バイナンスの方針
業界最大手仮想通貨取引所バイナンスは10日、イーサリアム「マージ」およびPoWフォーク(ETHPoW)への対応方針を表明した。
バイナンスはPoSへ移行のアップグレード「マージ」に対応する。
一方、PoWフォークによる新規トークンの発行については、バイナンスは配布と出金に関する対応を評価する予定。なお、新規トークンを取り扱う保証はないという。進展次第、より詳細な情報や最新情報を開示する予定だ。
一部の大手マイナーがマージ後もイーサリアムのPoWチェーンを採掘し続け、イーサリアムブロックチェーンをハードフォーク(分岐)させる見通しは高まりつつある。投機的需要に応じて、BitMEXやPoloniexは既にETHPoW関連の取引を提供し始めている。
また、バイナンスのほか、実際フォークした場合のETHPoWトークンの取扱について大手業者のOKXは先日、「十分な需要があれば、新規トークンの上場を検討する」と伝えた。
At @OKX, we actively monitor and will support the #Ethereum Merge.
— jay_star.okx ⚛️ OKX CEO (@star_okx) August 8, 2022
Potential Ethereum hard forks may emerge when the network's upgrade takes effect.
We will evaluate and list the newly forked coins if there is sufficient demand.
FTXの方は、マージ前にETHの先物取引を停止することなく、マージ後のイーサリアムネットワークの状態を追っていくとして、新規トークンの取扱についてはまだ計画を明かしていない。「ETHPoW」の最新情報は以下の記事にまとめている。
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