はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンスラボ、約6億円をDeFiプロジェクト「Ambit Finance」に出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BNBチェーンの発展へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのベンチャーキャピタル部門「バイナンスラボ」は2日、DeFi(分散型金融)プロジェクト「Ambit Finance」に戦略的投資を行ったことを発表した。

投資金額は最大で約6億円(450万ドル)。両社は協業して、BNBチェーン上のDeFi領域を発展させ、ステーブルコイン「BUSD」や他の仮想通貨の実用性向上を目指す。

BNBチェーンとは

バイナンスがエコシステムに参加しているブロックチェーン。コミュニティ主導のプロジェクトとして、現在は世界の開発者や貢献者によって開発が行われている。

▶️仮想通貨用語集

Ambit Financeは、まだ公式ウェブサイトも準備中の新しいプロジェクト。DeFiプラットフォーム「Anchor Protocol」を主導していたメンバーなど、様々な経歴を持つ人々で構成されるチームが、Ambit Financeを運営している。

Anchor Protocolは、運用のためにロックされた仮想通貨の総価値「TVL(Total Value Locked)」が、約2.6兆円(200億ドル)まで増加したことのあるDeFiプロジェクトだ。

関連ポルカドット上のDeFiプロジェクト「Acala」、テラ基盤の「Anchor」を統合

今後はバイナンスラボとAmbit Financeで協力し、DeFiのアプリを複数ローンチすることを計画。このアプリは、イノベーションとセキュリティ、リスク管理に特化するという。

具体的には、BUSDをベースにしたステーブルコインで金利を稼げるようにしたり、レンディングや金融機関向けの仕組み商品などのサービスを統合したスーパーアプリを開発したりする。

関連:「レンディング(貸仮想通貨)」とは|仮想通貨を貸して利益を得る方法

バイナンスラボとAmbit FinanceはこういったサービスをBNBチェーン上で展開し、BUSDを初めとする仮想通貨のユースケースを増やしていく。さらに、BNBチェーン上の他のプロジェクトとも協業していくとした。

バイナンスの共同創設者で、バイナンスラボのトップを務めるYi He氏は、今回の出資について以下のように説明している。

バイナンスラボは、将来性のあるDeFiプロジェクトに出資していく。

たとえ市場が荒れていても、トラストレスなDeFiの発展に貢献することができるプロダクトを構築するチームやソリューションは存在していると信じている。

また、バイナンスの投資ディレクターTyler Z.氏のコメントは以下の通り。

今回の出資で、BNBチェーンコミュニティに高水準のレンディングサービスを提供できるようになるだろう。

我々は、Ambit FinanceがDeFiを一般層まで普及させることを望んでいる。

関連世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスとは|企業としての取り組みを紹介

バイナンスラボの出資事例

バイナンスラボはこれまでも、様々なWeb3プロジェクトに支援や出資をしてきた。

最近では先月10日、5回目となるインキュベーションプログラムの対象に、Suiブロックチェーン上のEVMプロジェクト「HANA EVM」を含む12のプロジェクトを選出したと発表。このインキュベーションプログラムは、「Web3の未来を形作る革新的なブロックチェーンプロジェクト」を支援することを目的としている。

関連バイナンスラボ、Suiブロックチェーン上の12プロジェクトを支援へ

また、同月22日には、デジタル資産のセキュリティサービス企業「NGRAVE」への出資を発表。すでに戦略的投資を行っていることに加え、これからNGRAVEが行うシリーズAの資金調達ラウンドをバイナンスラボが主導すると説明した。

関連バイナンスラボ、仮想通貨ウォレット開発企業NGRAVEに出資

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/20 月曜日
19:26
FRB、21日開催の暗号資産・決済会議の詳細を公表 サークル・コインベースら登壇へ
米FRBは10月21日開催の「Payments Innovation Conference」詳細を公表。ChainlinkやCircle、Coinbaseなど暗号資産関連企業が登壇予定。
17:47
AIフュージョンキャピタル、ビットコインを追加購入 保有量30 BTCに
AIフュージョンキャピタルグループは10月、約1億円分(6.13BTC)のビットコインを追加購入。累計購入額は約4億円、保有量は30.76BTC(時価約5億円)に到達。BitGoや博報堂と連携し、暗号資産運用を拡大している。
16:13
コンヴァノ、ビットコイン売買で7億円の利益確保
コンヴァノ(6574)はBTC高値売却・安値買戻しのトレーディング戦略で約7億円の利益を確保。保有量は665BTCに増加し、累計投資額は約114億円へ拡大。
14:25
NY市長選クオモ候補、仮想通貨振興へ新ポスト創設を公約
ニューヨーク市長選候補のクオモ氏が暗号資産振興へ新ポスト創設を公約。最高技術革新責任者とイノベーション評議会を設置し、AI・ブロックチェーン・バイオテクノロジーの3分野で市を先導する方針を表明。ウォール街を擁するニューヨークの暗号資産政策に注目集まる。
12:04
仮想通貨マイナー株価、ビットコイン上回る上昇 AIシフト背景に
仮想通貨マイニング企業のパフォーマンスが年初来2.5倍超上昇しビットコインを上回っている。アイリスエナジーやサイファーマイニングなどAI・HPC事業への転換が株価上昇の背景だ。
10:40
中国IT大手、当局介入でステーブルコイン計画を中断=FT紙
中国政府が複数のテック大手による香港でのステーブルコイン発行計画に介入。人民銀行は民間通貨発行やデジタル人民元への影響を懸念。香港は5月に世界初の包括的規制を施行したばかり。
10:15
仮想通貨トレジャリー企業の”錬金術”時代は終焉か=10x Research見解
10x Researchが仮想通貨トレジャリー企業のNAV暴落を分析した。ストラテジーやメタプラネットなどのDATは新たなビットコイン戦略への転換を迫られていると解説している。
10/19 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコイン市場回復の鍵やリップル社の事業拡大など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、BNB、XRPなどの主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
13:55
金融庁、銀行の仮想通貨投資解禁を検討=報道
金融庁が銀行によるビットコインなど仮想通貨の投資目的での取得・保有を可能にする制度改正を検討しているようだ。銀行グループの仮想通貨交換業者登録も可能にし、個人投資家の環境整備を図る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|バイナンスのユーザーへの救済金配布に高い関心
今週は、トランプ・ショックを受けた仮想通貨取引所バイナンスによるユーザー補償、メタプラネットの企業価値指標mNAVの低下に関する記事が最も関心を集めた。
10/18 土曜日
13:55
OneKeyが12万件のビットコイン秘密鍵脆弱性を報告、トラストウォレットに影響か
ワンキーがリブビットコイン・エクスプローラー3.xの脆弱性により約12万件のビットコイン秘密鍵がクラッキング可能になると報告した。トラストウォレットなど複数の製品が影響を受けている模様。
13:50
オープンシーが2026年1QにSEAトークン発行予定、供給量の50%をコミュニティへ配布
オープンシーCEOが2026年第1四半期のSEAトークン発行を発表した。総供給量の50%がコミュニティに配分され、収益の50%が買い戻しに使用される。ステーキング機能も実装予定だ。
13:05
G20、グローバルな仮想通貨規制の不足を指摘 ステーブルコインの課題も
国際的な金融監督機関FSBが、ビットコインなど仮想通貨の規制実施状況を評価する報告書を発表。各国規制の断片化と一貫性の欠如を指摘し、ステーブルコイン監督の課題も述べた。
10:55
著名ユーチューバー「ミスタービースト」、仮想通貨取引所商標を申請
登録者4億4600万人のユーチューバー、ミスタービーストが仮想通貨取引やDEX運営を含む金融プラットフォームの商標を申請した。バンキングや投資サービスも提供する計画だ。
10:05
決済大手ストライプ支援のL1チェーン「テンポ」、750億円を調達 イーサリアムOBが参画
ストライプとパラダイムが支援する決済特化型L1ブロックチェーン「テンポ」が750億円を調達した。評価額は7,500億円に達し、著名イーサリアム開発者も参画する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧