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韓国政府、仮想通貨の無料配布を贈与税対象とする可能性=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

エアドロップに贈与税を課税する可能性

韓国政府は、暗号資産(仮想通貨)のエアドロップなどについて贈与税の課税を行う可能性を示した。現地メディアDigital Timesが22日に報じた。

エアドロップとは

仮想通貨(トークン)を無料配布すること。仮想通貨の認知度向上など、マーケティングを目的としているケースが多い。ブロックチェーンがハードフォークして、新しい仮想通貨が生まれた場合にもエアドロップを行う場合がある。

▶️仮想通貨用語集

韓国企画財政部(各国の財務省に相当)の関係者によると、エアドロップについての税法解釈の質疑が行われた際、政府は「仮想通貨の無償移転は、相続・贈与税法による贈与に該当する」と答えた。

また「この場合、仮想通貨を無償で送られた者に贈与税が課される」と説明していたという。

税務関連業界の関係者は、このことについて「仮想通貨の無償贈与の場合、原則は当然課税対象とするのが正しい」「贈与ではないと主張するには、課税対象者が直接、当該資産に財産価値がないことを証明しなければならない」と話した。

ただ、韓国政府は、実際に贈与税が課税されるかどうかは、個別の事例を見てみなければならないという立場を取っている模様だ。

企画財政部は、贈与税を適用するためには「実質的な財産及び利益の移転が行われたかなど取引に関する状況を考慮して判断する必要があるとも話した。

韓国で贈与税が適応となる取引で資産を受け取った者は、通常3か月以内に確定申告を行い、税金は10%~50%課税されることになる。

仮想通貨めぐる政策

韓国では7月、仮想通貨キャピタルゲインへの課税開始が2025年まで延期されたところだ。本来は2022年から開始予定だったが、再三繰り延べが決定されてきた。背景として、与野党が、課税を始める前により広い規制基準を設定する必要があるとの認識を共有していることが挙げられる。

関連:韓国、仮想通貨課税の施行を2025年に延期

韓国当局は、5月のステーブルコインUSTの崩壊に端を発する一連の騒動を受けて、国内仮想通貨業界への取り締まりを強化中だ。今月は、無登録で営業した疑いにより、仮想通貨取引所16社に業務停止命令を出した。

関連:韓国、無許可で仮想通貨取引を提供した疑い 16社が調査対象に

デジタル資産基本法

韓国では、仮想通貨についての包括的な法案を作成するための準備が進められているところだ。順調に進めば、2023年前半にはデジタル資産に関する基本法が形づくられる見込みである。

基本法の確立が見込まれて、電子製品大手サムスン関連のサムスン証券や大手資産管理企業Mirae Asset Global InvestmentのMirae Asset Securitiesを含む韓国証券会社7社は来年の上半期に仮想通貨取引所をローンチする計画として、予備的な承認と法人設立を申請していることが報じられた。

関連:サムスン証券など韓国金融7社、来年仮想通貨取引所立ち上げか

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