難易度爆弾を延期
「グレイ・グレーシャー(Gray Glacier)」アップグレードは30日、仮想通貨イーサリアム(ETH)のメインネットにおけるブロック高#15,050,00にて実装完了した。
NethermindやGethといったイーサリアムのノードプロバイダーがアップデートを行い、Gray Glacierハードフォークを実施した。今回のアップグレードにより、難易度爆弾(ディフィカルティボム)の発動が100日相当(70万ブロック)順延となった。
難易度爆弾は、ETHのバリデータ(マイナー)をスムーズに新たなチェーンに移行させるための措置。ブロックの生成難易度を指数関数的に増加させ、バリデータが新しい取引をマイニングすることを不可能にし、イーサリアム上のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を強制的に終了させるため、「The Merge(ザ・マージ)」後に起動する必要がある。
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