ポルカドット上のレンディングプロトコルMoonwell、12億円を調達

Moonwell、約12億円を資金調達

暗号資産(仮想通貨)レンディングプロトコルMoonwellを開発するLunar技術財団は18日、プライベートラウンドで1,000万ドル(約12億円)の資金を調達したと発表した。

Hypersphere VenturesとArrington Capitalが主導したもので、Lemniscap、Robot Ventures、Signum Capitalなどのファンドも参加している。

ポルカドットのパラチェーン上に構築

Moonwell Artemis(以下、Moonwell)は、ポルカドット(DOT)を利用したスマートコントラクトプラットフォームMoonbeam上に、担保型レンディングプロトコルとして構築される予定だ。Moonwellのユーザーは、資産を預けて流動性を提供することにより、報酬を得ることができる。

ルナ技術財団は、Moonbeamをプラットフォームとして選んだ理由について、以下のように説明している。

拡張性の高いEVM(イーサリアム仮想マシン)対応ツール、低コスト環境、エコシステムの成長などを考慮して、Moonbeamでの構築を決定した。

Moonbeamにより、ポルカドットのエコシステムとそのパラチェーンにアクセスできる相互運用可能なアプリケーションの構築が容易になる。EVM互換性を持つことで、Moonwellはイーサリアム(ETH)、BNBチェーン、ポリゴン(MATIC)アバランチ(AVAX)など、他のEVM互換エコシステムから、ユーザーを呼び込むことができる。

イーサリアム仮想マシン(EVM)とは

イーサリアムの主要な構成要素の一つで、英語でEthereum Virtual Machine。イーサリアムのコントラクトを開発するのに利用される言語「Solidity」を翻訳して、コンピュータが解釈・実行できる形にする翻訳機のようなものとして機能する。

▶️仮想通貨用語集

Moonbeamは、ポルカドットの主要パラチェーンの一つだ。パラチェーンとは、ポルカドットのメインチェーンに接続する、個々に独立したブロックチェーン。それぞれのパラチェーンが、独自のトークンや経済圏、機能を構築できる仕組みである。

Moonbeamは、21年にバイナンスなどから約6.6億円の資金調達を行っていた。

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試験的プロジェクトはすでに稼働

Moonwellは、ポルカドットプロジェクトの実験の場として利用されるKusamaチェーンで、Moonwell Apolloという名前の下、レンディングプロトコルを導入している。Artemisを稼働するための試験的なプロジェクトという位置づけである。

この試験的プロジェクトは2月に立ち上げられたが、すでに預けられた資産総額は2億ドル(約237億円)以上に達しているところだ。

公式サイトによると、Moonwellは、重視する項目の一つにセキュリティを掲げている。DeFi(分散型金融)でハッキングや不正流出が多発している課題を受けて、複数のトップセキュリティ企業と提携し、スマートコントラクトの監査を行っていくという。

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