はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Trouble Punk: Cyber Galz、β版ローンチへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Trouble Punk: Cyber Galzとは

「Trouble Punk: Cyber Galz」は、複数人のプレイヤーと一緒に遊べるNFT(非代替性トークン)アクションゲームです。様々なブロックチェーンが「ユニバース」となっている世界を舞台に、プレイヤーは世界を守るため悪のマッドサイエンティストと戦います。

この世界では、イーサリアム(ETH)やImmutable X(IMX)、ソラナ(SOL)などのブロックチェーンが、実際に世界を形作っているという設定。本来、それぞれの世界はお互いの存在を認知していなかったのですが、敵キャラクター「BC」がその仕組みを知ったことで状況は一変。

すべての世界を無秩序に混在させるワームホールを発明し、その結果、すべてのシステムが機能不全に陥る「統合チェーン」が出来上がってしまいます。この状況を打開するため、プレイヤーは「BC」と戦い、他の世界からやってきたNFTを破壊しなければなりません。

ゲーム自体は、マルチプレイヤーゲーム用のプラットフォーム「Yooldo」上で構築されています。このプラットフォームは、メタバース(仮想現実)として相互運用性を重視しており、ウォレット内のNFTを複数のプラットフォーム間で行き来させることが可能です。

「スキルベース」かつカジュアルなゲーム性

「Trouble Punk: Cyber Galz」は、見下ろし視点のゲームで、カートゥーン(海外アニメ調)のグラフィックを採用しています。

所有するNFTを自キャラとして使用可能で、マップ上に散らばるコインを時間内に集めていくというのが基本的な流れとなります。

多くの遊んで稼ぐ(Play-to-Earn)ゲームではプレイヤーの保有するNFTやトークンの量がゲームプレイに大きく影響しますが、本作はそれらの作品とは異なり「スキルベース」であることを重視しています。この方針によって、プレイ開始当初の装備などが万全でないタイミングでも、「腕」次第で活躍することが可能。

この作りによって、リリース後に時間が経過しても、新規プレイヤーが参入しやすいのも特徴です。

高いスキルを有するプレイヤーのみが参加できるリーグも存在し、プレイヤーの実力に報いるゲームデザインが行われていますが、同時にカジュアル性も意識されており、気軽にゲームを楽しめるような作りとなっています。

リーグ戦モード

「Trouble Punk: Cyber Galz」には、複数のゲームモードが用意されており、メインとなるのが「リーグプレイ(リーグ戦モード)」です。

「リーグモード」には 後述するGalz NFTをステーキングした状態で、独自トークンのTORBとステーブルコインUSDCを参加費用として支払うことでプレイできます。1リーグのプレイ時間は30分から1時間。ゲーム中の成績によって順位付け(ランキング)が行われ、上位のプレイヤーほど良い報酬を得られる仕組み。

具体的には、ランキングの上位80%は、TORBを報酬として即座に請求できます。受け取れるトークン量は参加費の1%~2.5%(支払った量によって変動)。一方、下位20%になってしまったプレイヤーには、参加費の2~5%が報酬として当たられますが、支払い金と報酬一部がロックされます。引き出し不能となったトークンは他プラットフォームには移せませんが、Trouble PunkやYooldo上の他ゲームでは使用できます。

一定以上のスキルを有すると認められた人は「General League」に加えて、「Pro League」に挑むこともできます。同リーグは1日に3回のみ開催され、「General League」形式の報酬に加えて、月ごとに支払われるリワードが設定される予定です。

独特な陪審員システム

また特徴的なのが「陪審員裁判セッション(Jury Trial Session)」と呼ばれるシステムが採用されている点です。

これは、各リーグの終了後に実施される「審査」で、選手の悪質な行為や不正を防止することが目的。リーグ戦の録画映像を確認し、不正を行ったプレイヤーがいた場合は、試合参加費が不正を摘発した選手側に分配されます。

通常のゲームではこういったプロセスは運営企業が行いますが、本作では告発や陪審員の役割は、すべてプレイヤーが務めます。

告発者は、自身のゲーム参加費全額を担保として提出します。不正を疑われた人は、もし問題行為が認定されても2回まで再審請求が可能(最後は運営チームが確認)。無罪となった場合は、参加費と報酬の両方を受け取れます。

陪審員には、参加費と同額のトークンを支払うことでなることが可能。有罪と無罪を審理前に判定し「正しい側」にいた場合、支払い金は返却され、結果に応じて報酬を得ることができます。間違っていた場合は、陪審員としての参加費用は分配される仕組みです。

なお、現段階では詳細は未定ながら、プレイヤーがゲーム内マップを制作できる「ビルダーモード」も導入される計画です。

マップ製作者には、プレイヤー側の使用回数に応じた報酬が支払われる予定。3Dモデルをマーケットプレイスで他のクリエイターに対して売却することも可能です。

トークン経済は持続可能性を重視

従来のP2E(遊んで稼ぐ)系ゲームよりもゲームプレイを重視。ユーザーの実力次第では誰でも報酬をもらえるシステムを備えております。

また、手数料を支払えなかったり、NFTを購入する元資金がなくても、パトロンから手数料を立て替えてもらうことが可能。代わりに、パトロンはゲーム報酬の一部を受け取ることができます。

8月中旬にクローズドβ版を計画

現在、Trouble Punkはクローズドβテスト(CBT)を8月16日に実装予定。CBT完了後、ユーザーのフィードバックをもとに修正を加えた後、今夏中のβ版の実装を見込んでいます。

なお、8月開催予定のクローズドβテスト参加者には全員に100ドル相当を超える量のTROBを配当する方針です。

プロジェクト詳細

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/24 水曜日
17:57
2025年の調整局面 過去サイクルの「仮想通貨の冬」との違いは?
2025年後半、仮想通貨市場は調整局面を迎えている。しかし過去2度の「冬」とは決定的に異なることがある。トランプ政権の支援、ETF普及、規制整備が同時進行。従来の4年サイクルが崩れる可能性も。2026年の市場展望を専門家の見解とともに解説する。
16:51
ガーナで仮想通貨取引が合法化、2024年取引高は4700億円規模
アフリカのガーナ議会が仮想資産サービスプロバイダー法案を可決し、約300万人が利用する仮想通貨取引を正式に合法化。中央銀行がライセンス発行・監督を担当し、2024年の取引高は4,700億円規模。個人の取引を保護しつつ、事業者には厳格な規制を適用する新たな枠組みを解説。
14:17
ビットコインとイーサリアムに資金集中 仮想通貨市場は年末調整局面へ=Wintermute分析
大手マーケットメーカーWintermuteの分析によると、仮想通貨市場ではビットコインとイーサリアムへの資金集中が加速。機関投資家は夏以降一貫して買い圧力を維持し、個人投資家もアルトコインから主要通貨へローテーションを開始している。
13:25
取引所クリプトドットコム、スポーツ予測市場でトレーダー募集 利益相反の懸念も
仮想通貨取引所クリプトドットコムがスポーツ予測市場のトレーダーを募集している。流動性提供を担当する職務内容だが、利益相反に当たるとの議論も浮上している。
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
09:46
コインベースがベース経由でSOL入出金に対応
コインベース取引所が23日、ベースネットワーク経由でのSOL入出金機能を開始。チェーンリンクとの協力により、外部ブリッジを使わずソラナとベース間の直接送金が可能に。ただし日本を含む一部地域では利用制限あり。
09:45
IMF「エルサルバドルのBTCプロジェクトに関する議論は継続中」
IMFは、エルサルバドルに関する職員の報告を公開。報告は40カ月間の中期融資制度のレビューに関する内容で、同国の仮想通貨ビットコインのプロジェクトにも言及している。
08:30
米Amplify ETFs、ステーブルコインとトークン化特化の新ETFを上場
米Amplify ETFsがステーブルコイン技術とトークン化技術に投資する2つの新ETFを発表した。ステーブルコイン市場は2030年に3兆7000億ドル、トークン化資産は3兆6000億ドルへの成長が見込まれている。
07:20
ロシア中銀、適格投資家以外の仮想通貨購入の認可を政府に提案
ロシア中銀は、仮想通貨規制のコンセプトを考案して政府に対して法改正の提案を行ったと発表。提案の内容や今後の計画を説明している。
06:55
ソラナ特化型ウペクシ社、シェルフ登録で柔軟な資金調達体制を構築
米上場のソラナ特化型企業ウペクシが米SECにシェルフ登録届出書を提出し、未使用のエクイティラインを解約する計画を発表した。資本調達の効率性向上とコスト削減を目指す動きとなる。
06:20
ビットコイン、金・銀と乖離し上昇に遅れ 大口売り圧力が要因に
仮想通貨ビットコインは金や銀と異なり最高値から30%下落したまま推移。8月以降ナスダックとの相関が乖離し、大口プレイヤーからの売り圧力が上昇を阻んでいると分析された。
05:35
米アリゾナ州、仮想通貨免税法案を提出
米国アリゾナ州で仮想通貨を州税から免除する法案が提出された。連邦レベルでは200ドル未満のステーブルコイン取引を非課税とする超党派法案の草案が発表された。
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
18:00
edgeX(エッジエックス)とは?エアドロップ情報・使い方を解説
edgeX(エッジエックス)は累計取引高5,900億ドル超の永久先物DEX。独自トークンの発行やエアドロップも予定されています。本記事では特徴や使い方、流動性提供の方法、手数料・リスクまでわかりやすく解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧