シリーズC+ラウンドで巨額調達
日本を本拠とする決裁関連企業Opn(オープン、旧ブランド名SYNQA)は10日、シリーズC+ラウンドを実施し、総額1億2000万米ドル(約155億円)の調達に成功したことを発表した。
今回のラウンドに参加しているのは、三菱UFJ銀行、Mars Growth、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社の3社で、Opnが「今回のラウンドを含め累計2億2,200万米ドル超の資金を調達し、安定した経営基盤を確立してきた」と説明。
Opnは2013年に設立されたアジア地域に特化し、オンライン決済、フィンテック用途のブロックチェーン技術、デジタルトランスフォーメーション・ソリューションを専門としている企業。傘下には、NFT発行・販売プラットフォームのOpn Mintや決済インフラOpn Paymentsなどがある。
また、決済サービスは「Omise」という名称で運営されており、中にはOMG Networkというイーサリアム基盤のレイヤー2ブロックチェーン製品が含まれたが、OMG Networkは2020年12月に香港の仮想通貨OTC業者Genesis Block関連の投資企業Genesis Block Ventures(GBV)に買収された。
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SYNQAからOpnへのリブランディングは資金調達とともに発表された形だ。同社の長谷川 潤CEOは発表で、「消費行動の中で切っても切り離せないのが購買体験です。これまでシームレスな決済サービスをグローバルに提供することで購買体験の向上を実現してきました」、「これからもよりたくさんの方々の購買体験を支え、更なる付加価値を提供するためのフィンテックソリューションの開発を進めて参ります。そして、名称のOpnの由来でもある、金融そのものへのアクセスをより“オープン”にしていけるよう、事業活動を展開していきます」と述べている。