はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

オランダ金融当局責任者、個人向け仮想通貨デリバティブの制限を提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「個人投資家向けデリバティブを制限すべき」

オランダ金融市場庁(AFM)の責任者は12日、個人投資家向けの暗号資産(仮想通貨)デリバティブを制限すべきとの意見を表明した。

デリバティブとは

仮想通貨や株式といった元になる資産から派生した金融商品のこと。英語表記は「派生」を意味する「derivative」。日本語では「金融派生商品」とも呼ばれる。代表的なデリバティブに先物取引、オプション取引、スワップ取引などがある。原資産の取引におけるリスクを軽減するために活用したり、単純に高い収益性を追求するために利用されている。

▶️仮想通貨用語集

AFMの資本市場・透明性監督責任者ポール・ウィレム・ファン・ガーウェン氏はデリバティブ市場関連のイベントで講演を行い、市場のリスクと機会について話した。その中で、仮想通貨デリバティブに関して、次のような見解を表明している。

仮想通貨デリバティブの発展は、一般的に、私たちの目を引いたと言うことができるだろう。これらは人気のある商品だ。とはいえ私達は、このような取引にはリスクが伴うとみなしている。透明性の欠如、市場操作、その他の犯罪行為などである。

また仮想通貨は価格変動が大きいことから、デリバティブ取引の当事者が取引を完遂できるかについての懸念もあると続けた。こうしたリスクを並べた上で、ガーウェン氏は「仮想通貨デリバティブの取引はホールセール取引に限定すべきである」と表明している。

コインデスクによると、AFMの広報担当者は、欧州の包括的な仮想通貨市場規制(MiCA)が発効した暁には、AFMが仮想通貨デリバティブ規制を行う権限を取得する可能性があると話した。

ガーウェン氏は、英国がすでに個人投資家への仮想通貨デリバティブ商品を販売禁止していることも引き合いに出した。

英国の金融行動監視機構(FCA)は、仮想通貨デリバティブと上場投資証券(ETN)について、プロ以外の個人投資家への販売を禁止しており、バイナンスも2021年12月、これに対応して英国ユーザーに通知を送っていた。規制対象となるユーザーには、デリバティブへのアクセスを制限する形だ。

関連バイナンス、英で仮想通貨デリバティブ取引を制限へ

分散型台帳技術について

ガーウェン氏は、仮想通貨の取引に使われる分散型台帳技術(DLT)についても言及した。

DLTによって、取引の仲介者が減り、市場の効率が向上し、チェーン全体の取引コストが下がる可能性があるという。そこでガーウェン氏は「私達は実用的なユースケースを市場と議論することには前向きだ」と話した。

そこで、欧州委員会がDLTパイロットプログラムを予定していることも歓迎しており、参加を奨励したいという。

欧州証券市場監督局(ESMA)は、主に「トークン化」された証券(従来の証券をデジタル化した証券)の取引と決済についての、パイロットプログラムを計画。2023年初めに開始される可能性が高いとしているところだ。

関連欧州証券市場監督局、分散型台帳技術の試験プログラムで意見募集

一方でガーウェン氏は、DLTを完全に分散型にすることには賛成しておらず、DLT上で清算を管理する中央機関も必要だと意見した。

「市場が堅牢で健全なものであることが重要」で、DLTシステムには「参加者やシステム上で取引する商品、取引などをめぐって、一定のルールを設定する必要」があるとしている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/26 木曜日
18:00
円建てステーブルコイン業界を代表する有識者に聞いた「ポジティブな影響と課題点」|MoneyX特集
JPYC正式リリースやメガバンク参入で加速する円建てステーブルコイン。業界有識者5名に国内普及の展望と課題を聞いた。
17:50
韓国議員、金融・仮想通貨インフルエンサーの保有資産公開を義務化する法案を準備
韓国国会で投資インフルエンサーの保有銘柄・仮想通貨の公開を義務化する法案が準備されている。YouTubeなどで投資推薦を繰り返す人物を対象とし、違反には懲役や高額罰金を科す。「ポンプ・アンド・ダンプ 」などの不正行為防止と投資家保護が目的だ。
17:05
リップルらが出資参加、AIエージェント企業t54 Labsが500万ドルを調達
t54 Labsが500万ドルのシードラウンドを完了。リップルやフランクリン・テンプルトンが参加し、AIエージェント向けの本人確認・リスク管理インフラの開発を加速する。
16:21
香港、仮想通貨をファミリーオフィス税優遇の対象資産に明記
この記事のポイント ファミリーオフィスの仮想通貨運用に0%優遇税率を適用へ シンガポール・ドバイとの富裕層争奪戦が激化 2026年前半に法改正へ 香港政府は25日、2026-2…
15:20
AIによる2028年経済崩壊シナリオに米金融大手が反論、世界で議論白熱
独立系アナリスト・シトリニが提示した「2028年AI経済崩壊シナリオ」に対し、シタデル・セキュリティーズが現在のデータをもとに正式に反論を展開した。雇用破壊の根拠を検証し、AIの普及速度と経済的限界を解説している。
15:06
SBI VCトレードとビーエヌ、国際会議「BGIN Block 14」でUSDC決済を試験導入
SBI VCトレードとビーエヌは、3月開催の国際会議「BGIN Block 14」でUSDC決済を試験導入。電子決済手段等取引業者との共同でイベント参加費をUSDCで支払える国内初の事例となる。
14:12
メタマスク、ハイパーリキッドと連携 ウォレット内任意トークンで直接証拠金取引が可能に
この記事のポイント USDCへの変換ステップが不要に 仮想通貨150銘柄以上・米国株にも対応 USDCへの変換ステップが不要に 仮想通貨ウォレット大手のメタマスクは26日、分散…
13:35
業界リーダーが議論したST市場の課題と2030年への展望|日本STO協会5周年シンポジウム
JSTOAが開催した開催したセキュリティトークン(ST)制度開始5周年イベントで、SBI加藤氏やHash Port吉田氏らがST市場の課題と展望を議論。ステーブルコイン不在やライセンスの分断が海外との差を生んでいると指摘し、AIエージェント対応や原資産の多様化を提言した。
12:46
米通貨監督庁、ジーニアス法に基づく決済ステーブルコイン規制案を公表
米OCCがジーニアス法に基づく決済ステーブルコイン規制案を公表。国法銀行や外国発行者などを対象に、準備資産の1対1裏付けや毎月の開示義務を規定。最終規則は2026年7月までに公布予定。
12:00
片山財務大臣・金融担当大臣「来賓挨拶」|MoneyX2026
2026年2月27日開催の次世代金融カンファレンス「MoneyX」にて、片山さつき財務大臣・金融担当大臣の来賓挨拶が決定。ステーブルコインを軸に通貨の進化と社会実装を議論する。参加登録は無料。
11:30
ビットコイン市場はレンジ相場続くか、大口投資家の確信低迷=グラスノード分析
グラスノードは週間レポートで、仮想通貨ビットコインは最高値から47%下落しており横ばいの相場が継続する可能性があると指摘。持続的回復の条件を解説している。
11:05
イーサリアムの速度・量子耐性・プライバシーの向上へ リサーチャーが開発計画を公開
イーサリアム財団のリサーチャーのジャスティン・ドレイク氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画を公表。2029年までに7回のアップグレードを予定していると説明した。
10:34
ハット8の2025年決算、ビットコイン価格下落で赤字へ AIインフラ開発中
ハット8が2025年通期決算を発表した。仮想通貨ビットコイン価格下落による含み損で純損失を計上する一方、AIインフラ開発により次世代事業への転換を加速している。
10:17
テザーがデジタルマーケットWhopに約300億円出資、ステーブルコイン決済を拡大
テザーがデジタルマーケット「Whop」に2億ドル(約290億円)を出資。Whopの評価額は16億ドルに。Whopはテザーのウォレット開発キットを統合し、USDTによる国際決済に対応する。
09:50
予測市場カルシ、MrBeastの編集者と元カリフォルニア州知事候補のインサイダー取引に罰則
予測市場カルシが、MrBeastの動画編集者と元カリフォルニア州知事候補のインサイダー取引を認定。編集者に約300万円の罰金と2年間の利用停止、知事候補に5年停止を科し、両案件をCFTCに報告した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧