WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

SECのビットコインETF肯定派:『クリプト・ママ』が否決に反対した理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SECのビットコインETF否認に反対
SECコミッショナーのHester M. Pierce氏は、公式サイトでビットコインのWinklevoss ETFの否決判断に疑問を呈し、SECの役割の範疇を越えていると指摘。このことで”Crypto Mom”と愛称が付き、フォロワー数も急増している。
ETPとは
Exchange Traded Productsの略で、「上場取引型金融商品」のことで、ETF、ETN、ETCの総称を指す。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

SEC(米国証券取引委員会)が、「ビットコインETF」の1つ(Winklevoss)を否決したことで、思惑で上昇していたBTC価格に冷や水を浴びせました。

しかし、この判決は議論を呼んでおり、SEC内でも満場一致というわけではありませんでした。

SECの役割ではない

SECを監督するコミッショナーの1人「Hester M. Pierce」氏は、同委員会のウェブサイトで、今回の判決に公式的に不賛成であることを意思表明しました。

Pierce氏は、トランプ大統領によって任命され、今年の1月に現職に就いています。

Pierce氏は、以下のように記述しています。

委員会の役割は、投資家が”賢明な投資”を行うための情報を確実に得ることが出来るようにすることと、市場参加者が相互作用する中で不正を防ぎ、透明性を確保できるように取引所をデザインするために規則を設けることである。

私は今回、SEC委員会の判断は、”本来の役割”の範疇を越えていると感じている。SECは、取引所が上場させようとする商品の基礎となる市場の質や特性ばかりに注視しているのではないか。

またPierce氏は、SECが「メリット・レギュレーション」に関わることについても指摘しています。

メリット・レギュレーションとは

取引が公平かつ正当に行われているかを審査すること。現在、証券取引における機能などを検討することを指す。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

予測可能な未来のため、仮想通貨基盤のETP(上場取引型金融商品)を承認することを妨害することで、委員会はメリット・レギュレーションに関わっていると言える。

ビットコインは新しい現象であって、長期的に機能するかどうかわからず、成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。

しかし、委員会はビットコインやその他の資産(仮想通貨)が、どちらの結果になるかどうかを評価できるほど、自身の立場を確立できていない。

ETFの否認は、投資家保護ではなく逆効果

Pierce氏は、ビットコイン市場は価格操作による影響を受けやすいというSECの懸念は、SECがすでに承認した他のETP(上場取引型金融商品)にも当てはまる問題点であり、SECの考えは首尾一貫したものではないと非難しています。

今回のSECの判決は、新しい資産クラスである仮想通貨が注目を集める機会を奪うことに加え、確立した資産として仮想通貨が成長することを妨害するため、機関の参入を妨げてしまいかねず、投資家を保護するどころか、投資家に悪影響を及ぼすと主張しています。

Pierce氏は、以下のように締めくくっています。

ETPを承認すれば、投資家はビットコインを「買うか、買わないか」を選択することができる。

今回の判決は、その選択肢を奪った。

SECの役割は、投資家を保護して資本形成を促進し、公平で秩序があり、効率の良い市場を助長することであって、決してイノベーションの門番ではない。投資家保護に徹するべきだ。

Twitterのフォロワーが激増

SECのコミッショナーPierce氏は、SECのウィンクルボス兄弟のビットコインETF否認に対し、異議を唱えたことで、同氏に仮想通貨コミュニティからの人気が集まり、一部からは“Crypto Mom(仮想通貨の母)”と呼ばれています。

同氏の異議が発表した後、すぐにRedditで専用スレッドが作成され、「仮想通貨コミュニティから、彼女に愛を送ろう」などと呼びかけられており、3日間でTwitterのフォロワー数が13,000人増加して、7月31日時点で15,000人を超えています。

CoinPostの関連記事

ビットコイン急下落|ウィンクルボス兄弟ETF不許可から見る、仮想通貨市場の状況変化
ウィンクルボス兄弟の申請していたビットコインETF申請が米国証券取引委員会(SEC)不許可となり、仮想通貨市場のBTC価格が暴落。本命視されるCboeのETFへの影響など、市場の重要点に変化はあるのか?内容を読み解いていきます。
「ビットコインETF」が重要視される3つの理由|専門家は現状をどの様に見ている?
ビットコインETF上場によって、機関投資家が市場に参入するための環境整備が整う。金ETF上場後には金価格が大幅に上昇したという歴史も。また、投資家保護にも有効。一方、ビットコインETFの上場申請が認可されないと考える専門家も存在する。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/07 火曜日
14:30
Genesis Yield集団訴訟で最新判断、DCG側への詐欺請求が審理対象に
米コネチカット州連邦地裁は、破綻したジェネシスの利回りプログラム『Genesis Yield』をめぐる集団訴訟で、親会社DCGと創業者バリー・シルバート氏に対する詐欺請求の審理を認めた。証券法違反の訴えも合わせて審理される。
14:26
ネットスターズ、カントン・ファウンデーションとWeb3決済で協業
ネットスターズはカントン ファウンデーションとWeb3決済普及に向けた基本合意書(MOU)を締結。ステーブルコイン活用を含む「StarPay-X」構想の実現に向け、両社がマルチウォレットの視点も含めた協業スキームの検討を進める方針だ。
13:25
ストラテジー優先株、ビットコイン弱気相場で交換協議が浮上=報道
不良債権ファンドがストラテジーの優先株を別の証券に交換する協議を進めていることが明らかになった。一方でグレースケールは、同社によるビットコイン売却と資本フレームワーク発表が市場信頼の回復につながるとの見方を示した。
12:30
ロシア最大手銀行スベルバンク、仮想通貨ウォレットを導入へ
ロシア最大手のスベルバンクが仮想通貨ウォレットとデジタル預託機関を自社アプリに統合する計画を発表した。9月施行予定の仮想通貨規制法を受け、ウォレットを数カ月以内に、デジタル預託機関を12月1日までに整備する方針だ。
11:45
米上場Empery Digital、1200BTCのビットコイン買い増し報告
Empery Digitalが直近6日間で1200BTCを取得したとオンチェーン監視アカウントが報告。同社は7月1日、ビットコイン買い増しを行わない方針を公式に発表しており、両者の整合性は現時点で確認されていない。
11:15
韓国最高裁、仮想通貨の民事差し押さえ手続きで規則改正案を提示
韓国の大法院は仮想通貨の差し押さえ・売却手続きなどを定める民事執行規則の改正案を立法予告した。8月まで意見公募し、10月の施行を目指している。
10:30
バーンスタイン、ビットコイン年末15万ドル目標を維持 下落は過去より緩やか
バーンスタインは現在のビットコイン下落局面を分析し、高値から54%の調整は過去サイクルより緩やかだと指摘。ETF・トレジャリー企業の資金流入動向も踏まえ、年末15万ドルという強気目標を維持する姿勢を示した。
10:02
テラウルフ、アンソロピック社と20年のAIインフラリース契約 3兆円の収益見込む
仮想通貨ビットコイン採掘企業テラウルフが、AI企業アンソロピックと20年のAIデータセンターリース契約を締結した。初期契約期間の収益は約190億ドルと見込まれる。
09:55
トレードワークス、ブロックチェーンで政治資金管理基盤を開発
トレードワークスは、ブロックチェーン技術を活用し、政治資金の流れを可視化して管理する基盤を開発したことがわかった。政治の資金と支援のつながりを透明化する。
09:05
ビットコイン乱高下、DAT企業のBTC売却で急落もStrive買い増しで反発|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは7月6日夜から7日朝にかけて、円建てで上下50万円を超える荒い値動きとなった。米主要DAT企業の一部が売却に動くなか、米国ではクラリティー法案の成立見通しがなお不透明である。
08:25
グレースケール分析、ストラテジーのビットコイン売却は底値形成に寄与か
米資産運用大手グレースケールは、ストラテジーによるビットコイン売却と新たな財務枠組みが市場信頼を回復させ、ビットコイン価格がより持続的な底値を形成する可能性があると分析。
07:20
リップル、欧州のMiCA認可を正式に取得
リップルは、仮想通貨サービスプロバイダーとして欧州のMiCA規制の正式なライセンスを取得したと発表。今回の取得は、2026年6月に発表した予備承認に続くものである。
07:02
トム・リー率いるビットマイン、イーサリアム供給量の4.8%保有 5%の保有目標まで残りわずか
米イーサリアム・トレジャリー企業のビットマインは7日、6月28日時点のETH保有量が5,742,237ETHに達したと発表した。前週比4万2,197ETH増で、ETH供給量の4.8%保有・目標5%の95%に到達。
06:35
米クラリティー法、8月6日に照準
米仮想通貨市場構造法「クラリティー法」の交渉が続く中、全国黒人法執行幹部協会が初の支持を正式表明した。倫理条項の合意は得られておらず、次の期限である8月6日に向けた協議が続いている。
06:05
トランプ政権のビットコイン戦略準備金、省庁の権限争いと法的問題で難航=報道
ブルームバーグはトランプ政権のビットコイン戦略準備金設立が財務省と商務省の主導権争いと法律上の問題により停滞していると報じた。司法省法律顧問室が法的枠組みの検討を進めている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧