はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米ロビンフッド、NY州規制当局から罰金40億円

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨規制の違反

米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)は2日、投資アプリを提供するRobinhood(ロビンフッド)の暗号資産(仮想通貨)部門「Robinhood Crypto」に対し、罰金として約40億円(3,000万ドル)の支払いを命じたことを発表した。

ロビンフッドがマネーロンダリングとサイバーセキュリティ、消費者保護に対するルールを遵守できていなかったことが罰金の原因。また罰金以外にも、これからコンサルタントを雇い、コンプライアンスの評価を行ってもらう必要もあるという。

NYDFSとは

「New York State Department of Financial Services」の略で、金融活動を監督するニューヨーク州の政府機関のこと。

▶️仮想通貨用語集

今回の発表によると、NYDFSの一連の調査によって、取引監視などのロビンフッドの体制に重大な不備があったことが発覚。人材の配置が不十分だったことも指摘されており、ロビンフッドの規模、顧客、出来高に見合った取引監視システムも構築されていなかったという。

他にもNYDFSは、同社特有のリスクに対応するためのリソースが不足していたことも指摘。消費者の意見・不満を受け付ける窓口の電話番号がウェブサイトに掲載されていないことも、消費者保護のルールに違反すると注意した。

NYDFSのAdrienne A. Harris局長は今回の発表で、「事業が成長する中で、コンプライアンスを維持するために、ロビンフッドは適切なリソースに投資せず、注意を怠っていた」と説明。

また「ニューヨーク州で認可を得た仮想通貨企業は、マネーロンダリングや消費者保護、サイバーセキュリティにおいて、従来の金融サービス企業と同様の規制を遵守する必要がある」と述べた。そして「NYDFSは今後も規制違反がないか調査を継続していく」としている。

ロビンフッドがNYDFSに対し、3,000万ドルの罰金を支払う見込みであることは昨年7月に「Wall Street Journal」らが報じていた。この時の報道から今回の件は、昨年の時点で両者が和解に達したと見られていたが、今回の発表では「2日に和解に至った」と述べている。

関連投資アプリ「ロビンフッド」の仮想通貨部門に30億円超の罰金か=報道

人員削減を発表

ロビンフッドのVlad Tenev最高経営責任者(CEO)は2日、企業の組織再編の一環として、約23%の人員削減を行うことを発表。全ての役割が人員削減の対象になるとする一方で、オペレーションとマーケティング、プログラム・マネージメントの業務を中心に従業員を減らすとした。

今回の人員削減は企業のコストに加え、マクロ環境、インフレ、仮想通貨市場の暴落が重なったことが要因。これによって投資家の取引やカストディ資産が減少したとも説明している。

関連「仮想通貨市場は今後どうなる?」Consensus2022で複数の有識者に聞いた

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/01 水曜日
15:04
大和証券、暗号資産担保ローンの紹介を開始
大和証券は全国の本支店で、Fintertechの暗号資産担保ローン紹介を開始。ビットコインやイーサリアムを担保に円資金を調達可能に。
14:24
自称「IQ276」の投資家、ビットコイン100倍を予測し全財産転換へ
自称世界最高のIQ記録「276」を保持するキム・ヨンフン氏が、ビットコインは10年で100倍に上昇すると予測し、自身の全資産を投入したと発表した。同氏の経歴とその主張の実現可能性を検証する。
13:28
米SEC、株式トークン化規制実現で協議中 証券取引所グループから懸念の中=報道
米証券取引委員会が株式をブロックチェーン上で取引可能にする規制変更を協議中と伝えられる。ナスダックがトークン化証券を申請する一方、証券業界は監督強化を要請している。
11:40
リップル社のデビッド・シュワルツ最高技術責任者が年末退任へ
リップル社のデビッド・シュワルツCTOが2025年末に退任することを発表した。仮想通貨XRP台帳のコーディングに貢献した同氏は、取締役として引き続き関与していく。
11:20
SBI Ripple Asia、東武トップツアーズとの提携を発表
SBI Ripple Asiaは、新たな決済プラットフォームの構築に向け、東武トップツアーズと基本合意書を締結。独自トークンの発行に仮想通貨XRPのブロックチェーンXRPLを使う。
11:17
bitFlyer、後藤真希さん起用の新TV CMを全国放映開始
暗号資産取引所大手のbitFlyerが、歌手・タレントの後藤真希さんを起用した新CM「暗号資産知らなかった篇」を10月1日から全国で放映開始。記念キャンペーンも実施中。
11:10
「テザー社は過去最大の利益企業になる可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、テザー社が過去最大の利益企業になる可能性があると試算。定期公開するメモで今回は仮想通貨が目指す市場規模の大きさについて論じている。
09/30 火曜日
19:30
ビットコインで利回りを狙う|Lombard(ロンバード)・LBTCの始め方
Lombardを通じてビットコインを利回り資産として活用する方法を解説。LBTCの仕組みや始め方に加え、注意点やリスクも整理しました。
19:11
USDHがハイパーリキッドの成長を加速させる理由
USDHはなぜハイパーリキッドを強化するのか?仕組みから収益循環、HYPEへの影響までわかりやすく解説します。
17:14
ハイパーリキッド「Hypurr NFT」エアドロに高い関心、初動のフロアプライス1000万円弱に
暗号資産(仮想通貨)HYPEを発行する分散型取引所ハイパーリキッドのNFTコレクション「Hypurr」が配布され、フロア価格800万円、24時間取引高105億円を記録した。特に希少NFTは最高7000万円で落札するなど反響を呼んだ
16:34
マーチャント・バンカーズ、ビットコイン購入 不動産の暗号資産決済に本格参入
マーチャント・バンカーズが3億円分のビットコインを購入し、FINX JCryptoと協業。不動産決済サービスや暗号資産事業強化へ動き出す。
16:25
ネイルサロン運営コンヴァノ、ビットコイン取得額が累計104億円に
東証グロース上場のコンヴァノが約15億円相当のビットコインを追加購入し、累計取得額が104億円に到達。同社は2027年3月末までに21,000BTC保有を目指している。
15:08
金融審議会が「第3回暗号資産WG会合」開催、上場審査プロセスにも言及
金融審議会が暗号資産の金商法一本化を検討。インサイダー取引規制と情報開示義務を導入し、投資家保護を強化する方針。JVCEAの審査実績や委員からの懸念も明らかに。
13:40
NYDIG、仮想通貨トレジャリー企業の評価指標「mNAV」を批判 ”不正確で誤解招く”
NYDIGは最新レポートで、仮想通貨トレジャリー企業の評価に使われるmNAV指標を強く批判した。不正確で投資家を誤解させる可能性があると指摘し、「業界から削除すべき」と主張した。
13:15
仮想通貨ファンドから1200億円流出 FRB利下げ観測後退受け=CoinShares
CoinSharesが先週、仮想通貨投資商品から約8億ドルが流出したと報告した。ビットコインとイーサリアムから流出し、ソラナとXRPでは流入が続いた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧