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ロシア首相「デジタル通貨の流通メカニズムが必要」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「デジタル通貨を取り入れることが必要」

ロシアのミハイル・ミシュスチン首相は25日、同国の金融システムに、デジタル通貨の流通メカニズムを取り入れることが必要だと発言した。地元メディアなどが報道した。

ミシュスチン首相は、このような課題はロシアの中央銀行とも協力しながら解決していくしかないとコメント。特に、中央銀行が暗号資産(仮想通貨)のもたらすリスクを評価することに触れている。

また、ロシア国内での仮想通貨マイニングについて規制を構築していくことにも言及し、次のように発言した。

他にも、検討してもよい取り組みがある。特に、マイニングの規制、仮想通貨の流通、デジタル金融資産全般、オンライン商取引の発展などの課題だ。

これまでの経緯

ロシアでは、政府と中央銀行の間で、仮想通貨に対する意見が食い違ってきた。

中央銀行は、仮想通貨が金融システムにもたらすリスクを挙げて、ロシア国内での仮想通貨の使用やマイニングを禁止することを提案。一方で、政府は仮想通貨を禁止するよりも、適切に規制していくことを唱えている。

今回首相が、中央銀行との協力の必要性を挙げたのも、こうした背景を念頭に置いたものと思われる。

関連:ロシアの政府と中銀、仮想通貨規制案の合意に至らず

ロシア政府は、仮想通貨マイニングについても、税金を課すなどのルールを制定した上でマイニングを許可する考えを示している。1月には、プーチン大統領もこうした方向性を支持していると伝えられた。

プーチン大統領は、ロシアには余剰電力や優秀な人材が存在しており、仮想通貨マイニングの上で優位性を持つと発言している。

関連:露プーチン大統領、仮想通貨マイニングを認める意向か

マイニングとは

ビットコイン(BTC)など、コンセンサスアルゴリズムにプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を導入する仮想通貨の取引を検証・承認すること。ロシアは、中国が仮想通貨の取引やマイニングを禁止した後、米国、カザフスタンに次いで世界3位のマイニング大国となった。

▶️仮想通貨用語集

財務省は独自法案を提出

ロシア財務省は2月、仮想通貨について中央銀行との合意がなされない中、独自に「デジタル通貨についての法案」を政府に提出した。

仮想通貨取引所を登録制とし、顧客身元確認その他の要件を求めることや、デジタル資産のリスクについて顧客に周知することなどのルールを盛り込んでいる。また投資家に対して、仮想通貨のリスクについての知識を問うテストを行うことも提案した。

関連:ロシア財務省、仮想通貨投資家にテスト受講を要請か

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