はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

加マイニング企業Bitfarms、1週間でビットコインを3,000BTC売却

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインを売却

ナスダックに上場する暗号資産(仮想通貨)マイニング企業Bitfarmsは21日、過去1週間でビットコイン(BTC)を合計3,000BTC(85億円相当)売却したことを発表した。

先週には1,500BTCを売却したと発表していたが、今回3,000BTCに修正。資金の流動性の確保とバランスシートの強化が売却の目的だとし、これまでの「HODL」戦略を調整するとした。同社のJeff Lucas最高財務責任者(CFO)は今回の売却について、「長期的にはビットコイン価格には強気だが、世界クラスのマイニング事業の継続と発展という最優先事項に特化した結果だ」と説明している。

HODLとは

仮想通貨の長期保有の意味で使われる用語。保有を表す「Hold」のタイプミスから広まったスラングである。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者でもわかる、ビットコインのマイニング(採掘)とは 3種類の方法を解説

Bitfarmsは2017年創設のカナダのマイニング企業。ナスダックだけでなく、トロント証券取引所(TSX)にも株式を上場している。今年1月には、1,000BTCを買い増しし、ビットコインの保有量が合計4,300BTC(現レートで120億円相当)を突破したことが分かっていた。

関連加マイニング企業Bitfarms、49億円相当のビットコインを買い増し

1BTCの価格は今年1月1日の約64万円(4万7,000ドル)台から、本記事執筆時点で約285万円(2万ドル)台まで57%超も下落。Lucas氏は市場の極端な価格変動を考慮し、資金の流動性を確保したり、債務を圧縮してバランスシートを強化したりする決断をしたと説明した。具体的には、金融サービスの提供や資産運用を行うGalaxy Digitalからの、ビットコインを担保にした貸付を最終的に約136億円(1億ドル)から約51億円(3,800万ドル)まで減らしている。

なお、ビットコインをどのように売却したかまでは明らかにされていない。

NYDIGからは資金を調達

一方でBitfarmsは、ビットコインに特化した事業を行うNYDIGから、マイニング機器を担保に約50億円(3,700万ドル)の資金を調達したことも発表。Lucas氏は、「マクロ経済の要因で仮想通貨市場が低迷する中、資金の流動性と柔軟性を強化した」と説明している。

21日の発表では、2022年6月20日時点でBitfarmsは、約57億円(4,200万ドル)の現金と3,349BTC(95億円相当)を所有しているとし、融資に対し健全な財政状況を維持していると主張。Galaxy Digitalの融資は担保率が133%を下回ると追加で担保が必要になるという。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
12:00
XRPの買い方|おすすめ取引所と購入手順を図解【初心者向け】
暗号資産(仮想通貨)XRPの特徴から買い方、将来性、リップル社の最新動向や取引所の選び方も紹介します。ドナルド・トランプ次期米大統領の思惑やSECゲンスラー委員長交代による規制環境の変化、価格への影響を分析。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧