はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

シンガポールのデジタル証券取引所ADDX、仮想通貨の保有額も適格投資家の認定基準に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインなどを対象に

シンガポールのデジタル証券取引所「ADDX」は8日、同国の金融機関としては初めて、適格投資家の承認条件に、暗号資産(仮想通貨)保有額を含めることを発表した。

「ADDX」は、シンガポール証券取引所などが出資するICHXが運営を行うデジタル証券プラットフォームだ。2020年のライセンス取得後、17以上の多様なアセットがプラットフォームに上場している。

適格投資家とは、金融規制法の下で特別なステータスを持つ投資家。シンガポールでは、特定の金融資産を取り扱うためにこの資格が必要となる。

同取引所が承認するのは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ステーブルコインUSDCの3種類。より多くの人に認定投資家の門戸を開くために、今回の決定を行ったという。

関連:シンガポール中銀、DeFiやデジタル資産の実現可能性を検証 JPモルガンらが協力へ

適格投資家とは

専門的な知識や経験を有するプロの投資家で、法律が認めた投資の専門家を指す。証券会社や投資信託委託業者、銀行、保険会社などが該当し、投資のプロであることから、法規制の適用が一部除外されている。

▶️仮想通貨用語集

仮想通貨を含めて200万SGD以上が条件

ADDXは、仮想通貨を所得や金融資産とは異なる、第3のカテゴリーの個人純資産として扱う可能性があるとしている。各銘柄には「割引率」が適用された上で、資産として計上される仕組み。

ビットコインとイーサリアムの割引率は50%、USDCは10%となっている。割引後の仮想通貨を含めて、200万シンガポールドル以上の資産を所有していることを証明することが、適格投資家として承認されるための条件となる。

資格を得た場合、プライベートエクイティやベンチャーキャピタルファンドといった領域へのアクセスが許可される形だ。

ADDXは、承認する仮想通貨を制限した理由について、リスク相殺のため時価総額の高い銘柄のみを承認する形にしたと説明。なお、割引率は、定期的に見直しを行う予定としている。

関連:シンガポール金融当局「現在NFTを規制する計画はない」

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/13 火曜日
06:20
トランプ大統領のSNS、72時間以内にミームコイン発行か=報道
ドナルド・トランプ氏所有のTruth Socialが新たなミームコイン発行を準備していると報じられた。「次のTRUTHは最も重要なもの」との投稿がSNSで物議を醸している。
05:55
フランス上場企業、ビットコイン戦略強化のため20億円調達
フランスのThe Blockchain Groupは、仮想通貨ビットコインの保有量増加を目的とした20億円の転換社債発行を発表。戦略的投資家Adam Back氏による投資が含まれ、同社のBTC戦略が加速へ。
05:40
マイケル・セイラーのストラテジー社、2000億円相当のビットコインを追加購入
マイケル・セイラーのストラテジー社は、2025年5月5日から11日にかけて13390BTCを約13.4億ドルで購入し、ビットコイン保有額が590億ドルに達した。
05/12 月曜日
14:57
インフレ・送金コスト上昇・資本規制強化でビットコイン需要拡大=BISレポート
国際決済銀行(BIS)の最新調査で仮想通貨の国際取引が2021年に380兆円に達し、従来の地理的障壁や資本規制の影響を受けにくいことが判明した。
12:46
メタプラネット、エルサルバドル政府のビットコイン保有量を上回る
メタプラネットが1,241ビットコイン(約184億円)を追加購入し、総保有量6,796BTCでエルサルバドル政府を上回った。暗号資産(仮想通貨)投資戦略を加速させている。
12:30
米中関税協議の進展に期待感、ビットコイン過去最高値に迫るも不確実性残る
米中貿易協議で「大きな進展」も不確実性残る中、ビットコインは過去最高値に迫る水準まで上昇した。イーサリアムは2,700ドル近くまで急伸、ブラント氏が「月足もみ合いパターンが急騰を示唆」と分析した。クジラ(大口投資家)の買い集めやRWAトークン化の拡大も追い風に。
12:07
米民主党議員ら20名、トランプ政権関係者に対する「仮想通貨腐敗(汚職)防止法案」を提出
米民主党の上院議員20名が、大統領や政府高官による仮想通貨発行・後援を禁止する仮想通貨腐敗(汚職)防止法案を提出した。トランプ氏のミームコインであるトランプコイン(TRUMP)発行を批判し、規制強化を目指す。
11:41
日本ブロックチェーン協会開催の「web3基礎研修」7月開講へ 現役プロがテーマごとに解説
日本ブロックチェーン協会(JBA)によるWeb3基礎研修2025の概要が発表された。NECの深田彰氏やNext Finance Techの徳力創一朗・土田真也両氏が登壇し、Web3の基礎からDeFi、NFT、DAOまで実践的に学べる全6回のプログラムについて紹介。
09:43
ブラジルのベロオリゾンテ市がビットコイン法案を可決
ブラジルのベロオリゾンテ市議会がビットコイン法案を可決。多角的アプローチで、仮想通貨ビットコインの「首都」を目指す取り組みを推進していく内容だ。
05/11 日曜日
14:38
ミームコインとは?買い方・探し方 PEPEやWIF、FARTCOINをDEXで購入する方法
2024年の暗号資産(仮想通貨)市場で注目を集めるミームコイン。代表的なPEPE、FLOKI、WIF、BONKの購入方法を解説。DEXの見つけ方からリスク管理まで。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコイン10万ドル復帰やリップルとSEC裁判の和解合意など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|10年後早期リタイアに必要なビットコイン数に高い関心
今週は、ビットコインを所有してリタイアするための最新ガイドライン、金からビットコインへの資金シフトの可能性、米ニューハンプシャー州の仮想通貨備蓄法案成立の影響に関する記事が最も関心を集めた。
10:30
ビットコイン1500万円回復、米英貿易協定でリスクオン加速|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインは米英貿易協定合意を受けて大幅上昇し1500万円を回復した。米ニューハンプシャー州やアリゾナ州での仮想通貨準備金法案可決も追い風に。bitbank長谷川アナリストが相場を解説。
05/10 土曜日
14:30
改訂版GENIUS法案、テザーも米規制対象に DeFiへの影響も
米上院の改訂版GENIUS法案で海外ステーブルコイン発行体も米国の規制対象に。テザーなど1500億ドル市場への影響と、DeFi開発者・バリデーターまで拡大された規制範囲の懸念点
13:00
コインベースCEO明かす「企業資産の80%をビットコインに投資検討も断念」
米取引所コインベースグCEOが財務戦略としてのビットコイン保有を検討していた過去を語った。同社は投資目的で約1,900億円相当の仮想通貨を保有している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧