CoinPostで今最も読まれています

電通など6社、国内発の「Japan Open Chain」β版をローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本発のパブリックチェーン

ブロックチェーン企業G.U.Technologies株式会社は5日、電通など5つの企業・団体と連携して規制に準拠したEVM互換パブリックチェーン「Japan Open Chain」のβ版ローンチを発表した。

同プロジェクトには以下の企業および団体が参画する。

  • コーギア株式会社
  • 株式会社電通
  • みんなの銀行
  • ピクシブ株式会社
  • 京都芸術大学
  • G.U.Technologies株式会社

EVMとは

EVM(イーサリアム仮想マシン)とは、イーサリアムのスマートコントラクトのコントラクトコードを実行するための「翻訳機」として機能するエンジン。

▶️仮想通貨用語集

Japan Open Chainとは

「Japan Open Chain」は運営者ノードであるバリデータ・ノード・サーバのすべてを日本国内で運用することで、「法的・技術的」にもビジネス利用が可能なEVM互換ブロックチェーン。長期的には、国外からも個人・法人が利用できるパブリックチェーンだが、現在はβ版段階のため、参加者を制限している。

同チェーンは合意形成(コンセンサス)アルゴリズムにはProof of Authority(PoA)を採用。また、イーサリアムクライアントのGo Ethereum(Geth)をソフトウェアとして採用することで、1000tpsを超えるトランザクション速度と手数料を提供できるという。

G.U.Technologies社は、イーサリアム(ETH)ブロックチェーンのトランザクション速度が遅い点や、電力消費が多く、環境負荷が高いなどの問題点を懸念。手数料も高い点やイーサリアム以外のEVMチェーンも技術的・法的問題点が多く残っており、ビジネス利用に適していないと指摘した。

その反面、「Japan Open Chain」では大手企業がノード・バリデータになることで、51%攻撃によるハッキングリスクが低下できると説明。バリデータがチェーンの仕様やトラフィック状況も安定的に管理することで、安定した状況を提供できるとした。

β版の参加者は現在限られているものの、希望者は公式サイトから応募可能。

また、既に、数万・数十万tpsでの通貨やNFTの送金も実験的に開始しているほか、レイヤー2チェーンとしての機能研究やシャーディング技術の研究も行なっている。

今後は同チェーンを利用しながら、規制に準拠した形でステーブルコインやNFT(非代替性トークン)の販売、DAO(分散型自律組織)などの実証実験を行う方針を明らかにした。

関連スケーリング問題の打開策「ロールアップ」とは|仕組みや注目点を詳しく解説

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/02 土曜日
07:20
グレースケール、仮想通貨市況のレポート公開
仮想通貨運用会社グレースケールは、2023年11月版の市況レポートを公開。2024年は複数の条件が重なることによって、ビットコインの価格に上昇圧力がかかる可能性があるとの見解を示している。
06:50
ビットコインETFの上場申請めぐり今週3社目のSEC面談、専門家が承認楽観視
米SECは、GBTCから現物型ビットコインETFへの転換申請について、今週29日に申請側のグレースケール(2度目)と会議を行ったことが判明した。仮想通貨ビットコインは年初来高値を更新した。
06:00
ソラナDEX「Jupiter」、仮想通貨JUP無料配布の事前確認ページ公開
ソラナ基盤の分散型取引所アグリゲーター「Jupiter Exchange」は独自トークン「JUP」の無料配布(エアドロップ)計画について、事前確認の公式ページを公開した。
12/01 金曜日
17:41
「暗号資産の投資状況と確定申告」に関する調査、年内取引で約7割が利益
Aerial Partnersが2023年の暗号資産取引調査結果を公開。ビットコインなどの現物取引だけでなく、PoS銘柄のステーキング利用度が高まりつつあり、利益を出している投資家増加に伴い「確定申告」の必要性も上がっている。
16:03
米投資会社タイガー・グローバル、BAYCやOpenSea投資の評価額を大幅下方修正
タイガー・グローバル・マネジメントが、有名なNFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」(BAYC)と主要なNFTマーケットプレイスであるOpenSeaへの投資により、大幅な含み損を抱えていると報じられた。同社の直近の投資動向と報告内容についてまとめる。
16:00
「ビットコインがもたらす革命をSNSへ」Nostrasia特集を配信
第10回のGM Radio:Beyond The Priceは11月22日に公開。今回は11月に東京などで開催されたイベントNostrasiaを特集した。
14:00
「イルビウム」、eスポーツチームTeam Liquidと提携
Web3ゲームIlluviumは、世界最大級のeスポーツチーム「Team Liquid」と提携すると発表した。独自NFTのリリースやトーナメント開催を予定している。
13:21
4年越しの復帰、bitFlyerの加納CEOが“世界と戦う”ために求める人材は?
国内大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するbitFlyer HD加納裕三CEOに独占インタビュー。bitFlyerの強みや求める人材、ビットコインETFの影響について注目される暗号資産市場の展望について伺った。
12:52
BAYCバーチャルバンド「KINGSHIP」、大手ゲーミングプラットフォームRobloxでデビュー
高級NFTコレクションBAYC(Bored Ape Yacht Club)キャラのバーチャルバンド「KINGSHIP」をフィーチャーした「KINGSHIP Islands」が、大手ゲーミングプラットフォームRobloxでプレイ可能になった。
12:40
ビットコイン38000ドル台復帰で年初来高値更新うかがう、ビットコインETF巡る報道続く
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインETF承認期待やFOMCの金利据え置き予想を背景に、BTCが高値更新を目前にしている。日足でアセンディングトライアングルを形成しており、ブレイクすれば4万ドルの心理的節目が視野に入る。
11:26
ビットコイン先物ETF「BITO」、運用資産額が過去最高値更新
米国初のビットコイン先物ETF「BITO」が運用資産で歴史的高値を更新。今年のBITOへの純流入額は11月24日時点で4億3,800万ドルであり、特に11月10日までの2週間で2億2,400万ドルが流入した。現物ビットコインETF承認への期待が高まり、BTC市場への機関投資は9週連続で純流入を記録している。
10:45
ビットコイン取引手数料で4億円超の過払い アントプールが返却へ
アントプールは、あるユーザーが過大に支払った83ビットコインの手数料を返却すると発表した。
09:45
大和証券ら4社、イーサリアムでST発行へ
大和証券グループは、パブリックブロックチェーン上でセキュリティトークンを発行するPOCを実施すると発表。基盤には仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンを活用する。
08:30
NYダウ今年の高値更新 10月PCEがインフレ鈍化示唆
米株指数NYダウは本日+520ドル超と大幅続伸。11月には今年の高値を更新し2022年1月以来の高値をつけた。一方、仮想通貨ビットコインの11月の上昇率は8.8%だった。
07:30
バイナンス、新たな機関投資家向けソリューション提供へ
仮想通貨取引所バイナンスは、機関投資家向けの新たなソリューショーンを発表。開発の目的やプロジェクトの現状を説明している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア