はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

日本のWeb3開発コミュニティ「UNCHAIN」、Fracton Venturesと提携 世界に挑めるweb3製品を創出するエコシステム構築へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3領域で協働へ

Web3エンジニアコミュニティ「UNCHAIN(アンチェーン)」を主催する株式会社shiftbaseは30日、スタートアップエコシステムの構築を目的としたFracton Ventures株式会社との事業提携を発表した。

「UNCHAIN」は、イーサリアム(ETH)やポリゴン(MATIC)、ソラナ(SOL)といったパブリックチェーン上で実践的なdApps(分散型アプリケーション)開発を学ぶためのコミュニティ。現在約1,000人がエントリーしており、学習したエンジニアは、企業、アーティストなどのクライアントとの共同開発プロジェクトに参画しているという。

Fracton Venturesは、Web3(分散型ウェブ)にフォーカスしたインキュベーションプログラム「Fracton Incubation 2022 powered by bitbank」を展開している企業。

関連:前澤友作氏、Web3・メタバースに100億円を出資へ

今後、両社は、「UNCHAIN」でweb3技術の腕を磨くエンジニアと、「Fracton Incubation 2022」に集う起業家が接点を持つ機会を設けていく。日本発でグローバルに挑戦できるweb3プロダクトが創出される、スタートアップエコシステムを構築することが目標だ。

Web3とは

Web3は、現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。

▶️仮想通貨用語集

今回の提携について、shiftbaseの志村侑紀代表取締役は以下のようにコメントしている。

日本から世界規模で活躍できる起業家を本気で輩出しようとしているFracton Venturesの在り方は、国内のweb3カルチャーの健全な発展に大きく貢献していると感じます。当社自身、日本の持つユニークなカルチャーを主軸に、世界規模でインパクトのある事業を生み出すことを目的に、挑戦者としての在り方を大切にしています。

両社は、グローバルの捉え方、表現方法は異なりますが、それぞれの根底にある価値観をお互いに尊敬しあえているからこそ、今回の提携によって「グローバルな挑戦」の定義を多角的に議論し、世界規模で活躍する挑戦者に多様性を生み出していけることができると確信しています。今後、日本から世界を驚かせるスタートアップが輩出されるオープンで心地良いエコシステムの構築に向けて、Fracton Venturesと歩みを進められることを大変嬉しく思います。

岸田総理も好意的なスタンスを示す

現在Web3については、海外のみならず国内でも高い関心が寄せられている。

Web3では、NFT(非代替性トークン)などのブロックチェーン技術により、Web2で発展した双方向性に所有権の要素を加えることが可能。大手企業ではなく個人がデータの所有権を持ち、利益を挙げられる、公平かつ分散型のウェブ社会に移行すると考えられている。

26日には、岸田文雄首相はが衆院予算委員会で、「Web3時代の到来は、経済成長の実現につながる可能性がある」と発言。環境整備を進めていく意向を示した。また、株式会社スタートトゥデイの前澤友作 代表取締役は27日、Web3及びメタバース領域を専門とする、100億円規模の投資ファンド「MZ Web3ファンド」を組成したことを明らかにしている。

関連:岸田総理「Web3は日本の経済成長につながると確信」衆院予算委員会で環境整備の必要性に言及

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/20 火曜日
18:39
イーサリアム将来価格2025展望 | ETF・機関投資家・開発動向の注目点
【2025年5月最新】イーサリアム(ETH)の将来価格と成長可能性を徹底分析。ペクトラ後の価格回復、ブラックロックのステーキングETF申請、機関投資家の700億円購入など最新動向を解説。
14:45
「サトシ」か「ビット」か? ビットコイン価格高騰で基本単位論争が再燃
ビットコインの価格高騰に伴い、コミュニティではその基本単位「サトシ」変更の議論が白熱している。サトシを廃止すべきというビットコイン改善提案177にジャック・ドーシー氏が支持を表明する一方で、反対意見も多く論じられている。
14:00
ブラックロック「BUIDL」で利回り増やす取引戦略 BounceBitが実証試験
BounceBitがブラックロックのトークン化米国債「BUIDL」を担保に利用して、年利20%を実現した取引戦略を公開した。ステーブルコインを担保とするよりも利点があるとしている。
13:10
個人ノード運用を容易に、ヴィタリックの新たなイーサリアム拡張案とは
仮想通貨イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が新L1スケーリング計画を発表。個人のノード運用を容易にする「部分的ステートレスノード」でガスリミットを10~100倍に拡張する革新的アプローチを提案。
12:35
米上院、ステーブルコイン規制『GENIUS法案』の審議進行可決
米上院が仮想通貨ステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」の審議を66対32で可決。消費者保護や倫理規定を強化した修正案で超党派合意が進展。
11:59
ビットコイン下髭で押し目買い意欲旺盛か イーサリアムにも機関投資家の強い関心
過去最高値の更新まで目前のビットコインは米国債格下げなど不透明感のある中、下髭形成し押し目買い意欲の強さを示した。50日・200日移動平均線のゴールデンクロスが目前に迫る中、イーサリアムには機関投資家の資金が集まり、CMEグループのXRP先物は初日に1,560万ドルの取引高を記録した。
11:20
SEC新委員長、仮想通貨規制を全面見直し
SEC新委員長ポール・アトキンス氏が仮想通貨規制の抜本的見直しを表明。前政権の執行措置を批判し、発行・保管・取引の3分野で明確なガイドライン策定へ。
10:35
リップル社、UAEの金融企業2社と提携
リップル社は、UAEのZand BankとMamoの2社が顧客になったことを発表。両社はリップルペイメントを使用すると説明しており、中東市場の事業を強化していく。
10:05
ソラナの新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」提案 性能引き上げへ
ソラナ開発スタジオAnzaが新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」を発表した。処理時間を理論的に約150ミリ秒まで短縮し、Web2と競合できる高速処理を実現するとしている。
08:45
ビットコイン急騰、米国債格下げと州法により"安全資産"化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは史上最高値となる10万9,000ドル付近まで上昇している。米国債の格下げを契機として米国の信用力に対する懸念が台頭し、ドル安が進行した。
08:02
ステーブルコイン大手サークル、コインベースとリップルから買収アプローチ=報道
USDC発行元のサークル社が50億ドル以上の企業価値での買収提案を複数社から受けている。リップルとコインベースからアプローチされ、IPO計画と並行して検討中か。
07:45
過去最高515億円含み益達成、エルサルバドルのビットコイン投資
エルサルバドルが保有するビットコインが515億円の含み益を達成。国際通貨基金との合意に反してビットコイン蓄積を継続中。
07:25
コインベース顧客情報流出事件、米司法省が捜査開始=報道
米司法省が仮想通貨取引所コインベースの顧客データ流出事件について刑事捜査を開始。インド拠点従業員への贈賄による情報漏洩で、ハッカーが2000万ドルの身代金を要求していた。
06:40
ストラテジー社とセイラー氏、ビットコイン投資の収益性めぐり投資家から集団訴訟
ストラテジー社とマイケル・セイラー会長が、仮想通貨ビットコインの投資戦略の収益性について虚偽の説明をしたとして投資家から集団訴訟を起こされた。
06:15
Bybit、USDT使用の株式取引開始 ストラテジーなど78社が対象
仮想通貨取引所Bybitが株式取引機能をGold & FXに追加。ストラテジーやコインベース、マグニフィセント7を含む78社株式をUSDTで取引可能。CFDモデル採用で実株保有は不要。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧