予定通りローンチ
イーサリアムのレイヤー2ソリューションである「zkSync」のv2版は予定通り10月29日にメインネットをローンした。
今回のメインネットは「Baby Alpha」という段階で、外部プロジェクトとユーザーはまだ利用不可能。Baby Alphaの主な目的は複数の利用例へのストレステストやバグバウンティプログラムを行うことだ。
Baby Alpha is here! We are proud to announce that today we hit our Baby Alpha milestone and have begun the march to Fair Onboarding Alpha and Full Launch Alpha.https://t.co/8PBC9sRNPS
— zkSync (@zksync) October 28, 2022
What we've accomplished and what's ahead 🧵 (1/6) pic.twitter.com/oOs5oNtHzs
Baby Alphaが終われば10月〜12月の間には次の段階となる「Fair Onboarding Alpha」を予定。zkSyncブロックチェーンに参加するプロジェクト(エコシステム/経済圏)がスマートコントラクトをデプロイすることが可能になる。また、その次は「Full Launch Alpha」で22年末/23年始に実施予定。すべてのユーザーが利用できるようになるという。
zkSyncは、ZKロールアップベースのレイヤー2スケーリングソリューション。ZKロールアップはトランザクションを集約してオフチェーンで処理し、生成した暗号証明のみをイーサリアム・ブロックチェーンに保存することで処理速度を改善しユーザーのプライバシーを強化できる。zkSyncのエコシステムには分散型金融のトッププロジェクト(Argent:ウォレット、Curve:DEX、Yearn:金利アグリゲーター)、インフラプロダクト(Chainlink:オラクル、The Graph:データインデックス、Gnosis:金庫)、現金ゲートウェイを含む100以上のプロジェクトが待機中だ。
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なお、zkSyncは11月上旬にまだ発行していないネットワークのネイティブトークンのトークンミクス(トークンに関する詳細情報)を発表する見込みだ。
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