAトークンのプライベートセールで10億ドル調達を発表。調達した資金は、ステーブルコイン「TerraUSD(UST)」の準備金に使用され、ビットコイン(BTC)として保有するとしていた。中央銀行による外貨準備金と同様の仕組みを構築する。

関連:テラの非営利組織、1,100億円を資金調達 UST準備金にビットコイン活用へ

USTは、米ドルと1:1の割合でペッグされた無担保型ステーブルコイン。

関連:初心者でもわかる「テラ(LUNA)」とは|仕組みと将来性を解説

著名アナリストのPentoshi(@Pentosh1)氏は、テラ(LUNA)のビットコイン準備金と、エルサルバドルのビットコイン債券発行が、買いの支援材料となる可能性があると指摘している。

ビットコイン債は、ブロックチェーン開発企業Blockstreamと連携して提供する、年率6.5%の10年債。

債券発行のタイミングは3月15日〜20日が有力視され、関係者によれば「最低5億ドル(600億円)の需要がある」と算定した。得た資金の半分は、エルサルバドル国内の仮想通貨推進特区「ビットコイン・シティ」の建設費用に充て、もう半分は政府が運用する暗号資産ファンドで活用される見込み。

関連: エルサルバドルの「ビットコイン債券」近日発行か 発行準備整う 

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/04 土曜日
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。
05:45
イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
イーサリアム財団が4日に1000ETH(6.6億円相当)を売却すると発表した。CoWSwapのTWAP機能を使用し、研究開発や助成金、寄付の資金調達を目的としている。
10/03 金曜日
18:27
野村HD傘下Laser Digital、暗号資産交換業登録を目指す
野村HD子会社Laser Digitalが、日本で暗号資産交換業者登録を目指し金融庁と協議中。スイス発の同社は国内金融機関向け事業展開を計画。
17:37
積立NISAの次は?35歳会社員のイーサリアム投資入門
積立NISA実践中の35歳会社員が、次の投資先として注目するイーサリアムステーキング。月5,000円から始められる暗号資産投資の基礎知識、積立NISAとの違い、リスクと対策を専門家がわかりやすく解説。家族への説明方法も紹介
17:36
月2万円で始めるイーサリアム 35歳会社員の積立シミュレーション
月2万円のイーサリアム積立投資で5年後の資産はどうなる?35歳会社員が実際の数字でシミュレーション。頭金50万円のケースや価格変動パターン別の詳細な試算結果、始め方の3ステップまで具体的に解説します。
13:55
「ミームコインは仮想通貨への入り口として重要」=ギャラクシーデジタル考察
米仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは最新レポートで、ミームコインはもはや単なるブームではなく、仮想通貨市場への新規参入者誘致に重要な役割を果たしていると指摘した。一方、ごく少数のトークンのみが生き残り、大半は衰退するなど、ギャンブル性が高いことには注意を促した。
13:30
アーサー・ヘイズ、「フランス債務によるユーロ増刷はビットコインを上昇させる」
著名アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、フランスの債務問題によるユーロ増刷が仮想通貨ビットコイン価格を押し上げると予想した。ドイツ・日本の資本還流の可能性も指摘する。
10:40
ビットコインに10月の季節的追い風、「アップトーバー」で高騰の可能性=アナリスト分析
ビットコインの10月高騰傾向「アップトーバー」に注目が集まっている。ブルームバーグ、ヤフーファイナンス、JPモルガンなどの分析をもとに、その背景にある季節要因や市場材料を解説。
10:02
スイ財団、エセナ、スイ・グループが独自ステーブルコイン「suiUSDe」「USDi」立ち上げへ
仮想通貨スイのトレジャリーであるスイ・グループと、スイ財団、エセナが協力し、独自ステーブルコイン「suiUSDe」「USDi」を発行する計画だ。特徴など詳細を解説する。
09:45
トークン化株式xStocks、「Wallet in Telegram」に対応拡大へ
トークン化株式のxStocksは、テレグラム向けの仮想通貨ウォレットWallet in Telegramに対応を拡大すると発表。10月の終わりから段階的にローンチする計画である。
08:45
イーサリアム「フサカ」、ホレスキーテストネットで稼働開始
イーサリアム開発者はホレスキーテストネットで次期アップグレード「フサカ」が稼働したと報告。10月14日と28日に他のテストネットで実施後、12月3日のメインネット実装を予定している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧