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Cumberland社「イーサリアムとナスダックの相関性が上昇」 仮想通貨市場の冬を生き延びる方法は

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム投資のポイント

暗号資産(仮想通貨)トレーディング企業Cumberlandは20日、イーサリアム(ETH)とナスダック総合指数の相関性が、2022年の最高水準に近づいていると指摘した。

この状態は現在、「The Merge(マージ)」後のイーサリアムにとってネガティブな傾向であると主張。ナスダックと相関性が高いことは、マクロ経済とも相関性が高いことを意味しており、以前から仮想通貨投資を行っている投資家が、仮想通貨の優位性を利用して利益を得ることが難しくなっているとした。

マージとは

イーサリアムの大型アップグレード。ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムをプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へ移行することが目的だった。

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またCumberlandは、仮想通貨投資家がビットコイン(BTC)建のような通貨ペアではなく、ドル建で取引を行っている傾向があると説明。この傾向は、世界金融危機(GFC)後に、他の資産とデジタル資産の相関性が非常に低かった時の名残だとしている。

その上で、この傾向から離れることが、仮想通貨の「冬の時代」で生き残るためのポイントになる可能性があるとし、ビットコイン建の「ETH/BTC」のパフォーマンスを注視しておくことが重要だと主張。CumberlandはETH/BTCの価格が現在下がっていることも指摘した。

過去に半減期で供給量が減少してビットコインの価格が上昇したことがあったように、マージで供給量が大幅に減少したイーサリアムにおいても、ETH/BTCの価格が上がる可能性があると予想。供給量減少の影響は「もしかしたらある」ではなく、「いつ影響するか」という時間の問題だとした。

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CumberlandはETH/BTCの価格が下がっている要因を、ドル建てのイーサリアムが「ニュースで買って、事実で売られた」ことと連動している可能性が高いと主張。米消費者物価指数(CPI)の発表の影響も受けたと述べている。今月13日発表のCPIは市場予想を上回り、仮想通貨のようなリスク資産に大きな影響を与えた。

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新規発行量の減少

イーサリアムは今月15日にマージを完了。コンセンサスアルゴリズムを変更したことによってマイニング報酬による新規発行がなくなった。

1日の新規発行量は、ステーキング報酬のみで最大1,600ETH。インフレ率が最大で90%減少することになる。新規発行量の大幅な減少は、イーサリアムの価格上昇につながる可能性があるとして、マージで大きな注目を集めていた。

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