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ゲームストップのNFT電子市場が好調、取引高は1週間で10億円突破

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインベースNFTの売上高を上回る

米ゲームソフト小売大手「ゲームストップ」が11日にローンチした独自NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスの取引量が、約10億円(5,000ETH)を突破した。

同社は、1984年に設立された企業で、長年全米各地にゲーム小売店舗を展開してきたことで知られる。近年はオンライン販売の普及を受けて多くの実店舗を閉鎖。

その後、同社もオンラインでの販売に方向転換し、22年初頭にはNFT領域に進出することを発表。先日にNFTマーケットプレイスの運用を開始した(現在はパブリックベータ版)。

関連:米ゲームストップ、NFT電子市場をオープン

5,000ETHという取引量は、大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが展開するNFTマーケットプレイスの累計取引高の約2倍に達する。市場全体が厳しい状況にあるなかで、比較的好調なスタートを切った形だ。

現在、最も取引量が多いNFTコレクションは「MetaBoy」で、取引高は約2億7,000万円(約1,300ETH)。第2位には「CYBER CREW [C4]」が位置している。同コレクションの取引高は約1億1,000万円(550ETH)となっている。

NFTとは

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

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今後の拡張も予定

当初、ローンチされたNFTマーケットプレイスには、レイヤー2ソリューションのImmutable Xが採用される予定で、ゲームストップ社はIMXトークンを同ソリューションから付与されていた。

だがその後、3月にマーケットプレイスのベータ版には、L2ソリューションのLoopring(ループリング)を使用することを発表した。

なお同社は、NFTマーケットプレイスの拡張を予定しており、ローンチ時に「今後、Web3ゲームやクリエイター、その他のイーサリアム環境など、さまざまなカテゴリーに対応したマーケットプレイスの機能拡張を予定」と説明している。

イーサリアム基盤のウォレットを展開

ゲームストップ社は、NFTマーケットプレイスに限らず、様々なブロックチェーン領域への展開も行っている。

5月には独自の自己管理型仮想通貨ウォレットをローンチ。このウォレットはMetaMaskなど既存の自己管理型仮想通貨ウォレットと同様、仮想通貨やNFTを保管、入出金する機能を備える。

イーサリアム(ETH)が基盤となっており、NFTマーケットプレイス側に接続して使用することも可能だ。

関連:米ゲームストップ、仮想通貨の売却益で約100億円を計上

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