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相次ぐ出金停止の事例、仮想通貨融資大手Babel Finance

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Babel Financeの出金停止

香港に拠点を置く暗号資産(仮想通貨)貸借プラットフォームのBabel Financeは17日、顧客資金の出金対応を停止することを発表した。業界大手がデフォルト(債務不履行)状態に陥ったと見られ、市場は債務問題の連鎖に警戒を強めている。

17日には仮想通貨の貯蓄口座を提供するFinbloxが月約20万円(1,500ドル)の出金制限を設けたばかり。同社はThree Arrows Capital(3AC)の債務問題による流動性への影響を調べると述べた。

ピーク時の運用資産2兆円強(180億ドル)に拡大していた3ACは担保資産にレバレッジを効かせたハイリスクな運用を行ってきたと見られ、昨今の仮想通貨急落に伴い複数の融資会社との間で債務超過に陥ったとされる。

債務問題の連鎖が危惧される中、Babelはウェブサイト上で以下のように述べている。

最近、仮想通貨市場は大きな変動を見せ、業界の一部の機関は伝導性リスクイベントを経験した。現在の状況により、Babel Financeは異常な流動性プレッシャーに直面している。この期間中、当社製品からの償還と出金は、一時的に中断される。

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流動性危機と債務問題

2018年に設立されたBabelFinanceは、世界中の機関や適格投資家にビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ステーブルコインの賃借、資産管理、プライムファイナンスを提供している。

21年5月にBabelはシリーズBラウンドで2,600億円(20億ドル)の評価額で約100億円(8,000万ドル)を調達。21年2月時点で500以上の機関投資家にサービスを提供、21年末時点に仮想通貨の融資総額は3,900億円(30億ドル)に達した。また、仮想通貨の先物・オプション商品の取引量は月間1兆円(80億ドル)に及ぶ。

仮想通貨の貯蓄口座と、融資サービスを提供する業界大手企業Celsius Network(セルシウスネットワーク)は13日、「極端な市場変動」を理由に顧客資産の引き出し、スワップ、口座間の送金の一時停止を発表していた。公式ウェブサイトによると、22年5月17日時点で約1,500億円強(11.8億ドル)の顧客資産を運用しており、利用者数は170万人だという。

同社は顧客の預金を運用し、獲得した収益の一部を仮想通貨預金者に支払うことで、最大18.63%の年利をユーザーに提供している。しかし、昨今の相場低迷の影響を受けてDeFiの流動性環境が悪化。データ分析から、Celsiusもローンの担保等で使用していた運用資金を回収し難い状況になっているとも指摘されている。

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14日にはCelsiusが法律事務所アキン・ガンプ・ストラウス・ハウアー・アンド・フェルドを雇い、財務リストラを検討しているとも報じられた。16日に、同社はこの問題に対処するために「24時間体制で取り組んでいる」とツイートしたが、出金再開の目途は示されていない。

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