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米国株は6月以来最大級の上昇、ビットコインなど仮想通貨相場も追従

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

週明けの暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比1.2%高の19,422ドル。BTCに次ぐ時価総額2位のイーサリアム(ETH)は、前日比3.5%の1,354ドルで推移した。

BTC/USD日足

過去10日間では最大のショートポジションのロスカット(強制清算)が発生。相場下落を見越して溜まっていたショートスクイーズをもたらしたか。

前日まで弱気シナリオを示していたアナリストのKALEO(@CryptoKaleo)氏は、”Uptober”に言及した。

Uptoberとは、アノマリーを示す「Up+October」の造語。

月ごとの騰落率では、夏枯れ相場後の10月(米国Q4)と2月は例年上昇傾向の季節性にあるが、過信は禁物だろう。

coinglass

なお、BTCの週足は陰線から陽線に転じた。ローソク足のコマは買い手と売り手が拮抗していることと相場の迷いを示しており、天井圏や底値圏では相場の反転を示唆することがある。

BTCの価格推移は先週、始値19,261ドルから安値18,659ドルまで下落するも、終値ではダウ(ナスダック)市場の反転に伴い19,572ドルまで反発して終えた。

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反発の背景

相場反転の背景には、先行指標の「ドル指数(DXY)」の上昇一服と、週末にかけての米ニューヨーク株式市場の大幅反発がある。

DXY/USD週足

12月以降の米連邦公開市場委員会(FOMC)にて、利上げ幅縮小の議論が始まる可能性について、米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたことなどが買い戻し機運につながった。

11月3日のFOMCでは0.75%の大幅利上げをすでに織り込んでおり、市場関係者の焦点は12月以降のFOMCへと移っている。情報筋のレベルに留まらず、次のFOMCで実際に利上げペースを緩める議論が始まったことが確認されれば、相場底打ちの根拠のひとつとなり得るだろう。

関連:世界の投資家が注目する米金融政策決定会合「FOMC」とは

FRB(米連邦準備制度)は今年以降、インフレ(物価高)抑制のために前例のないペースでの利上げを繰り返してきた。一方、過度の金融引き締めは景気を冷やしすぎる副作用が懸念される。

最近では、ユーロ、円、ポンドなど主要国の法定通貨に対する米ドルの強さを示す「ドル指数」の高騰も目立っており、ドル高・円安の加速から”24年ぶりの為替介入”に踏み切った日本をはじめ、他国にとっても看過できない水準となりつつある。

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そのため急速な利上げによる悪影響として、リセッション(景気後退)リスクのみならず、ドル依存の新興国などから資金流出が加速し、デフォルト(債務不履行)及び通貨危機に陥るリスクに警鐘を鳴らす論調も増加傾向にあった。国際通貨基金(IMF)によると、新興国の外貨準備高は2022年以降大幅減少している。

また、11月8日に次期大統領選の前哨戦となる”米国中間選挙”を控える中、株価に冷や水を浴びせるような政策および発言に慎重となる市場関係者が増えることも想定される。

一方、2022年以降は地政学リスクがかつてなく高まっており、市場関係者らはウクライナ情勢や台湾情勢の緊迫化に神経を尖らせている。金融引き締めフェーズは翌年以降も当面続くとの見立てから、一時的な相場の揺り戻しで安易に楽観できる状況にないのも確かと言えそうだ。

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