はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ライトコインが銀行を買収?隠された野望とは?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ライトコイン財団が銀行買収の衝撃ニュース
先週水曜日、ライトコイン財団がトークンペイとパートナーシップを築き、ドイツのWEG銀行を株式を9.9%取得した。トークンペイは5月、銀行買収はフィンテック開発ともに採用の手助けを意図する戦力的行動だと発表しました。そのニュースは賛否両論が挙げられている。
ライトコイン財団:トークンペイ社との提携により、ドイツWEG銀行の株式9.9%を取得
ライトコインは、独自のブロックチェーンプロトコルを構築し、ネイティブトークンTPAYを開発する「トークンペイ」とパートナーシップの締結を発表。仮想通貨が、既存の金融機関を脅かす存在としてではなく、新たなパートナーとして認識され、受け入れられるという好事例となった。

ライトコイン財団が銀行を買収

先週水曜日に仮想通貨業界にとって前代未聞のニュースが報道されました。

ライトコイン財団(業界第6位に君臨する仮想通貨を作った非営利団体)が仮想通貨に全く関係ない銀行を買収したとのことです。

この一手は多くの人に称賛、もしくは疑惑の目を向けられるかつてない事態だと言えます。

これは仮想通貨業界がついに銀行をも超える力になった証なのでしょうか?業界人の考えをまとめてみました。

なんだって?銀行が買われた?

ニュースが最初に報道されて時は業界人はいろんな論と説いていました。

中には仮想通貨業界が銀行を超える時代が近いと本気で信じていた人もいたでしょう。

おめでとう!次はChase銀行を買う時間だ。

あともうちょっと待った方がいい。あと数年で銀行はもっと安く買える。銀行は今バブルだし。

ゆっくり読んでください。もっと視野を広げて考えてみてください。ライトコインが銀行を買収しました。銀行がライトニングノードを運営します。ライトコインファンデーションがライトニングノードとスウィフトシステムをリンクさせます。トークンがカードを発行する。つまり、ライトコインが分散型のリップルになるということです。銀行がテクノロジーをもっと採用すればさらなる高みにたどり着きます。今日と明日のビデオは必ずみてください。

銀行に存続して欲しいのか?私はして欲しくない。

もう銀行じゃなくなる。ライトニングノードになるんだ。

会社の意見

遠くの未来を見据えた楽観的な意見を持つ人以外には客観的にこのニュースを捉えている人もいました。

まず、ニュース自体をよくみてみると、ライトコインは9.9%の株を購入しましたが、それはWEG銀行でドイツのオットブルンという街に一つオフィスがある程度の小さな銀行です。

しかも、ライトコインが個人で買収したのではなく、トークンペイとパートナーシップを築き、共同での買収でした。

トークンペイは5月、WEG 銀行の9.9%買収は銀行のフィンテック開発ともに採用を手助けするための戦略的行動だと発表しています。

プレスリリースではトークンペイは世界的に認められた会社とパートナーシップを決定したと発表しましたが、火曜日の夜の段階にライトコインのチャーリー・リー氏はその世界的に認められた会社はライトコインだとツイッターで発表しました。

この度はライトコインファンデーションとトークンペイは戦略的パートナーシップを築きましたことを発表いたします。

このパートナーシップではドイツのWEG銀行のステークを買収します。

今後も消費者目線で仮想通貨ブロックチェーンソルーションは開発する予定なのでこの後も応援よろしくお願いします。

トークンペイの従業員はこのパートナーシップの意図をツイッターで解説しました。

その解説ではパートナーシップは銀行でブロックチェーン技術を取り組むことで取引や決済スピードを上げることと、手数料を下げることだそうです。

否定的な意見

中にはこの買収に不満を持っている意見もありました。

そもそも仮想通貨ブロックチェーンは銀行が必要なくなる新たな世界のために作られたもので、銀行と連携をとってしまえば元も子もないと意見する人も少なくありませんでした。

銀行に勝てないなら買っちゃえばいいんだw 面白い。

そして銀行に飲み込まれる。この買収にいいことなんて何もない。これじゃ何も変わんない。銀行が仮想通貨を使えるようになるだけ。銀行がなくなるわけではない。それじゃ意味がない。

デジタル資産の採用されてなくて困ってる時にすることが銀行を買う?

分散型にもいろんな意味がついてきたな。サトシナカモトは集中型資産を買って、分散型を人々に広めろなんて言ってないぞ。これじゃあなたも銀行と同じだ。

他にもこのニュースはそこまで騒がれるような内容ではないと主張する人もいました。

別にいいけどそこまで騒ぐほどのことじゃない。WEG銀行なんて小さいドイツ銀行、トップ100社なら10%買うことなんてわけないだろ。

また口だけのゴミパートナーシップができたよ。仮想通貨業界が採用を求める時代はいつになったら終わるんだろう。本来逆になるはずだったのに。他の業界がブロックチェーン技術を求めてやってくる時代はいつ来るんだろう。今後はそれを実現するためのプロトコルが必要になって来るだろうな。まだまだ先なのかな。

いつムーンする?

他には相場チャートに目を配る人もいたでしょう。

しかしライトコインの価格はほとんど変わらず、水曜日の発表で81ドルまで上がったものの、劇的な価格向上にはほと遠い結果に終わりました。

ライトコインは1月の331ドル以来相場価格は下がる一方です。このパートナーシップでの挽回は期待できるのかまだ分からずにいます。

もしライトコインが銀行の買収を去年行っていたら、当時の相場の3倍は上がっていたかもしれない。全てはタイミングの問題ですね。残念ながら今は弱気市場なので、どんなにいいニュースが報道されてもあまりいい反応は望めないですね。

このツイッターでわかるように仮想通貨業界人全員を喜ばせることはできないようです。

What Crypto Really Thinks About Litecoin’s Banking Ambitions

Jul 15, 2018 at 11:30 UTC:Anna Baydakova

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
18:34
日経グループQUICK、ビットコイン指数の算出開始
QUICKは12月1日、円建てビットコイン指数の本格公表を開始した。試験運用から更新頻度を毎日に引き上げ、12月22日からはリアルタイム指数も提供する。暗号資産ETFなどでの利用を想定。
17:07
イーロン・マスク氏「エネルギーこそ真の通貨」、ビットコインは基づくと主張
テスラCEOのイーロン・マスク氏が「エネルギーこそ真の通貨」と主張し、ビットコインはエネルギーに基づいていると説明。一方、著名経済学者やピーター・シフ氏は「本質的価値がない」と批判を続けている。
17:01
政府・与党、暗号資産の分離課税導入を検討へ 調整開始─NHK報道
政府・与党が暗号資産投資の分離課税化を巡り調整に入ったとNHKが報道。現行は最大55%の総合課税で、制度見直し議論が年末の税制大綱へ進む見通し。
16:26
「チェーンリンク」の将来性は?トークン化市場に必須インフラ
チェーンリンク(LINK)の将来性を解説。2030年に16兆ドル規模が予測されるトークン化市場で、既存金融とブロックチェーンを接続するオラクルとして80%超のシェアを獲得。SWIFT・J.P.Morganとの提携事例も紹介。
16:00
スイ(SUI)のステーキングで高利率なのは?自分で行う方法と取引所比較
SUIのステーキング方法を徹底解説。取引所(年利最大4.28%)、ウォレット、リキッドステーキングの3つの運用方法を比較表付きで紹介。初心者向けのOKCoin Japanから、Slushウォレットでの自己管理、Haedalでの高度な運用まで、リスクと利回りを考慮した最適な選択をサポート。
15:55
ワールドコインの本人認証方法|マイナンバーカードでWLDを受け取る手順を解説
ワールドコイン(WLD)がマイナンバーカードでの本人確認に対応。World Appでの認証手順を画像付きで解説。所要時間約5分で完了し、Orb認証済みの方も追加のWLDを獲得可能。受け取ったWLDの現金化・運用方法も紹介。
15:43
ソニー銀行、米ステーブルコイン事業化に向けBastionと業務提携 子会社設立も視野に
ソニー銀行が米Bastionと業務提携し、米ドル建てステーブルコインの事業化を推進。日経報道によると2026年度の発行を計画し、ソニーグループの「経済圏」での決済活用を目指す。米国子会社設立とOCC銀行免許取得も視野に。
15:35
Ginco、Babylon Labsと提携「BTCFi 2.0」を推進
GincoがBabylon Labsと提携し、第三者への預託なしでBTCを活用できる「BTCFi 2.0」を日本で推進。業務用ウォレットGEWからBTCステーキングが可能に。
14:26
カザフスタン中銀、仮想通貨投資を計画 最大約470億円規模
カザフスタン国立銀行(中銀)のティムール・スレイメノフ総裁は、金・外貨準備ポートフォリオの一部として、仮想通貨へ最大3億ドルの投資を検討していると発表した。
11:47
テザー社CEO、S&PによるステーブルコインUSDT格下げに反論 余剰資本を強調
テザー社CEOがS&PによるステーブルコインUSDTのドルペッグ機能評価の格下げに反論した。余剰資本や米国債利回りを考慮していないと指摘している。
11:07
ヤーン・ファイナンスのyETH製品に攻撃、約4億5000万円相当が流出
イールド・ファイナンスのyETH製品が攻撃を受け、約4億5000万円相当のETHが流出。攻撃者は無限ミントの脆弱性を悪用し、約1,000ETHをTornado Cashに送金。V2・V3ボールトは影響を受けず、yETH保有者は安全に引き出し可能に。
09:15
中国人民銀行、仮想通貨取引の厳格取締を改めて要請、ステーブルコインも警戒対象
中国人民銀行が仮想通貨取引の取締強化を改めて各当局に要請した。仮想通貨関連活動の再活発化が背景にあるとみられ、ステーブルコインも警戒対象としている。
09:03
コインシェアーズ、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げ
欧州大手のコインシェアーズが、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げた。米国市場での大手運用会社への集中により、差別化や利益率確保が困難になるとの懸念を示し、ナスダック上場を控え、仮想通貨関連株式やアクティブ運用戦略など新商品の投入を計画している。
11/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、金持ち父さん著者キヨサキのBTC売却やソラナとXRPのETFの好調など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
DeFiで株式市場はどう変わる? Progmat齊藤達哉氏が語るオンチェーン金融の未来|独占インタビュー【後編】
Progmat齊藤達哉氏インタビュー後編。議決権付きトークン化株式で日本が世界初となる理由、2028年施行を目指すトークン化法のロードマップ、DeFi・AIエージェントを見据えた将来ビジョンを聞いた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧