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仮想通貨取引所KuCoin CEO、出金停止懸念などの「FUD」を全面否定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

KuCoin CEO、出金停止の噂を否定

暗号資産(仮想通貨)取引所KuCoinのJohnny Lyu CEOは2日、同取引所が「出金停止する予定は一切ない」として、FUD(悪い噂)を打ち消す発言を行った。今年5月に資金調達を行ったばかりであることなどを挙げ、経営は順調だと強調している。

Lyu氏は、次のように注意を呼び掛けた。

FUDに注意して欲しい。誰がどんな意図で、このような根拠の薄い噂を流しているのか不明だが、KuCoinはLUNA、3AC、Babelなどとは一切関わりを持っていない。

何らかのトークン急落による被害を受けてはいない。出金停止の計画もなく、KuCoinのすべては順調に運営されている。

FUDとは

大衆が信じていることに反するような情報を広め、大衆の認識に影響を与えようとすること。不安(Fear)/不確実(Uncertainty)/不信(Doubt)の頭文字から構成される。仮想通貨のネガティブキャンペーンのようなもの。

▶️仮想通貨用語集

背景

背景にあるのは、投資家心理の急悪化だ。

今年5月に発生したアルゴリズム型ステーブルコイン「UST(TerraUSD)」のディペッグ騒動とテラ(LUNA)の崩壊や、金融市場の地合い悪化の影響により、仮想通貨ヘッジファンドThree Arrows capital(3AC)が破産した。

また、香港発の仮想通貨融資プラットフォームBabel Financeも、「一部の業界大手が相次いで債務不履行に陥っている」ことから、流動性の問題を抱えているとしてユーザー資金引き出しを緊急停止した。大手投資銀行フーリハン・ローキーと契約し、債務整理を検討しているとも伝えられるところだ。

関連:仮想通貨ヘッジファンドThree Arrows、米国で破産申請

関連:仮想通貨融資のBabel Finance、財務再編へ

5月に200億円の資金調達を発表

Lyu氏は、KuCoinの経営が順調であることを示唆する事実として、「5月に行った資金調達」「現在も雇用継続していること」「弱気市場でも新機能を発表していること」を挙げた。まもなく2022年上半期の業績について報告書も公開するという。

Lyu氏が言及したように、KuCoinは5月、Jump Cryptoが主導する約200億円(1.5億ドル)のプレ・シリーズB資金調達ラウンドを完了したことを発表していた。

資金調達は「仮想通貨ウォレット、GameFi、DeFi、NFTプラットフォームなどのWeb3領域」でのプレゼンスを拡大することを目的としている。KuCoinのコミュニティメンバーによって構築されたパブリックチェーンKCCにも、リソースが投入される計画だ。

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

その他、「次世代取引システム構築」「グローバルな規制への取り組み」「セキュリティとリスク管理システムの強化」にも資金を役立てるという。

2017年に立ち上げられたKuCoinは、現在700以上の仮想通貨銘柄を扱うグローバルな取引所として成長。公式発表によると、世界207の国や地域に1,800万人のユーザーを擁している。今年4月には、KuCoin傘下の投資企業KuCoin Labsと独自のNFT電子市場Windvaneが、129億円規模のNFT関連ファンドを立ち上げた。KuCoin Labsは2021年11月、110億円規模のメタバースファンドもローンチしている。

関連:大手仮想通貨取引所KuCoin、約130億円規模のNFTファンドをローンチ

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