はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Bancor 3がローンチ、流動性ソリューションに大手DAOが参画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Bancor 3のローンチ

DeFi(分散型金融)流動性ソリューションを提供するBancor(バンコール)は11日、新製品「Bancor 3」をローンチした。Bancor 3は30以上のプロジェクトの財務管理に採用されており、ポリゴン(MATIC)やYearn(YFI)などのローンチパートナーと共同で「デュアル報酬」を提供する。

Bancorの基本機能は分散型取引所(DEX)だが、大口ホルダーやDAO(分散型金融)向けには保有資産を預けて取引手数料の収益を得る「流動性提供」の側面が大きい。

関連:初心者でもわかるUniswap完全ガイド|Kyber network寄稿

Bancor 3の特徴は「インパーマネント・ロス(IL:永続的な損失)」を100%回避できる形で、シングルサイド・ステーキングが可能なこと。従来のDEXでは2つのトークンをペアで流動性提供(ステーキング)するため、片方のトークンが高騰(急落)した際に保有割合の変動により損失が発生することがネックとなっていた。

Bancor 3では、全体の流動性をプールする仮想金庫「Omnipool」でネイティブトークンBNTがハブとなり、手数料を動的に配分するよう機能することでシングルサイドステーキングを実現する。ユーザーはトークンを預けて「シングルサイドプールトークン」を受け取り、他のDeFiプロダクトで担保資産にするなどの「マネーレゴ」に活用できる。

さらに、自動複利機能と組み合わさり、より多くのトークン・プロジェクトとそのホルダーはDeFiでの持続可能な金利獲得機会を享受できる。Bancorの研究責任者Mark Richardson氏は、以下のように述べている。

Bancor 3は健全なトークン経済を推進する、堅牢で弾力性のあるオンチェーン流動性市場を実現する。

リリースによると、Bancor3は30以上のプロジェクトの財務管理に採用されており、ローンチ時点の主要パートナーとして、分散型イールドアグリゲーターYearn(YFI)、スケーリングソリューションPolygon(MATIC)、分散型デリバティブSynthetix(SNX)、分散型ブラウザBrave(BAT)、分散型ゲームプラットフォームEnjin(ENJ)、分散型保険のNexus Mutual(wNXM)などが加わっている。

Bancor 3では、BancorのネイティブトークンBNTだけでなく外部トークンプロジェクトのインセンティブも設置できるようになっている。まもなく、Polygon(MATIC)、BRAVE(BAT)、Synthetix(SNX)などの「デュアル報酬」が開始されるという。

関連:ポリゴン、新プロダクト「Polygon Avail」のテストネットを22年2Qにローンチへ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
05:40
米SEC委員長が仮想通貨向け「イノベーション免除」導入へ、資金調達環境の改善を重視
米SECのアトキンス委員長が仮想通貨セクター向けの「イノベーション免除」導入を表明した。新たな法律を待たずにイノベーションを促進する方針で、2005年以降改革されていない開示規制の包括的見直しも発表した。
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧