ゴールドマンサックスが資産購入を検討か
米金融大手ゴールドマン・サックスは財務的困難に陥っている暗号資産(仮想通貨)融資企業Celsius Network(セルシウスネットワーク)の資産を購入することを検討している可能性が高い。CoinDeskが情報筋の内容として報じた。
情報筋によると、ゴールドマンはCelsiusが保有する現金化が困難な債権トークンを割引価格で購入するために、Web3ファンドや伝統ファンドなどと2,700億円規模の資金調達について交渉しているところだという。
出金凍結が10日以上続く
また、今も出金停止中のCelsius Networkは財務再編などの解決策を立てるために、より多くのアドバイザーを起用したようだ。WSJが情報筋の内容として報じた。
Celsiusは先週にも財務再編に関する助言を受けるために、大手金融シティグループや法律事務所のアドバイザーに依頼したことが報じられた。
今回は、「Alvarez&Marsal」から再建アドバイザーを起用し、破産申請を行う可能性に備えるという。
CelsiusはstETHトークンの価格乖離を受け13日に顧客資産の引き出しやスワップ、口座間の送金の一時停止を実施し、今もその状態が続いている。
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なお、CelsiusやThree Arrows Capitalの債務問題に影響された複数の仮想通貨業者も相次いで出金に関する非常措置を講じている。Babel FinanceやHoo.com、Voyager Digital、CoinFLEXがその例だ。