CoinPostで今最も読まれています

ブラウザ型のWeb3ウォレット、重大な脆弱性を修正 メタマスクやBraveらが対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ウォレットがリスク対応

ブロックチェーンに特化したサイバーセキュリティ企業「Halborn」は16日、メタマスクやPhantom、Braveなどのブラウザ型の暗号資産(仮想通貨)ウォレットに関する重大な脆弱性を発見し、メタマスクから報奨金を受け取ったと発表した。

主にウォレットのアカウントを復元する時に利用するシークレットリカバリーフレーズ(「ニーモニックフレーズ」などと呼ばれることもあり)が、暗号化されずにディスク上に保存されていた可能性があることを指摘。上述した各ウォレットはすでに対応済みで、この脆弱性が悪用され、ユーザーの資産に影響を及ぼした事例は起きていないと見られている。

メタマスクとは

イーサリアム(ETH)ブロックチェーン向けの仮想通貨ウォレット。

▶️仮想通貨用語集

関連「MetaMask(メタマスク)」とは|月間2000万人超が利用の仮想通貨ウォレット

Halbornが今回の脆弱性を発見したのは昨年の5月。ユーザーは、以下の条件を満たし場合にリスクにさらされると説明した。

  • ユーザーのハードドライブが暗号化されていない
  • すでにユーザーが手放したデバイス、またはリスクのあるデバイスからシークレットリカバリーフレーズをインポートした

メタマスクは今回の発見で、Halbornに約670万円(5万ドル)の報奨金を支払った。Halbornは「この額は、メタマスクがこれまで支払った、セキュリティに関する報奨金で最も多い」と述べている。

Phantomは対応継続中

今回の問題については、各ウォレットサービスも一斉に公式発表を出した。

ソラナ(SOL)ブロックチェーン向けのウォレットであるPhantomは、昨年9月にHalbornから今回の問題を知らされたと説明。その後に調査を開始し、監査を受け、1月から4月にかけて問題を解決したという。

一方で、よりセキュリティを強化した修正版を来週リリースするとも説明し、今後も常にウォレットのバージョンをアップデートすることを推奨している。

関連仮想通貨ソラナ(SOL)とは|注目ポイントと今後の将来性

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア