シームレスにNFT取引が可能に
ゲーム特化型ブロックチェーンプロジェクト「Oasys」は5日、NFTマーケットプレイス「tofuNFT」と戦略的パートナーシップを締結したと発表。同チェーンのL2レイヤーすべてにtofuNFTが対応したことを明かした。
「Oasys」は22年2月に発足が発表された、メタバース上におけるゲームのハブ(中心)になれるように開発されているブロックチェーン。
高速かつガス代(トランザクション手数料)無料のゲーム体験をプレイヤーに提供できるよう目指しており、株式会社バンダイナムコ研究所などが参画を表明し、合同会社DMM.comが出資を行っている。9月には、株式会社スクウェア・エニックスが初期バリデータ(承認者)のひとつとして参加することも公表された。
「Oasys」はパブリックチェーンのL1とVerse(バース)と呼ばれる複数のL2の二層構造となっており、個々のゲームは、Verse上に展開される仕組み。
今回の提携によって、tofuNFTは、今後構築されるものを含む、すべてのVerseに対応する。すべてのVerseが一つのNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスに対応することで、Oasys上のゲームユーザーはよりシームレスにNFTが取引可能になる形だ。
また、tofuNFTのエコシステムへのアクセスが容易になることで、ブロックチェーンゲームのエコシステムの更なる拡張も期待されると「Oasys」は説明している。
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NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。
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tofuNFTとのパートナーシップ締結について、「Oasys」の森山大器ディレクターは、以下のようにコメントした。
Oasysはグローバルのブロックチェーンゲーミングエコシステムを作っていきます。
NFT マーケットプレイスとして、世界的に確かな実績とブロックチェーンゲームの深い専門知識、また広範なネットワークを持つ tofuNFT とタッグを組み、ともに日本発プロジェクトとして世界でのマスアダプションを目指していくことを楽しみにしております。
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取引高の多くがブロックチェーンゲーム
tofuNFTは、BNBチェーンやポリゴン(MATIC)ネットワークなど、30以上のEVM(イーサリアム仮想マシン)互換チェーンに対応する分散型NFTマーケット。日本発のAstar Network(ASTR)にも対応している。
当初は海外向けに「SCV NFT Market」という名称で運営が行われていたが、その後21年11月に、tofuNFTに改名し、国内向けの運営が開始。
取引量の殆どはブロックチェーンゲーム、GameFiで構成されており、22年9月にはNFTマーケットプレイス「X2Y2」と提携した。
①本日、想いに共感頂いた日本の329社/プロジェクトにロゴ提供頂き「かつてこの国の代名詞はナンバーワンだった」から始まるASTR上場記念web3広告を日経新聞全国紙に掲載しました。句読点までこだわり文章作り、紙面からNFT配布もやってます。ぜひ #web3ならできる で感想呟いてもらえると嬉しいです🙏 pic.twitter.com/2gRX3VCtTF
— 渡辺創太 Astar Network (@Sota_Web3) September 26, 2022
なお、tofuNFTと「Oasys」は、22年9月末にAstar Networkが日本経済新聞に掲載した、Web3広告に名を連ねている。
この広告は、国内でブロックチェーンやNFT(非代替性トークン)などWeb3関連事業を提供している計329社が参加したというもので、Astar Networkの創設者である渡辺創太氏はアスターではなくエコシステムやコミュニティに特化した文言にしたとコメント。「#web3ならできる」というフレーズで日本の再起を願ったと、出稿の理由を説明した。
同プラットフォームの戦略や今後の展望について、株式会社COINJINJAの沼崎悠Co-founder&COOが説明する「tofuNFT」の解説動画はこちら。