仮想通貨テゾス、「Ithaca 2」アップグレードを完了

トランザクションのさらなる高速化へ

PoS系ブロックチェーンのテゾス(XTZ)は1日、「Ithaca 2」と呼ばれる9回目のアップグレードを行ったことを発表した。コンセンサスアルゴリズムを更新することでネットワークをさらに高速化し、ステーキングを行うための要件も緩和されるという。

コンセンサスアルゴリズムとは

ブロックチェーンに取引記録を書き込むルールのこと。

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公式発表は、今回のアップグレードについて次のように説明している。

Ithaca 2は、現在のコンセンサスアルゴリズム「Emmy」を「Tenderbake」に置き換えるものだ。これは、テゾスプロトコルの革新的な新時代の幕開けとなる画期的なアップグレードである。

新しいコンセンサスアルゴリズム「Tenderbake」は、ブロック時間の短縮を可能にすることで、テゾス上でのトランザクションの高速化とアプリケーションの円滑な実行を実現する。

Ithaca 2アップグレードでは、この「Tenderbake」に加えて、他のスケーリング(ネットワークの規模や処理速度を向上させること)システムも導入していく計画だという。

また公式発表によると、Ithaca 2アップグレードにより、ネットワーク検証者としてステーキングを行うために必要なトークン保有量が、8,000 XYZから6,000 XTZへと25%削減される。これにより、テゾスの分散性が強化される見込みだ。

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スポーツチームやアパレルブランドと提携

テゾスは今回、アップグレード内容と共に、エコシステムの発展状況についても報告した。

過去1年間で、テゾスにおけるユーザーの活動は急成長しており、テゾスのスマートコントラクトに対するコール(呼び出し)件数は、2021年1月の10万件から、2022年1月には620万件以上へと増加したという。

また、テゾスはスポーツやアパレルブランドなどとの提携を行っていることも報告している。

例えば、アパレル大手Gapは1月、テゾスのブロックチェーンを使用してNFT(非代替性トークン)を発行すると発表した。この際Gapは、テゾスを選んだ理由について、環境への影響に配慮する上で「テゾスのブロックチェーンはエネルギー消費を最小限に抑える特徴を持つ」と述べていた。

テゾスはエネルギー消費の少ないプルーフオブステーク(PoS)アルゴリズムを採用している。

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PoSとは

「Proof of Stake(保有による証明)」の略。仮想通貨の保有期間も考慮する場合がある。取引の承認に高性能なコンピューターが必要で、大量の電力消費を伴うコンセンサスアルゴリズム「Proof of Work(PoW)」の代替手段として生まれた。承認を行うと、報酬として新規発行される仮想通貨を受け取ることができる。

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その他の提携組織としては、F1チームのレッドブル・レーシング、サッカークラブのマンチェスター・ユナイテッドなどが挙げられた。

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